電関人が定義する私鉄(わたしてつ)はあくまでも自分の生活動線の中に存在する私鉄(してつ)で、
それ以外は他鉄なのである。そんな他鉄の会社線(当時の国鉄に対しての表現)にはいろんな名車が走っていたけど
所詮他鉄でそのうちチャンスがあったら撮ろう程度の思い入れで結局電関人の写真庫には残っていないほうが多い。
そんな中、高校二年の夏休みに東京にいた兄と埼玉の鐡友の先輩宅にお世話になりながら撮影旅行を楽しんだ。
ほとんどが国鉄の電機を中心にした撮影旅行だったけれども、ほんの数コマ珍しく他鉄を撮っているのでそれを・・・。
先ず最初に京浜急行。
1435㎜の標準軌上をカッ飛んでくる快速特急は、九州からのオノボリ鉄の電関人にとって衝撃だった。
SSが1/500sec.なんかじゃまったく止まらない赤いじゃじゃ馬。しかも唯一撮ったのが嬉しいことに旧600系。
元来、ロマンスカーたるものは絶対に正面が非貫通で空力抵抗は少ないに越したことは無い!そして2枚扉にクロスシート。
ちょっと読めないのだが、快特か特急の三浦海岸行き。
1978年8月8日撮影 新子安付近
それと、この翌日に旧型電機を追い求めて秩父鉄道に行く際利用した西武レッドアロー。
電関人が有料の私鉄特急に乗ったのは近鉄ビスタカーに次いで2度目。
何処となく西鉄の2000形に通じるものがあり同じ「西」の字同士でもあって親しみがあった。
まだ、池袋駅のヤードには沢山の貨物が並び昭和の香りが強い。
Cedarさんのブログに影響されて引っ張り出した2枚の東京私鉄の写真。
1978年8月9日 西武鉄道 池袋駅
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