沼津市内のひもの和助で念願の鯵の干物定食を食べ終わっても、まだ午後1時にはなっていませんでした。
道路状況も悪くない。
せっかくここまで来たのだからもう少し足を伸ばして、マイナスイオンの空気を満喫すべく伊豆に向かいます。
伊豆って・・・以前に東京でジビエを食べたときに、確か南伊豆か西伊豆から届いたウリ坊(猪)がとっても美味しかったという記憶がある。
何度思い出してもあの香りと味は絶品だった。
そんなわけで、私のなかでは伊豆ってとっても山深いイメージがあるんです。
さて、マイナスイオンの目的地は、ひもの和助から約1時間の『常連の滝』!!!
旅のサブテーマである水、滝を求めて伊豆半島の真ん中に挑戦します。
有料道路を降りて浄蓮の滝まではほぼ1本道。
迷わず滝の駐車場に到着しました。
滝というのは山を登って行くのかと思ったら、駐車場から下って行くのです。
よかったぁ。登りだったら途中でくじけるかもしれません。
足取りも軽く、あの歌を口ずさみながら滝まで急ぎます。
♩じょうれんのたきぃ〜〜〜
狭いけれど対向者とすれ違えるし、手すりもついているので安全です。
まぁ、昨今はその手すりも危険といえば危険なので、触らずに降りました。
途中に、浄蓮の滝資料館がありました。あいにく閉館中でしたが、お目目のパッチリした猪がお留守番していました。
道中は、嬉しいことに今年は長雨が続いたおかげで、周りには苔がいっぱいです。
苔の上に落ちたドングリの実を発見〜!
これは一番好きな組み合わせ!
苔と蔦類と豆シダです。
貸し釣り具さんとか、アマゴ?イワナ?鮎?どれかわかりませんが川魚の串焼きのお店とか・・・
忙しく観察しながら下まで降りると、そこはに天使の梯子が降りてきた浄蓮の滝が見えました。
日本の滝百選にランキングされている浄蓮の滝は、天城山の北西麓に位置し、狩野川の上流にあります。
歴史はすごく古く、1万7000年前に噴火した時に流出した玄武岩溶岩流を直接流れ落ちている滝です。
1万7000年前って・・・どうやってわかったのだろうか。誰も見た人いないのに・・・。
そういえば、学校で石の年齢を計算する授業があったよね。
そして訪れる人が必ずカメラを向けているのがこの歌碑です。
他の旅行者もなんとなく口ずさんでいるみたい(笑)
滝からの流れを追うと、たくさんのアマゴ(?)が泳いでいるのが見え、貸し竿を使って釣り上げようとしている家族づれで賑わっていました。
みんな楽しそうです。
釣れた魚は貸し竿店に申告すると持ち帰りOKですし、その場で焼いてくれるようです。別料金のようでした。
山葵(わさび)田があり、小屋では浄蓮の滝Tシャツや山葵の販売をしています。
ここの山葵アイスはなかなか美味しいとの評判です。
元気いっぱいの山葵の葉です。
下ったら、当然帰りは上りです。
エレベーターもなく、狭い階段が続く一本道。
苔を見るフリをしながら程度に休憩して、頭の中では♩じょうれんのたきぃ〜がリフレインしていました。
たっぷりのマイナスイオンを浴びて元気いっぱいの午後でした。
さ、夕食は地元の肉にするか、真っ黒な汁だという静岡おでんにするか・・・
迷いながら三島の宿に帰りました。
浄蓮の滝
静岡県伊豆市湯ヶ島
落差25m
滝幅7m