幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

マルハニチロ子会社アクリフーズの農薬混入

2014-01-04 01:09:18 | ブログ

11月13日に1件目の苦情があり、製品回収までに20件の苦情があったそうです。くさいので吐き出したとの内容でした。12月29日に農薬のマラチオンが検出されたとのことで製品回収を発表しました。1件目の苦情から製品回収まで1か月半でした。

品質問題が生じると第一に考えるのは、健康被害が生じるかどうかです。今回は吐き出したとのことで健康被害が起きる可能性が十分ありました。ただ、会社の立場での当事者であれば、製品回収は迷います。範囲の特定もできていません。原因と範囲の特定は、製品回収するにしても当然質問されます。

孟母三遷で有名な孟子のお母さんのところにに、ある人が、「あなたの息子さん孟子が人を殺しました」と言って来ました。お母さんは、そんな馬鹿なことはないと思い何も行動しませんでした。そうこうしていると二人目が来て、「あなたの息子さん孟子が人を殺しました」と言って来ました。お母さんは、ちょっと不安になって来ました。でも動きませんでした。またそうこうしていると、「あなたの息子さん孟子が人を殺しました」と言って来ました。お母さんは、仕事を放りだして飛び出して行きました。

製品苦情で、3件続いて、原因不明でも健康被害に関わることであれば直ぐに製品回収だと思います。今回は製品回収が遅かったと指摘されても仕方がないかと思います。

今回のキーポイントは、袋に穴が開いていたかどうかでした。もし、苦情品が手に入るなら、穴の確認はできます。苦情の2件目から同じ製造日だとわかります。保存サンプルは食品では保管していないでしょうから、営業に言って、同じ日の製品を集めることだと思います。分析に1か月半かかっていることから、分析に時間がかかりすぎているとの指摘もされるのではと思います。幸い大きな健康被害にならなくてよかったです。当事者も大きな健康被害にならないとの思いが、製品回収を遅らせた判断に繋がったのかもしれません。

中国での食品に農薬を作業者が混入させた事件がありました。海外の製造だったためになかなか原因究明ができませんでした。マルハニチロの子会社アクリフーズはまだ原因が不明ですが、包装工程での混入が疑われています。作業者を守る意味でも、今後は製造工程にビデオカメラを設置する時代になったのではないかと思いました。