【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【永岡浩一さんからの通信】

2023-01-18 21:07:21 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】


TBSラジオ 荻上チキセッション(2023/1/18) 崎山敏也 福島原発事故の東電幹部刑事裁判控訴審判決を語る、福島第一原発に津波の来る長期評価は確定、しかし刑事司法は原子力マフィアのロボット、二審の裁判官は事故現場を見ず、このままだと第2、第3の原発事故の危惧あり、そして福島の被災地は阪神淡路大震災同様高齢化してこのままだと破綻、原子力マフィアの陰謀を放置したら国家破滅を警告する




 永岡です、TBSラジオの荻上チキセッション、特集メインセッション、探求モードは本日の東電刑事裁判東京高裁判決、一審に続いて全員無罪、大竹まことゴールデンラジオで第一報を聞いて半分予想されたものの激怒、この件、高裁判決の示したものを原発取材のスペシャリストの崎山敏也さんが報告されました。パートナーは南部広美さんでした。タイムフリーで聴きました。

 長期評価では15mの津波が福島原発に来るとして、しかしまたもや無罪判決、細田裁判長は津波を予測できない、双葉病院44人の死亡、東京地検は不起訴、検察審査会で強制起訴、しかし燃料デブリ問題と汚染水問題も無限のデタラメ、崎山さんスタジオ出演、震災、貧困も取材、学生時代から原発を取材、判決について、法廷は14時から、崎山さんは法廷の外、告発人の方が不当判決というどよめきを聞いて、責任をはっきりさせろ、東電の責任を問わないとまた原発事故だというもの、判決文は2時間以上読み上げ、弁護士の方も判決文を解析、一審は37回公判、津波の専門家を証人に呼んでしたが、控訴審は公判3回のみ、告発人と東電側、裁判長に現場を告発人は見てくれとして却下されて3回で結審、一審と同じ証拠で高裁は判断して、一審の判決文のコピペになった。

 この裁判の中身、刑事裁判、業務上過失致死傷、東電の3人、東電は津波が福島原発に来ると2008年にわかり、3人は柏崎刈羽原発の不祥事もあり、国は2002年に津波予測をして、福島第一原発に15mの津波だと指摘して、しかし福島第一原発は10mしかなく、予測できたのに対策せず、東電の3人に事故の責任があり、業務上過失致死傷の罪で告発。津波の専門家は福島第一原発に津波と警告、しかし武藤氏が安全対策であり、15.7mの津波と東電子会社が試算して、3人はビックリと調書にあり、さらに、他の研究書に調べさせて、その間に3・11。

 裁判の争点は、経営陣が15mの津波の津波を予測できたか、予見可能性について+予想できて、それを防ぐ対策をしなかったことを罪に問えるか、結果回避可能性、対策していたら原発事故はなく、争点は予測できたかになり、この点は東電の株主代表訴訟では予測できたとして、経営陣に13兆円の賠償、しかしこれは民事訴訟、株主と東電経営者の意見を比較、刑事裁判は国家が罰を与えるもので、民事訴訟より、それ以外なかったという、もしかしたらこんな責任があった疑いは挟めないくらいの立証が必要で、民事訴訟り刑事裁判はハードルは高く、罰金、懲役など゜国が罰則なので、民事訴訟より厳しい立証が被害者に求められた。

 そして、調書は特殊、最初福島地検に告発、そして本社のある東京地検に行き、不起訴処分、検察審査会の2回の強制起訴、2009年の裁判員裁判で、検察審査会が二度起訴すると、指定弁護士が起訴、検察が不起訴だと、検察は様々な捜査をするが、その証拠は不起訴だと公開されず、指定弁護士には検察の証拠が渡されて「裁判にならないと隠蔽された証拠が出てきた意味は大きい」。刑事裁判になった意味は大きく、被災者、遺族には怒り心頭であるが、刑事裁判になった意味は大きい。

