東京と大阪ではものの見方や考え方が違うと言われています。
浦和(埼玉)と大阪のお店で使用済みのおしぼりを、使用済み&洗濯済みで販売したそうです。100枚を10円で販売したところ、浦和では1~2時間で完売したそうです。大阪は直ぐに完売しました。
次に、男性のブリーフを使用済み&洗濯済みで同じく10円で販売しました。実際にはスタッフが新品を履いてその後選択したものです。浦和はほとんど売れなかったそうです。大阪は完売しました。買うのは女性でした。大阪ではマネキンに履かせていたブリーフまで買って行ったそうです。
東京と大阪で、主婦にアンケート取ると、亭主元気で留守が良いの割合が大阪の方が高かったそうです。
振り込め詐欺は大阪のおばちゃんにはほとんど引っかからないそうです。
同じ事象でも、見方や考え方が変わると結果は変わります。心理学で論理療法があります。Aという事象が起き、Bという自分の判断があり、Cという結果(感情)になると言うものです。Aが起きたらCではなく、途中にB(自分の判断)があります。Bが人によって異なるので、Cも異なると言う考え方です。A⇒B⇒CがA⇒B’⇒C’、A⇒B’’⇒C’’とBが変わるとCも変わるということです。
よく出される例が、ワイングラスにワインが半分あった時、どう思うか。ワインがもう半分しかないと思うか、まだ半分もあると思うか。
靴の販売者がアフリカに行き、誰も靴を履いていなかったので、ここでは売れないと思うか、無限の可能性(もし、靴を履くとたくさん売れる)があると思うか。
ヴィクトル・フランクル(夜と霧の著者;ナチスの収容所の体験を書いた精神科医)が始めたロゴセラピーでは、その与えられた状況でどうするかの態度は、自分に与えられていると言っています。過酷な状況でもうだめだと思うか、希望を持つかは、その人が自由に選択できると説明しています。