幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「私は障害者向けのデリヘル嬢」 大森みゆき著 ”障害者も同じ”

2016-12-26 08:36:00 | 本の紹介
そんな東田さんに徐々に変化が見られた。
本人も「これが一番のリハビリになるんだよね」
というように会を重ねるごとに、少しずつだが体が動くようになってきたのだ。最初の頃、ほとんど動かなかった右手が私の胸を触るために動くようになってきたし、服の着脱のときも、お尻を浮かせたり、寝返りを打たせるときに、今までは私のちからだけだったのが、本人の意思と力も加わって、横に向けるのが楽になったり。
食欲、睡眠欲と同じように性欲は、人間の三大欲求のひとつなんだとあらためて実感した。性欲が刺激され、解消されれば、何かが変わっていくのかもしれない。

障害が重い場合、隣に家族がいるところでセックスをすることもあるそうです。
服を脱がすことができても着せることができないために、家族にお願いしたりすることもあったとありました。

言葉が話せないために、気持ちが良いのか、これでよいのかもわからないこともあるそうです。

このシステムでしか女性とハグしたり、セックスすることがないのです。

感想
障害者の性の問題は従来はタブーになっていました。
しかし、障害者も同じように性の問題を抱えています。
手が不自由な人は、自分でオナニーをすることもできません。

河合 香織著「セックスボランティア」を10年前に読み、障害者の性の問題に気付きました。
なかなかオナニーを手伝ってくれる女性のボランティアはいません。
そのため、施設の男性職員がオナニーを手伝っている人もいると紹介されていました。
数少ないセックスボランティアの女性ボランティアもいましたが皆無に近い状況でした。
その本では、海外では、障害者専用の性風俗のお店があり、公的支援もあると紹介されていました。日本でもボランティアとしてではなく、お金でできるようになればと締めくくられていました。

それが、今ではネットで調べると障害者専用の性風俗(デリヘル)がいくつもありました。
性の問題は人間が抱えている問題でもあり、子孫を残すためにプログラミングされている仕組みでもあります。
性の問題をどう乗り越えるかは若者の一つの課題でもあります。