 検察は指定弁護士に全部渡し、しかし隠蔽はないかチェックは必要、冤罪の場合だと隠蔽はあるが、今回は福島第一原発に15mの津波という証拠、そして安全対策はどうかというものは法廷に出て、東電がどうして事故を起こしたか、材料は出た。一審判決は2019年9月に出て、全員無罪、二審も控訴棄却、一審の時も、崎山さん解せないのは、国の機関が津波を考察して、福島第一原発に15mの津波だと分かったのに、一審だと長期評価は完全に信用できないという判断になり、多くの専門家が合意した見解、これは公表されて意味・重みがあるのに、長期評価は信頼性に疑問、当時一般の防災に取り入れられないというもの、東電の子会社が試算したのに、一般に知られない。チキさん、赤信号みんなで渡れば怖くないと説かれて、崎山さん、経営陣に責任はあるが、日本原電、東海原発の会社は国の長期評価を基に東海第二原発に津波と知り、東日本大震災の時に、非常用発電機の対策を直前にしていた=放置したいたら東海第二もメルトダウン、日本原電は対策、上層部に報告、しかし東電は福島第一原発に対策せず、経営陣は長期評価を信用できないというもの。チキさん、セカンドオピニオンを考えるべきと説かれて、崎山さん、経営陣はコスト、時間、さらに工事期間に原発を止めるので莫大な損失、しかし日本原電は対策して、東電はせずに福島第一原発に事故、一審の裁判官は完璧な予測できず、対策には原発を止める必要があり、しかし当時2009年には原子力規制委員会はなく、命令するシステムなしで、できなくてもいいとなった。チキさん、ツイッターで、原発のリスク管理は厳しくすべきと怒られて、崎山さん、原発政策を弁護ではないが、古い原発にさかのぼり適用など2009年にはわからず、リスナーのいう、最先端の対策をすべきというのは崎山さん同感。そして対策をすると原発運転はダメになり、二審で指定弁護士は、非常用発電機など対策できて、ゼロか100かではなく、非常用発電機を水没させないと、証人申請したのに裁判所はそれを認めず、それで裁判官がその点をどう考察したか、絶対に事故だめとして、やれたことはあるのに、それを裁判所はセカンドオピニオンのことを考えず、原子力マフィアの言い分を認めて、東海第二も津波にやられても、対策して非常用発電機は動いてメルトダウンはなく、しかし崎山さんは責任が、民事訴訟だと認められて、刑事裁判で無罪判決でも東電は無罪放免ではない。

 そして、他の多数の福島原発事故の訴訟への影響を後半考察、チキさん、上告するかと問われて、崎山さん、上告理由が必要、控訴審判決そのままはあり得ない。昨年6月に、原発事故のために避難された方などの集団訴訟の最高裁判所の判断、東電には責任を認めても、国は責任なしとされてしまい、東電は事故の責任はあるが、最高裁判所が国の責任を否定した理由に、予見可能性はどうしてか審理されず、その際に崎山さん問題と指摘、防潮堤があっても事故を防げずというもの、3・11直前だと津波対策は防潮堤になり、しかしポンプ、非常用発電機を津波から守るというものは無視、防潮堤があっても事故だとムチャクチャな論理。東電は責任ありとなった。しかし、正反対なのは昨年夏の、東電株主代表訴訟、13兆円経営陣に払えと一審だが出て、予測については、長期評価については科学的信頼性があり、東電の子会社が津波15.7mと予測、建物に浸水を防ぐのは3・11の前でも対策はできた、ポンプ、外部電源を水から守れたとして、経営陣に13兆円払え。民事と刑事だと刑事はハードルが高いとしても、同じ長期評価のものでもあまりに対照的。前橋地裁は国の責任を認めて、これは優れた判決と崎山さん考えて、しかし最高裁判所は原子力マフィアの味方になった。規制機関が運用側と同じ、コストのために津波対策せず、しかし津波・地震は待ったなし、規制機関は原子力マフィアのロボット。

