Fuu

ある日には山 ある日には畑 自然体で気分良く暮らしています。

今年もやってきた 秋の籾糠山Ⅱ

2010-11-12 21:30:37 | 山歩き

Katura カツラの木は大家族なんだって 真ん中で朽ちたように見えるのはおじいさん おばあさん 新しい命はその横に白い細い枝を伸ばしている。 この木で一番細い枝は 孫 ひ孫の枝 だんだん育って 太くなると元の幹は朽ちていくんだって だからこんな形をしているんだね。 世代交代の木とも言えるけれど私には大家族の木に思える。

ますますカツラの木が好きになった。 

Mago 地元のおばさんとガイドさんは また春来たいなと言って戻って行かれた。 私たちは先に進むよ。

二人を頂上まで行かせたい。

Katura2

Kouyou2 籾糠山の紅葉は黄葉 ブナが多いからね。時々赤い木があるとほんの少しでもきれいだね。

Nagare

Ouyou 谷に沿って登っていくと 紅葉は深さを増してくる。 お天気がいまいちなのは残念だけれど 口をついて出る言葉は「きれ~」

沢の休憩スポットは木平湿原と籾糠頂上への分岐になっている。 ここから頂上へはちょっと急登が・・・・

おまけにガスが出てきて 彼女たちすっかり行く気を無くしている。 これじゃぁ行っても何も見えないかもしれないなぁ・・・

Kyuuto Gasu もう一つの登山道 ブナの木探勝路から来た道と出会うと気持ちが固まった。

「やめて 降りましょう。木平湿原を回って帰ろう。 頂上に行っても何も見えないし。」

で来た道を戻る。現在の標高1620メートル

今回いつもと違う設備が数カ所に配備されていた。 携帯トイレの使用ブース

Toire 試験的なものだそうだけれど これはありがたい。最近バイオトイレなど実にきれいなトイレがあり それが一番ありがたいことは確かだけれど 花摘みと称して草むらに消えるとティッシュの花が咲いていたりして とても不愉快な気分になることが多い。

このブースには 携帯トイレがおいてあって(無料で) ファスナーのついた大きな袋には 真ん中に 天ぷら油を吸い取るようなパッドが入っている。 ブースには真ん中に穴の開いたドーナツ状のいすが置いてあってそこの大きな袋をかぶせる。 終わったら引き出してファスナー付きの袋に入れて持ち帰る。

初めての体験なので使用してみた。頭がつかえる狭さを我慢すれば快適に利用できる。 今回は予算が下りたとかで無料だったけれど350円の原価のもの 無料にすることは無い。 国の仕分け作業で山のトイレを作ることが難しくなってしまった。 またくることが無いかもしれない山で 自分の欲求だけを満たして帰る事が平気な人が多いので こうしてもいつまでも快適に使えるかどうかは???である。しかし山を美しく保つには残念ながら少々お金がかかるのかもしれない。

そんなことを事を考えながら 木平湿原の稜線を目指す。

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今年もやってきた 秋の籾糠山Ⅰ

2010-11-12 12:00:55 | 山歩き

前にうちの会社にいた子 忘れた頃にメールが届く。 おかしな事に いつも内容は一緒。

「今 本宮山 これからお風呂に入って帰るね。」 こんなメールを今まで何回もらったことか・・・一度だけ本宮山に連れて行ったことがあるがその後は松坂屋シスターズ(元松坂屋に勤めていた仲間)で山登りを始めたらしい。 律儀に報告してくれているのか 私としてはどう返事して良いか解らなくて「頂上から報告してくれても 私何もできんよ。」

「どこか山に連れて行ってほしい」 ということだったのかとんとん拍子に山行きの日が22日に決まった。 どこにするか? 今年は紅葉はどうやろう? 籾糠もそろそろやなぁ・・・・

そうだ 籾糠行こう

豊田から高速飛ばすこと2時間少々 白川郷から紅葉を眺めながら天生峠へ  今年は10月の晴天率がひどく低い気がする。 雨は降らなくてもどんよりとした空は 紅葉もくすむ。 それでもきれいなことは間違いなく カーブを曲る度に歓声が上がる。

Cyuusyajyou 紅葉の時期とはいえ平日なので駐車場もさほど混んではいない。 準備をして登山口へ。 いつものMさんがいらしたのでご挨拶をしがてら 情報をもらう。

「いろんな人を連れてくるなぁ」とMさんが笑う。

Tozandou 晴れていたらこんな紅葉もきれいなんだろうけれどね

ゆっくりと谷筋を登っていく。

Tozandou2

この時期は花を探すことは難しく どこに何が咲いているかだいたい把握しているものの 姿を変えていたり 刈り取られていたりであまり出会えない。

Tururindou おや 蔓竜胆の可憐な花がまだ残っていますねぇ  赤くて長細い実もきっとどこかに・・・

Kouyou 飛騨の山が見える場所があるんだけれど。。。

この天気ではね。

Sawa 湿原から流れる小さな沢を越えると 天生湿原の入り口

Amousitugen トリの田んぼの跡だという伝説の湿原は ちょっと鈍色で良い色に紅葉している。

左回りで湿原を回って今日もカラ谷から木平湿原へ回って周回の予定。

Sawa2 湿原を降りて沢を越えるとカラ谷コースと木平コースへの分岐。 このあたりは春にはニリンソウが咲き乱れその中には緑のニリンソウも・・・しかし 今その気配は全く見えない。

キヌガサソウも本当に咲いていたとは思えない。みんな土の中? 水は美しいけれどこの時期には冷たそう。

Nwkko この空間も私の好きな場所。時々桂の甘いにおいがしてくる。

Buna ブナ探索路に寄り道をして 美人のブナにあってくる。

根っこを大事にするようにか 今ローピングされて近づけなくなっているけれど やっぱり美しい。水を流すためにできた水が深くなっているのかいくつかの木がくっついたようにも見える。

何でもNHKで放映したらしく カメラマンが次から次へとやってくる。

谷に戻って20分ぐらいゆっくり登っていくとつきました。 私が大好きな桂門

Katuramon甘い香りが漂っています。

桂門が見える場所に木が倒して二本おいてあったのでここでお昼を食べることにします。

カツラの貫禄ある姿を見ながら ゆっくりします。 嬉い時間です。

跡からガイド付きで来た地元の人と一緒になってしばらく籾糠への熱い思いを語り合います。(笑)

ガイドさんから栃のみせんべいをいただいて 私たちは スクナカボチャの煮たのや卵焼きなどを提供して 至福の時

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