Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

予約がいる静寂 西大台ヶ原Ⅴ

2010-11-14 12:00:21 | 山歩き

Tozandou3 ここを超えてまず目に飛び込んできたものは 開けた土地にぽつんとあるトイレらしき建物でした。 いよいよ開拓地にやってきたようです。

Kaitakuato

Kaitakuato2 Kaitakuato3

Kaitakuato4 明治の初めに ここで開拓が行われました。その寒さは想像以上だったのでしょうか?この高野谷を切り開き(かなり広いです)ジャガイモ 稗 そば 大根などの種を播いたけれど実を結んだのは大根と何とか(風雨にさらされて看板消えていた)のみだそうで敗退を余儀なくされたそうだ。 日本でも有数の多雨地帯 冬の半端無い寒さ 日照不足 どれをとっても大変なことだったろうけれど 今目の前に広がる土地を見ていると 潰えてしまった夢に ちょっと胸が痛む。

水も綺麗なのにね。すぐ近くに小処温泉がある。 行ったこと無いけれど ここは人が住んでいるのに・・・・

しばし休憩をして 次へ  ここまでで半分ぐらいでしょうか?

Kasen 高野谷 ワサビ谷を渡って経ヶ峰 小処温泉への分岐まで歩きます。

Tozandou4このあたりは西大台ヶ原と言われる山域では一番標高の低いところ 

ずっと気持ちの良い歩きです。

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予約がいる静寂 西大台ヶ原Ⅳ

2010-11-14 11:27:56 | 山歩き

中ノ谷を超えてからはさらに山深く入っていきます。 と言ってもこの先には面白い場所があります。 開拓跡って言います。 明治の初め 京都のお寺宇治興聖寺が開拓のために入山した場所だというのです。今住所としてのみ残っているのだそうですが どんな場所なのか? どうして今住所だけになっているのか?興味いっぱいです。

Tozandou 左下に沢を見て歩き始めます。やがて沢を離れたらしく深い森にいました。

Miyamasikini2 ミヤマシキミですがなぜか赤い実が全くありません。 鹿が食べてしまっているのだそうです。シキミは毒があるので昔は墓場に植えて動物の墓荒らしに備えたと聞きました。実は毒が無いのでしょうか?

Miyamasikimi 柵の中は赤い実をつけた元気なシキミが。。。花芽ももう準備をしています。 いったいいつ咲く気でいるんだろう?と思えるぐらい早い準備です。 まだまだ寒い冬がやってきます。春まで無事にいるかしら? ジンチョウゲに似たかわいらしい花ですけれど

Koke2 不覚にも名前を忘れました。 食べられると聞いた気がしますが。。。

やっぱりレポはすぐに書かないといけません。

このあたりからは西大台名物?苔ロードです。

Koke3Tozandou2 木にびっしりついたキノコはおいしそうですよ。

キノコは解らないので触りませんが

Koke4 空気が完全に緑色をしている気がします。 良い色です。苔触ってみるとふわっと優しい感触です。

Koke5

Buna ここのブナは白い色していないね と私が笑ったら ブナの木を見てクイズになりました。

この木はブナですが ブナの本当の木肌が現れているところはどこでしょう?

地衣類がついてその上に苔がついているからブナは別の木のようになっておめかししていますが 傷まないのでしょうか?

Ki3 Yamatodani ヤマト谷を渡ります。少し広い川幅ですがだんだん河渡が上手になって来ました。 誰もドボンとはなりません。

いよいよ開拓跡にやってきたようです。

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予約がいる静寂 西大台ヶ原Ⅲ

2010-11-14 01:03:48 | 山歩き

ナゴヤ谷を越えてからは斜面をゆっくり登っていく。時々ドライブウェーからの車のエンジン音が聞こえて驚く。この景色に全く似合わない音だった。

Net あちこちにネットが張り巡らされている。無粋だけれど木肌を保護する作業はとても大変だし間に合わない。このブースはなんとしても森を守るぞって言うネットだよね。

Mori3 こうして守ってもネットのこっち側は丸裸になってしまうんだから 困った。

Ki コシアブラだったかハリギリだったか 忘れちゃった。

どっちもおいしい葉っぱだものね。 この山にはおいしいものもいっぱいあるんだよ。

コシアブラはおひたしに。。。だって おひたしにするほど手に入りません。天ぷらでも十分です。

Harigiri ハリギリの葉っぱです。ハリギリはタラの芽のようにとげで身を守っています。 とても背がたかくなるので 葉っぱを若芽を取るために東北地方ではわざと木を切って伸びないようにするのだとか  一度食べてみたい。

Ki2

Fukurotake あ タヌキノチャブクロや ちょっと前にH先生から教わったばかりのキノコ 突っつくと穴からもわもわと煙のように胞子が出てくる。 これが地面にできているとキツネノチャブクロ

ホコリタケの仲間なんだよね? こんなに早く自分の目で確かめられてうれしい。 それにしても面白いキノコだね。切って中が白いのは食べられるそうだよ。

小さな沢を渡る。 あれ? 今度は三人も流れの中に落ちたよ。 冷たそう。 私は? せーふ

Kato2Sawa なんと美しい景色なんだろう?

ここまではドライブウェーに平行して斜面を歩いていたけれど ここからは昔の開拓地を目指して降りていくので戻るなら今しかないよ。  と言われ もどるもんか こんなすてきな場所にいるのに。

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