 崎山さん、裁判は刑事裁判も上告、東電の責任をもっと問うべき+福島第一原発だと核廃物が無限にあり、高レベル廃物は10年以上放置、これは大問題、そして被害者は無数いて、福島に戻っ人もいるが、阪神淡路大震災と同じく被災者は超高齢化になり、若い人はいない、それらを、崎山さんチェックして、被災者の生活をこれからも取材すると締めくくられました。私・永岡は、株主代表訴訟で13兆円(13億円ではない!)が出てひょっとして勝俣氏ら別荘行きかと期待したものの、やはり司法も原子力マフィアの手先、というかこの国の三権は原子力マフィアの支配下、これを何とかしないと第2、第3の原発事故(あるいは戦争でやられる)で国家破滅です。これも拡散して下さい、以上、崎山さんのお話でした(なお、赤旗日曜版は高市氏追撃の模様、高市氏も原子力マフィアの一因、追放させるべきです!また文春(https://bunshun.jp/articles/-/60162 )は立憲から自民に行った今井氏のデタラメ、さらにネットには必殺仕事人中条きよし氏のデタラメです)。





【永岡浩一さんからの通信】

2023-01-18 18:27:38 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】


ラジオ関西 ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー(2023/1/18) 西谷文和 福島原発事故の経過、麻生氏のいう原発事故の死者はいないは嘘、無数の人々が故郷を追われて、そして美浜や東海村で犠牲者は出ている、汚染水は危険なのに原発事故の意を受けたマスメディアによる加害者が被害者面する問題、政府は国民に忘れさせてあきらめさせるやり方に屈してはダメ、ともかく選挙に行き、まともな野党を市民が育てて壺漬けの自民党を追放すべきことを語る


 永岡です、ラジオ関西の、ばんばひろふみ!ラジオ・DE・しょー、今週のばんばん侍はフリージャーナリスト、新聞うずみ火編集委員の西谷文和さんでした。増井孝子さん、露の吉次さんも同席でした。西谷さん、散髪された姿でスタジオ登場です。

 今回のテーマは原発、麻生氏が15日に暴言、原発事故で死亡事故はゼロというもの、もちろん死者はいて、2004年の美浜事故、配管破壊で5人死亡、関電はこの配管、本来なら強いステンレスで作り頻繁に点検しないといけないものをさびる鉄で作って28年放置、化学工学を知っていたら大学生で危険だと分かるものを放置して事故、さらに99年の東海村JCO臨界事故、大量に被爆で二人死亡。ばんばんさん、麻生氏は放射能で死んでいないという意味だと怒られて、西谷さん、原子炉建屋では福島原発事故でも被曝による死者はいないが、しかし福島原発事故で未だに故郷に帰れない人数万人、孤独死。麻生氏はだから原発は安全だというものの、麻生氏のいう原発は一番安いは大嘘、龍谷大学の大島堅一さんは電力会社の有価証券報告書から原発が一番高いと算出、そして麻生氏の言う通り原発が安いなら世界の投資家は原発に投資するがそんなバカはいない、再生可能エネルギー、風力、太陽光発電に投資、そもそも東芝破綻の原因はアメリカのウェスティンハウス買収、東芝はサザエさん提供を降りて、原発は一番高く、多数の犠牲者を出している。ばんばんさん、麻生氏のデタラメはなぜかと怒られて、西谷さん、暴言王、北海道は温暖化で米がおいしいと暴言して謝罪していない。

 そして、岸田政権で福島原発事故の汚染水(メディアでは処理水、青木理さんがテレビで汚染水というとネトウヨに叩かれたもの)を春~夏に放出、しかし汚染水で、原発の専門家の小出裕章さんによると、トリチウムだけでなく、ストロンチウム、ヨウ素125もあり放出はダメというもの、ストロンチウムはカルシウムと似ている(専門用語でアルカリ土類金属)で体内に入るとカルシウム同様骨に入り内部被曝で白血病になり問題、セシウムはカリウムに似て(専門用語でアルカリ金属)、筋肉に入り問題。増井さん、7流したらダメだと怒られて、西谷さん、もちろん排出はダメ、原発の専門家の森重さんは、水ではなくマイナス20度の空気で12年たち炉心デブリはかなり冷えて、水を使わず冷却可能と言われて(永岡注:小出裕章さんは2013年夏に重金属で冷やせと言われています)それでOKなのに原子力マフィアはそれをしない、そして地下水が莫大に出て、それは元々この土地は標高30mのところが、切り崩して10mにして、これは原子炉を冷やす海水を送るポンプの電気代をケチったため、1秒7トンの莫大な海水で冷やさないとならず、ポンプの電気代は高いため、ばんばんさん、原発の電気でやれないのかと問われて、西谷さん、原子炉を冷やす電気は原発に作れず、外部電源が必要、しかし切り崩さなかったら福島原発事故は、津波が17mのため起きなかった。そして福島原発に東北だと津波が来ることは長期評価で2009年にはわかっていたのに対策せず。

