狂電関人の写真庫

狂電関人本人のこれまでの写真のストックを思うまま徒然に表現。お立ち寄りの際には一言コメントをいただけると幸いです。

後705レ

2010年12月09日 22時36分53秒 | 徒然鉄ネタ

これまでの鐡人生の中で、一番贅沢だった年越しは、
1977年から78年の福知山だったと思います。

この頃は、毎年のように雪の山陰路を撮りたくて山陰本線に通いつめてました。
残念ながら暖冬が数年続き雪には恵まれませんでしたが、
DD54の晩年のひと時を楽しむことができました。

おでこライトの1次型にこそ会えなかったけれどそれなりのDD54の運用を撮りました。
中でも、圧巻だったのはこの「後705レ」。急行だいせんの後補機での回送です。
今見ると夢のような福知山駅構内には旧客車両がゴロゴロしていて、
静かに新しい年を迎えている。所々からスチームが上がり、それが水銀灯の
冷たい緑色の光線に照らされる構内は幻想的な光景です。

ここ福知山駅で福知山線から山陰本線に入った705レは20分ほどの停車。
静寂を破って、DD5430号機がゆっくりと705レに近づく。
そしてそっと705レ最後尾のナハフ11に繋がりました。

当時雑誌にも出ていなかったこの運用をこうして撮影できたのは偶然の賜物。


夢中で深夜の作業の一部始終をカメラに収めました。
DD54は後705レのスジで和田山まで回送されて行きます。
1978年のファーストカットはとてもドラマチックでした。

コメント
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