【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【報道特集2022.12.3~中国コロナ禍デモ・「統一協会・原発耐用期限~】

2022-12-04 02:20:50 | 政治・文化・社会評論
【報道特集2022.12.3~中国コロナ禍デモ・統一協会・原発耐用期限~】





❶ドーハの歓喜
「ドーハの悲劇」と呼ばれてきた。「ドーハの歓喜」へと変換できたことがサッカー界とファンにもたらされてよかった。

❷統一協会の射程
「統一協会」問題は、宗教のジャンルだけでなく、「外交交渉、家庭社会学、結婚・出産・性」の混沌とした総合的領域に広がってきた。1950年代からもう70年間。韓国本部から半世紀以上も日本国内に影響を与え続け、岸信介氏など日本政界の保守・極右政治家から国家から自治体まで政治全体に根深く影響していることに言葉が出てこない。



❸中国国民とコロナ禍デモ
中国国民がデモやストライキで意思表示することは、現代社会の人権状況で当然のことと考える。私が驚いたのは、あの「天安門事件」だ。銃も剣も持たぬ若者たちが天安門広場に集まった。警官隊や軍隊などが広場に集まった人びとに銃殺を含む弾圧をおこなった。中国政府が思う以上に、このことは世界各国へ中国の暗部を広く知らしめた。似たことは、戦後日本史でもあった。戦後直後の「血のメーデー事件」など占領した連合軍=GHQは、いくつもの謀略事件と関係が噂された。結局事態は闇の中のまま。

❹天安門事件と現在中国
日下部キャスターの取材に答える中国人若者の言葉が感動的だ。また天安門事件のリーダーとして動した王丹氏が現在の若者たちの白紙運動に、経済面だけでなくネットへ習近平主席が厳しい管理を行っていることの本質を挙げる。民衆の力は強くなり習近平氏は若者層と追いついていけないとも。



❺「原発運転期間の延長に異議が」

 再エネの比率は20%。現地住民の中から再エネ事業をたちあげた佐藤さん。氏は、どさくさに紛れて原発政策の転換に、国会議事堂の前に原発をつくり自分たちが使う電力を自分たちでつくりなさいと言う。政府は今月中に原発政策の転換をねらう。原発をさらに60年など延期する政策。現役官僚はその危険性を指摘する。原子力規制委員会は全員経産省ゆかりのメンバーとなった。その独立性は保たれているか。山中伸介委員長は 政府の政策に口を出さないと同時に政府に介入させないと述べた。
 東海第二原発や福島第一原発も、使用限度を40年以上使えば安全に影響することを知るした文書が発見された。原発耐用年数を40年から60年に変えようとする現政府の方針に科学者や関係者は根拠がなく安易に変えることの巨大な危険性を指摘する。福井・美浜町の住民は、原発の安全期限を60年に変える政府方針に強い不安をもっている。一番長い高浜原発さえ47年。いまウクライナへのロシア侵攻に原因があると言っている政府。ロシアへの経済制圧など世界的外交交渉の無策が、協力でなく対立による経済資源の現状に至っている。