 東北電力の女川原子力発電所は切り下げをせず、助かり、東北電力は東北に津波が来ると地元で知り切り下げず、しかし東電は地元でなく、福島県民死ねであり、傲慢な原子力マフィア。小出裕章さんは、2011年3月の福島原発事故の直後、地下水があるので5月に鉄板で防げと提案されたのに、1000億円かかり、2011年の株主総会を乗り切れず対策せず、そして汚染水地獄。そして鉄板を先送りして、凍土壁を作ったが、全部凍らず(永岡注:水は0度で凍りますが、不純物があると凍る温度は下がり、さらに水が流れていると凍る温度はもっと下げないとならず、私のような物理化学の専門家が見たら一発でアウトとわかる)、この先送り体質、自分が社長の時に何もないといい、我がなきあとに洪水来たれ体質はこの国の宿痾。ばんばんさん、軍事費倍増の赤字も同様だと怒られて、西谷さん、孫ひ孫に建設国債でツケ、自分はいない。領収書改竄の高市氏すら事故で死者は出ていないと嘘を言い撤回謝罪、しかし麻生氏はしていない。

 麻生氏は謝罪せず、イタリアのマフィアみたい、福島、北海道の人に謝らず、しかし麻生氏はムチャクチャな金持ち、そしてボンボン、選挙の際に有権者に、下々の皆さんにとデタラメをいう始末、麻生財閥、吉田茂氏の孫、ムチャクチャ。こんな発言は政治家失格、とんでもない人間が自民党の中枢にいて問題。ばんばんさん、政治家も官僚も責任を取らないと怒られて、西谷さん、それを選挙で替えないといけない。国政選挙はまだかも知れないが、統一地方選はあり、21日に大阪博打場問題を考えるイベント、しかしまだ大阪市長選候補は未定、女性候補が、杉並区長の岸本さんみたいにいいと思われるし、暖かく、人間を大事、戦争アカン、そういう選択肢が必要で模索中。大阪では維新が圧倒的に強いが、カジノのことも選択肢にすべき。

 ばんばんさん、お先真っ暗だと説かれて、西谷さん、日米同盟があり、基地、オスプレイはアメリカの許可がいるが、原発や子育てさんはアメリカの許可なく、政権交代でやれる。消費税も国内問題、政権交代で引き下げOK。ばんばんさん、消費税増税だと怒られて、西谷さん、消費税増税は一番やりやすい、国民が黙っているか、イギリスはストをする。ばんばんさん、国民は納得していない説かれて、危機感はあり、西谷さん、あきらめさせられている、立憲民主党も自民と同じ、立憲の今井氏、自民にズラトンされる始末。

 ばんばんさん、立憲が維新と共闘はおかしい、水と油と説かれて、西谷さん、京都で福山哲郎さんと維新がバトルであり、泉代表はおかしい。野田政権、安倍政権の前で消費税増税その際のメンバーは岡田氏、安住氏ら、今の立憲民主党は旧民主党政権末期と同じ増税クズたち、小池氏の希望の党問題で、憲法を守るとしたものが排除されて、立憲民主党、しか永田町の権力に入りたい。ばんばんさん、まともな、頼れる大きな野党がないと怒られて、西谷さん、イギリスも政権交代はあり、影の内閣を作り、イギリスのスナク総理は人気なくまもなくつぶれる、ドイツのショルツ首相も同様、そして投票率は6,7割行き、しかし日本だと5割で統一協会票や組織票がものをいう。

