【国民的統一戦線への探求】
地方自治体選挙と国政選挙
~大阪選挙区比例区選挙についての私見~
櫻井 智志
大阪府知事選・市長選で、日本共産党大阪府委員会が大阪自民党と共闘したことは、私は今でも正しかったと考える。
参院選大阪で、民主勢力はどう闘うべきか。私は、おおさか維新と大阪公明党、大阪自民党と正面から闘う姿勢が適切と考える。
なぜか?
ひとことで言えば、ダブル選挙は地方自治体の選挙戦であるが、参院選大阪は国政選挙であるから、良識的な大阪自民党は、国政の自民党本部の指揮系統で闘うことが必然的であるからだ。
大阪自民党は、以前の住民投票の大きな参謀格の大阪府連幹部が安倍・菅コンビによって唐突に更迭され、本部の言うがままでおおさか維新とも通底する人物が据えられた。そのため参院選に向けて、大阪自民党は早急に本部による改悪のてこ入れが進められ、参院選では自民党本部の言うがままに動く。
参院選最大のポイントは、安倍政権が自民党、公明党、橋下徹氏とおおさか維新の勢力で参議院で三分の二を占めて憲法改定を正面突破することを狙いとしている。それを公約として正面から据えるかどうかは別だ。今までもアベノミクスを選挙戦の柱としながら、終わったら国会では戦争法案にのめりこんでいった安倍自公政権である。
大阪の民主勢力と府民は、大阪自民党は独自のカラーを生かすことは自民党本部は認めないことを知るべきだ。選挙戦で「大阪」という冠はつけず、自民党とは安倍総裁のもとに一党独裁を志向するファシズム政党でしかなく、憲法改定のために公明党とくみ、先遣隊として橋下徹=おおさか維新を駆動させる。そのことをもとにして、
「戦争法を整備して憲法を改悪する連合」
それが闘いの対象であり、自公お維新の3党の候補を落選させるためには、生活の党・社民党・民主党・維新の党・新社会党・緑の党・無所属良識派などと連携して、自公お維新をともかくも落選させることだ。
「おおさか維新」と「大阪維新」は、一方は「大阪都構想」を大阪で進め、他方は東京永田町で「憲法改悪」を進めていく分業体制のようだ。大阪都構想は松井大阪知事が仕切り、「憲法改悪」の先遣隊は橋下徹が安倍総理のお先棒を担ぐ。
200%立候補しないと言っていた橋下は翌日シャアシャアと立候補した。大阪市長の任期が切れたことをもって政治家を離れる橋下は、当面よみうりテレビなどでニュースコメンテーターとしてお茶の間になじんで、七月の参院選には出馬する。おおさかか大阪か紛らわしいのだがオーサカ維新の国会議員当選はブームとなってフランス極右政党国民戦線のように大化けして、二桁当選の危険性さえ予想される。
安倍反動政権の上をいく極端なパフォーマンスで改憲勢力を全体的に右に引き寄せ、憲法改悪三分の二の自公お維新議席は、日本国の自殺行為となる。
その平和憲法抹殺の大衆的ブームをまきおこすか、阻止するか、まさに大阪共産党と民主勢力は、参院選という大阪夏の陣の最前線の闘争をになう。それはまさに1600年代の真田幸村の闘いに似ている。まさかNHKは大河ドラマで「真田丸」を放映するが、橋下徹のような個人的キャラクターは庶民受けするが、行った政治の軌跡は、A級戦犯として獄中に入れられた安倍晋三の祖父の発想のままだ。いわば「真田幸村争奪戦」となる。
日本共産党大阪府委員会は、日本全国の命運を握る選挙戦を闘う厳しさと栄誉とをになう。
JCP大阪から、現代のサナダ・ユキムラはきっと登場する。
JCP大阪そのものが集団的主体として真田幸村を体現する。
地方自治体選挙と国政選挙
~大阪選挙区比例区選挙についての私見~
櫻井 智志
大阪府知事選・市長選で、日本共産党大阪府委員会が大阪自民党と共闘したことは、私は今でも正しかったと考える。
参院選大阪で、民主勢力はどう闘うべきか。私は、おおさか維新と大阪公明党、大阪自民党と正面から闘う姿勢が適切と考える。
なぜか?
ひとことで言えば、ダブル選挙は地方自治体の選挙戦であるが、参院選大阪は国政選挙であるから、良識的な大阪自民党は、国政の自民党本部の指揮系統で闘うことが必然的であるからだ。
大阪自民党は、以前の住民投票の大きな参謀格の大阪府連幹部が安倍・菅コンビによって唐突に更迭され、本部の言うがままでおおさか維新とも通底する人物が据えられた。そのため参院選に向けて、大阪自民党は早急に本部による改悪のてこ入れが進められ、参院選では自民党本部の言うがままに動く。
参院選最大のポイントは、安倍政権が自民党、公明党、橋下徹氏とおおさか維新の勢力で参議院で三分の二を占めて憲法改定を正面突破することを狙いとしている。それを公約として正面から据えるかどうかは別だ。今までもアベノミクスを選挙戦の柱としながら、終わったら国会では戦争法案にのめりこんでいった安倍自公政権である。
大阪の民主勢力と府民は、大阪自民党は独自のカラーを生かすことは自民党本部は認めないことを知るべきだ。選挙戦で「大阪」という冠はつけず、自民党とは安倍総裁のもとに一党独裁を志向するファシズム政党でしかなく、憲法改定のために公明党とくみ、先遣隊として橋下徹=おおさか維新を駆動させる。そのことをもとにして、
「戦争法を整備して憲法を改悪する連合」
それが闘いの対象であり、自公お維新の3党の候補を落選させるためには、生活の党・社民党・民主党・維新の党・新社会党・緑の党・無所属良識派などと連携して、自公お維新をともかくも落選させることだ。
「おおさか維新」と「大阪維新」は、一方は「大阪都構想」を大阪で進め、他方は東京永田町で「憲法改悪」を進めていく分業体制のようだ。大阪都構想は松井大阪知事が仕切り、「憲法改悪」の先遣隊は橋下徹が安倍総理のお先棒を担ぐ。
200%立候補しないと言っていた橋下は翌日シャアシャアと立候補した。大阪市長の任期が切れたことをもって政治家を離れる橋下は、当面よみうりテレビなどでニュースコメンテーターとしてお茶の間になじんで、七月の参院選には出馬する。おおさかか大阪か紛らわしいのだがオーサカ維新の国会議員当選はブームとなってフランス極右政党国民戦線のように大化けして、二桁当選の危険性さえ予想される。
安倍反動政権の上をいく極端なパフォーマンスで改憲勢力を全体的に右に引き寄せ、憲法改悪三分の二の自公お維新議席は、日本国の自殺行為となる。
その平和憲法抹殺の大衆的ブームをまきおこすか、阻止するか、まさに大阪共産党と民主勢力は、参院選という大阪夏の陣の最前線の闘争をになう。それはまさに1600年代の真田幸村の闘いに似ている。まさかNHKは大河ドラマで「真田丸」を放映するが、橋下徹のような個人的キャラクターは庶民受けするが、行った政治の軌跡は、A級戦犯として獄中に入れられた安倍晋三の祖父の発想のままだ。いわば「真田幸村争奪戦」となる。
日本共産党大阪府委員会は、日本全国の命運を握る選挙戦を闘う厳しさと栄誉とをになう。
JCP大阪から、現代のサナダ・ユキムラはきっと登場する。
JCP大阪そのものが集団的主体として真田幸村を体現する。