夜汽車を待つ

今でこそ数えるほどの本数になってしまいましたが、電関人の青春時代のころは、
どちらかと言うと、新幹線はビジネスユースで旅行と言うとやはりこの夜行列車が
主流を占めていました。ちょっと贅沢に寝台車であったり節約して座席車だったりと
そのスタイルは様々。

それにも増して当時の写真を見ていると懐かしいのはホーム上の人々の服装だったり
髪型だったりその時の時代感が凝縮されています。
そして、そんな写真を使ってブログを書いていると頭の中で当時よく聞いた音楽なんかが
流れてきます。

電関人は、この頃はキャンディーズだったりユーミン（荒井由美）やイルカってところかな。
博多駅の上りの夜行列車が発着するホームでなんだかイルカの曲が似合いそうな
女の子がひとり列車の到着を待っている。

そのはるか後方にやがて２つのライトが見えて、それがみるみる大きくなり・・・
「お待たせいたしました。まもなく４番線に上り新大阪行き寝台特急明星２号到着です。」
と放送が入る。
これから始まる旅に、期待と不安が複雑に入り混じり・・・
なぁーーんて感じでしょうか。
ちょっとセンチな内容でした。

撮影；1978年7月　博多駅にて　NikonF2 PhotomicSB Nikkor135㎜ f3.5 TX 手持ち