 ばんばんさん、マスコミの姿勢も問題だと説かれて、問題の伝え方はダメ、西谷さん、汚染水で風評被害ではなく、実害、トリチウムも入り、生物は食物連鎖があり、プランクトンから魚などの生態濃縮のことをマスコミは言わず、金をくれる原子力マフィアの広報機関になっている。さらに原子力規制委員会というのも嘘、今中先生は再稼働推進委員会というほど、原子力マフィアの手先。言葉がマスメディアでは問題、沖縄でオスプレイ、ヘリの墜落を不時着と詐称する始末。権力の広報になり、消費税は広く薄くではなく、金持ちから税をとるべき、しかしテレビが有権者をあきらめさせて、投票率を下げる方向、森喜朗氏、2000年の衆院選で有権者は寝ていろと暴言、権力は有権者にあきらめさせる、忘れさせる方向、それをマスメディアが後押し。昨日は1・17、阪神淡路大震災28年、神戸空港などを作る時ではないという市民の意見を無視、住民投票無視でゼネコンや神戸製鋼(この実名は西谷さん言われませんでしたが、神戸製鋼の社長、会長は神戸市長、兵庫駅知事より権力を持っているのが神戸です)などのために神戸空港ゴリ押し、早く忘れて、あきらめてである。ばんばんさん、日本人はすぐ忘れると説かれて、西谷さん、悲しいことで忘れたいとしても、原発事故や地震のことは忘れてはいけない。そして統一地方選、さらに衆院選もあると推察、自民の中枢は、岸田総理に消費税増税や原発再稼働、軍事費倍増などさせて、そして岸田総理を更迭させて新しい顔で総選挙に勝ち、メディアに投票率を下げさせる。ばんばんさん、自民に女性総裁の可能性があると説かれて、西谷さん、イメージを変えて、さらに小選挙区制だと党首の人気で選挙結果は決まってしまうが、議員たちは、菅氏の時にそれで更迭、ポンコツ総理スガーリンの正体の本を出されてよく売れて、しかし増刷の途端に更迭して売れなくなったもの、相談してくれ、在庫の山(笑)と怒られて、21日にカジノ問題のイベント(https://www.radiostreet.net/wp/wp-content/uploads/2023/01/1.21%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E6%B0%91%E3%81%AE%E9%9B%86%E3%81%84.pdf )をされるもの、政府、マスメディアの忘れろ、あきらめさせろではない、玉川徹さんもモーニングショー干されたが何とかやっていると締めくくられました。貴重な内容で、これも拡散してください、以上、西谷さんのお話でした。

【永岡浩一さんからの通信】

2023-01-18 12:16:52 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】

ジャム・ザ・ワールド-UP CLOSE(2023/1/17) 青木理&吉原真里 天才音楽家バーンスタインと二人の日本人の本を語る、アメリカの国会資料館に大音楽家、バーンスタインの私信も含めた膨大なアーカイブがあり、そしてセンセーショナルなものではなく、音楽を通して平和を希求したバーンスタインの遺志を継ぐべき、しかしどこかのアメリカケツナメ国家は公文書改竄、隠蔽、廃棄と民主主義と平和の敵、アホを追放して民主主義を回復すべきことを強調する


永岡です、アマゾンミュージック配信のジャム・ザ・ワールド-UP CLOSE、火曜日の担当はラジオジャーナリズム界の首位打者、ジャーナリストの青木理さんでした(https://music.amazon.co.jp/podcasts/8b57f1db-5114-443e-8ff9-eb4f6c35dc41/episodes/aa3a8e2b-229d-480e-85de-7ab22bf2b8f4/jam-the-world---up-close-2023-01-17-%E9%9D%92%E6%9C%A8%E7%90%86%E3%80%8C%E5%A4%A9%E6%89%8D%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E5%AE%B6%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%A82%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%80%8D )。

ジャーナリストの平野幸夫さん、岸田総理が国民の苦境無視でやりたい放題のデタラメをブログで批判されています、https://ameblo.jp/hirano-yukio/entry-12784709743.html さらに、赤旗スクープ、防衛省情報本部の予算が10年で1.4倍、過去最多というもの、https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2023-01-17/2023011701_02_0.html 要するに国民監視、この国、どんどん第2の戦前になっています。また高市氏、赤旗スクープでデタラメ暴露されて、ツイッターで逆切れですが、しかし領収書改竄は有印公文書偽造の刑事責任もあり、まさに自民党は犯罪者集団、解散すべきです

