伊吹山ネイチャーウォークをさえ様から紹介されたのは去年の事だった。
その頃私はまだ仕事をしていたし ずっとエコミュージアムの成人学級に通っていたので 即参加というわけには行かなかった。
ホームページはお気に入りに入れておいたけれどすっかり忘れていた。 一ヶ月ほど前にさえ様から「ネイチャーウォーク始まるよ」との報告を受けて 初参加。
メニューは伊吹野 小泉 大久保 下坂並のを散策しながら春の妖精達に出会う。
毎年行っているところだけれど 話を聞きながら歩くのは楽しい。
ホリデー切符を手に近江長岡へ向かう。 駅にはさえ様ご夫婦がお迎えに来てくれるとのこと。 しかし なんだこの天気は・・・・
家を出るときには晴れていたのに 名古屋のあたりからぽつぽつ やがて それが雪に変わり。。。。。はぁ 関ヶ原は完全に大雪
リッチプラザから眺める雪
羽布団をナイフで切り裂いたような雪が落ちてくる。
こんな日もやるんだろうか?
「ネイチャーウォークはお天気に恵まれない日が多いんだよね」
でもやるですか?・・・
山もまっ白だじょ・・・・
だからね 小泉のセツブンソウ保護地区に行っても雪に覆われて何処にあるのか・・・・
雪を薄く剥いで雪の下のセツブンソウを見る。 かわいそうに少し凍ってますよ
まセツブンソウの本来の姿かもしれない。 雪を割って自分の力で這い出してくるんだから。
それにしても 本当に可愛い
中を覗くと青と黄色の蘂が美しい。
白い花びらのようなのは萼なんだって 信じられん
キンポウゲ科
この時期仲間が次々と出て来る。
3月ももう終わりと言うに 福寿草さえ花を固く閉じている。
道路に出て 林道の方へ登って行く。途中に小川があってそこには いくつかの花が揃ってるはずなのだ。
スハマソウ
ミスミソウとの区別がうまくつかないけれど スハマソウと言われた。 去年も葉っぱなどとことん調べたけれど 決定的な違いを見つけられず。
お日様の光が無いからのぞき込んでやっとその姿を見ることができる。
中の蘂は可愛らしいんだけどね
セントウソウ
小さな 小さな花だけれど 地味な花だけれど 春の伊吹を届けてくれる。
林道を更に登ると 右の森にスハマソウとセツブンソウの群落があるのだけれど 今日は足下が悪いので辞めになった。
大久保のへ進む。
ここにもセツブンソウの群落があり 地元の人々によって保護されている。
一つだけぽつんと変種のセツブンソウ
花が黄色くて 大きさも一回りも二回りも大きい。
自然に出来た変種か?それとも故意に作られたセツブンソウ?
たった一つだけだから 自然に出来たものかな? 前に来たときもあったような気がする。
今日は長尾寺にも行く。 伊吹山4大護国寺の一つ 太平寺 観音寺 弥高寺と立派なお寺が建ち並ぶ伊吹山麓で姉川の合戦の時織田信長の兵火により堂宇の大半を焼失したとのこと
その後再興され唯一法灯を守るお寺として現在にある。 去年上平寺や弥高寺跡に登ったとき このお寺の事を知りいつか行ってみたいと思っていた。
長尾寺の文化財は毘沙門堂にあるようですが 今日は目的が違うのでお目にかかることは出来ません。 ハルニレの木で作られたという武将像見て見たいです。
三つ叉
ひらくもんかって言っているみたいに 硬いつぼみです。 でもかすかに甘い匂いが・・・・もうじきほころぶに違いありません。
ふきのとうに雄花と雌花がある事知りませんでした。
成長して姿が変わるんだと思い込んでいました。
それにしても美味しそう
毘沙門堂の上に 当時の長尾寺をしのぶ散策路が出来ていました。 49坊もあった往時を偲びながら一度歩いて見たいです。
大久保の公民館を過ぎてから 下坂並の土手に向います。 去年ぐらいから整備保護され始めたと言うアズマイチゲの群落を見ます。
と言っても この雪じゃねぇ・・・・期待は出来ませんが
あはは
やっぱりです。 どの子もみんなしたを向いて。。。
のぞき込んでやっと顔を見せて貰ったのがこれです。
キンポウゲ科の特徴の葉っぱさえしぼんでいて ミヤマカタバミと間違えそうです。 無いか?
残念です
カテンソウ
寒いせいでしょうか? 飛び出した蘂はまだ見当たりません。
メニューを終えて小泉まで戻る。
大荒れの天気で妖精達の最高の様子を見ることはできなかったけれど 沢山の花たちにあえて満足。
それに私には次の火曜日にまたここへ来る計画があったし
さえ様達に米原まで送っていただいて帰途についた。 おみやげはこれ 湖北のお話。
滋賀県の名産品が少しづついっぱい詰まっているお弁当だ。
さえ様有り難う
ネイチャーウォークの皆様有り難うございました。