大竹まことゴールデンラジオ、武田砂鉄さん、神宮外苑再開発の問題点を語られて、毎日に東京五輪、海の森新設に6億円、昨年末に国立競技場の維持管理費13億、民営化をしても年間10億+維持費、コンパクト五輪は大嘘、さすがに政治家も関係者も黙り、しかし神宮外苑、当初はそこと調和するいいものを、100年後に残る森のスタジアムと言っていたが、新国立競技場を起点に再開発、商業施設、高層ビル計画。ここは風致地区で15m以上の建築はダメなのに、新国立競技場のために反故+未来の環境問題のためと嘘を言い、平尾剛さんは、神宮外苑の悪用を防ぐ署名活動されて、平尾さんと砂鉄さんコラボ、秩父宮ラグビー場の再開発を政府は計画、しかしこれは改悪+環境破壊のスポーツウォッシュ、青空の元で試合できず、人工芝、観客席減り、そもそもラグビー場ではなく、屋根の開閉はなく、砂鉄さんは父親がラガーマンで、空の元でやる意味、しかし人工芝だとケガも増えて、今のラグビー場を守るべきと平尾さん指摘、さらに100年の木を切るのはおかしいというもの。大竹さん、高さ制限撤廃はゼネコンやりたい放題、五輪を大義名分に環境破壊+大赤字だと怒られて、砂鉄さん、五輪施設はみんな赤字、東京五輪は国民を不幸にして、さらに不幸を押し付け。平尾さんのような元アスリートは反対せず、政治家は環境問題というが、開発でウハウハのもの。大竹さんの憩いの場も破壊、樹木伐採で自然破壊、神宮球場と秩父宮の再開発は地球環境破壊、国立競技場も64年のものを補修からあの始末、さらに周囲のアパート立ち退きとムチャクチャだと指摘されました。



今週の青木さんのゲストはハワイ大学アメリカ研究学部の吉原真里さん、天才バーンスタインと二人の日本人、親愛なるレニー、バーンスタインと戦後日本の物語(https://books.rakuten.co.jp/rb/17302679/ )、天野和子さんと橋本邦彦さん、バーンスタイン(1918-90)は私も実演は聞いたことはないものの、CDたくさん持っていて、弟子の佐渡裕さんはよく実演聴いています(先週は佐渡さんがバーンスタインのシンボル、マーラーを演奏するのを聴きました。あまり演奏されない交響曲第7番という珍しい作品で観客は大満足でした)。この火曜日にクラシック音楽は珍しいもの、吉原さん、ハワイからリモート出演、アメリカは記録を残すことの意味を青木さん知ってほしいという企画、昨年10月に出たノンフィクション、青木さん興味深く読まれて、バーンスタインは20世紀最大の指揮者、作曲家、ピアニスト、バーンスタインと日本の知られざる交流があり、吉原さん、バーンスタインは日本が好き、亡くなる前に札幌PMFを創設、バーンスタインは7度来日、小澤征爾と親交、五嶋みどりさん、佐渡裕さんと深く、しかし天野さん、橋本さんは知られず、天野さんはバーンスタインのニューヨーク・フィルデビューから交流、最初は結婚前、1929年名古屋生まれ、子供時代にパリ、戦争で1941年に日本に戻り、1947年、占領下で図書館にてバーンスタインについてのエッセイを読んでファンレターを18歳にて送り、バーンスタインの古いファン、返事をもらい、バーンスタインの支援を家族ぐるみでした。青木さん、バーンスタインが和子さんに憧れて、ファンを超えて交流は素晴らしい。橋本さんは、芸能ニュース的になるが、バーンスタインはバイセクシャル、本人も公言だというもの、吉原さん、公言したが、奥さんもそれを結婚前から知りそれを理解して、二人に理解、愛情をと奥さんから言い、理解・同意で結婚、3人の子供と幸せな家庭生活、同時に男性の恋人もいて、70年代後半はバーンスタイン、男性に惹かれるのと家庭生活の両立困難で、78年にトム・コスランと住み、妻フェリーシャは怒り、しかしフェリーシャは末期がん、バーンスタインは妻の元に戻り看護、フェリーシャは78年に亡くなり、献身的な看病。青木さん、バーンスタインは90年に亡くなり、その恋人が日本人の橋本邦彦さんは、世界的なスクープだと説かれて、橋本さんはシドニーにおられて、吉原さん、橋本さんと交流、実名で描く許可を得て、バーンスタインと戦後日本の意味があったと説かれて、吉原さん、橋本さんの手紙は偶然発見、2013年夏にアメリカの議会図書館に行き、バーンスタインの記録があり、しかしバーンスタインその人ではなく別の研究のために行くと、バーンスタインコレクションは驚異的、バーンスタインのすべてがあり、作曲した作品、レコード売り上げなど1700箱、40万点という天国?地獄の資料、それを調べて、気分転換に目録を見たら、コレクションの大半が個人所管、バーンスタインに手紙を送った人のリスト、著名な音楽家はもちろんあるが、天野和子さん、橋本邦彦さんがあり、何者かと吉原さん、研究プロジェクトと逸脱するが閲覧を請求して私信が出てきた。青木さん、アイザック・スターン、小澤征爾ならともかく、その日本人は意味があったと説かれて、吉原さん、橋本さんの手紙は多く、何者かと閲覧を請求、そこに手紙があり、一通目からビックリ、明らかに切々とつづられた、明らかなラブレター、読んで胸の締め付けられるもの、それを書いたのが誰か、送り先は誰か、それに関わらずドキドキ、吉原さんにとって無名の日本人がバーンスタインに宛てたものを発見してビックリ。青木さん、バーンスタインの最後の恋人は日本人というようなスキャンダラスなものではなくやり、バーンスタインは亡くなり32年、その作業の困難さを説かれて、吉原さん、橋本さんにメールを送り、手紙の保管を知ることはなく、さらに吉原さんに発見されてビックリ、さらに本を書くというのでビックリ、丁寧な長いメールをくださり、橋本さんとバーンスタインはのやり取りを見て、誠実な紳士であり、何十年も前、プライベートなこと、それを世に出すのは抵抗があるが、バーンスタイン亡くなり30年以上、橋本さんはバーンスタインを愛されて、バーンスタインのレガシーを世界に伝えるのに了解、しかしバーンスタインの家族の了解があればOKになり、吉原さんはバーンスタインの家族と直接面識はないが、事務所を通して家族の同意を得た。

青木さん、バーンスタインと戦後日本、本を見て、手紙が議会図書館にあり、しかし日本は公文書改竄、廃棄して、20世紀の大マエストロの記録を残したバーンスタインとスタッフは素晴らしい、議会図書館で莫大な資料を残すアメリカは、記録に対する執念は凄いと説かれて、吉原さん、バーンスタインとそのスタッフ、これは法人化であり、ありとあらゆる資料を保存、議会図書館に寄贈して、専門のアーキビストによる保管、研究者がアクセスできるようにして、バーンスタインのコレクションは世界最大、吉原さんも桁外れの大きさにビックリ。アメリカ研究の専門家の吉原さん、アメリカのアーカイブ文化は素晴らしい、バーンスタインコレクションは大変なもので、市井の人の手紙などアーキビストや司書が管理、さらにニューヨーク・フィルの記録もあり、デジタル化して青木さんも皆さんもアクセスできる大コレクション、音楽ファンは一度見たら離れられず、マーラーの楽譜、たくさんの人の書き込みのものを見られる、バーンスタインの来日公演で、ツアーのアシストをした旅行代理店の資料すら残っていて、アーカイブスは研究者の宝。

青木さん、日本も世界的な芸術家はいるが、その資料を国会図書館で保管など聞いたことはないと説かれて、吉原さん、アメリカ的なアーカイブス文化は独特、どこかのケツナメ国家と異なり、信頼を勝ち取り記録する。青木さん、恋人との書簡をバーンスタインが記録して、バーンスタインものちの世に残す意味を理解していたのは凄いと説かれて、吉原さん、バーンスタインはスケールの大きなアーティスト、資料を見て、バーンスタインは愛情にあふれた人ではあり、世界平和を希求して、それが体からあふれたもの、それゆえに世界の人たちから愛された人物。バーンスタインコレクションや、ニューヨーク・フィルの記録を見て、バーンスタインは世界のマエストロで多忙な反面、丁寧でまめな人、バーンスタインはアーティストかつ、政治的な信念、公民権、核兵器廃絶、その他発言して,名声もお金もあり、寄付もしたが、政治家、大統領に陳情するのに、吉原さんならスタッフに書かせるのかと思いきや、バーンスタインは文学的、自分で書いて、スピルバーグも自分で鉛筆で書いたもの、どこかの国のゴーストライター頼みのアホたちと異なる。

青木さん、バーンスタインは自分の位置を理解して、牧師の話を知り、ナイフで突き刺されたようなものだと理解、政治的な発言はバーンスタイン、すべき時にやり、晩年にPMFを創設も人生を教育に、というものは、芸術は理想的な社会の元にあるべき、音楽家を超えたものだと説かれて、吉原さん、バーンスタインにとって、音楽への愛は人類、世界への愛、若い音楽家教育と、政治的行動は同じ。青木さん、魅力的な人物、吉原さんはバーンスタインの新作を書かないかと問われて、吉原さん、膨大な資料もあり、そして他のプロジェクトもあり未定、一つの前の研究書は、アジア人とクラシック音楽のもの、アジア人はいかにしてクラシック音楽家になったか、世界で日本、韓国、中国のクラシック音楽家が世界に台頭、吉原さんは幼少期ピアノにのめりこみ、アジア人がクラシック音楽にのめりこんだもの、クラシック音楽はヨーロッパ起源のもので、人種的なアイデンティティ、その他をフィールドワークで研究して2007年に出版。

アメリカのクラシック音楽は地殻変動、ブラックライヴズマター、コロナとアジア人偏見があり、ミュージシャンにインタビューして、そしてその本もいずれ日本で発表、さらに、ピアノのお稽古と日本人の本も書きたい。吉原さんは1968年生まれ、都市部のミドルクラスの女性はピアノをして、ピアノのお稽古の意味、音楽教育、戦後の日本人の形成にピアノが何の意味を持つのか、書きたいと説かれて、青木さん、この本は面白く、バーンスタインの人間像を知り、音楽を聴いてほしいとして時間になりました。青木さん、ハワイとのリモート出演は初めて、青木さんもバーンスタインのファン(おお、同志!)、そして、アーカイブをしっかり残して、議会図書館に残す執念、で、どこかのケツナメ国家は、と締めくくられました。



文化放送ラジオの、西川文野さんの番組にも青木さん出られて、先週のゴールデンラジオでも言及された入管法改悪は許されないとして、そして話しておきたいことは、1月17日なので、当然阪神淡路大震災28年のこと、各メディアもこの件を取り上げて、1995年は凄い年、当時青木さん共同通信の若手、94年に松本サリン事件、95年年初に読売が上九一色村にサリンと報じて、そして1月17日、青木さん関空からヘリで神戸に入り、三宮、元町はビル倒壊、神戸市役所はトイレも使えず、1,2か月風呂にも入れず、そして3月に地下鉄サリン事件、警察のガサ入れ、さらに直後に警視庁長官の銃撃、村井幹部刺殺...1995年は凄い年、新聞の一面トップを大変な事件が独占、それから28年、教訓に満ちて、阪神淡路大震災はボランティア元年、そしてオウムの次に、警察が統一協会捜査をしようしして政治に阻止されて、しかしその時に統一協会捜査していたら日本がこんなアホなことにならなかった。西川さん、当時子供、忘れられない。バービーさんは小学生、オウムのXデーはテレビで見た、青木さん、ニュースの起きた年は記録になり、事件、事故、災害は社会の歪みを映し、それにどう対応したか、95年は猛烈な年、青木さんもまだ対峙できていないことがあり、今もしっかり考えたい。西川さん、ボランティア元年と動き出して、青木さん、災害とジェンダーも今考えたいと締めくくられました。毎週火曜日の青木さん特集、貴重でした。私も神戸に60年以上いて、阪神淡路大震災の打撃は深刻、建物は再建されても神戸は大変な人口減少&高齢化、三宮から東の、東灘区、灘区、中央区も減少に転じて、須磨や長田はゴーストタウン、それが万博に再建をかける始末、今日も長田に行き、シャッター通りに唖然でした。これも拡散してください、以上、青木さん、吉原さんのお話でした。