http://digital.asahi.com/articles/DA3S12674096.html?rm=1502016年11月26日
便通の乱れが気になりますか?<グラフィック・岡山進矢>
あなたは、しょっちゅう便秘だったり下痢だったりして、「なんてこった!」と舌打ちしていませんか? かくいう私は、夜ごとのアルコールがたたって基本的におなかはユルユル。便秘の苦しみは陣痛と同じぐらい未知の感覚なんですが、危機一髪の修羅場には幾度となく突き落とされ、人に言えない暗黒の歴史もあるのです。
■電車が生き地獄と化す
ドラッグストアで買い物をするとき、その女性(57)は大人用の紙おむつの棚の前で立ちどまると、こう思う。
「今度、遠出する予定があるから買っとかなくちゃ」
それが必要なのは彼女自身。はいていないとトイレのない電車に乗れないからだ。
下腹を急降下する便意が起きても、はいていれば被害を最小限にくい止められる。そう自己暗示をかければパニックに陥らずに済むという。
「会社勤めをしていた40代のころ、上司がとても怒りっぽい人でした。毎朝、びくつきながら通勤電車に乗っていたら、かならず腹痛と便意を催すようになって、脂汗をたらしながら耐えていました」
退職した後も、紙おむつの「お守り」が手放せなくなったのは、その後遺症なのだ。
東海地方にあるメーカーの貿易部門で働く女性(54)は、通勤電車は、なにがあろうとトイレ付き車両に乗り、そこで差し迫った「大きな用事」を済ませるのが日課だという。
苦痛なのは毎朝、会社にたどり着くまでに、その用事が繰り返し切羽つまることだ。自宅で2回、乗車駅と降車駅でそれぞれ1回、会社まで歩く途中にも1回、腹痛が起きてトイレに駆けこんでいる。
「原因は仕事の重圧。私がミスを犯すと社内全体のスケジュールを狂わせてしまうので。でも、会社は辞められないから、しつこい下痢とは気長につき合うつもりです」
聞くだけで下腹がざわめいてしまう彼女たちの告白は、心因性の慢性下痢のしぶとさを物語っている。ストレスがかかり過ぎると、ふだん快便の人でも、「決壊」の恐怖が前ぶれもなく襲ってくる。
「深夜まで残業の日々が続いたとき、出勤途中の満員電車のなかで突然、便意を我慢できなくなり、漏らしてしまったことが過去に2度ある。まさに生き地獄のような体験だった」(57歳男性)
逆に出したいのに出せない便秘も、重症になると、その苦痛はすさまじい。
山梨の男性(73)は「幼いころから、便がたまるとおなかは張るのに、排泄(はいせつ)の欲求を感じません」と打ち明ける。
「一日中、下腹に力を入れて、常に踏んばり続けていないと、1週間ぐらい何も出ません。学生時代、踏んばるのが面倒で放置していたら、硬い便で肛門(こうもん)がふさがってしまい、便所に1時間以上こもって、鉛筆でかき出したことがあります。将来、認知症になったら、腸が破裂して死ぬのではないかと恐れています」
東京の主婦(62)は10年に1度の周期で、とんでもない便秘になり、七転八倒の苦しみを味わうという。「最近、全然、大の方でトイレに行っていないと気づくと、やがて、おなかが猛烈に苦しくなって身動きできなくなる。下剤も効かず、トイレに3~4時間こもって気ばっていると、頭の血管が切れるのではないかと不安がよぎります」
ダイエット法には、口から入った食べ物をすべて記録して摂取カロリーをコントロールする「レコーディング・ダイエット」がある。
同時に、体から出た便の大きさ、形、色、硬さを記録する「ウンコ日誌」をつけると便通もコントロールできる、と東京の主婦(56)は勧めている。「どんな物を、どんなタイミングで食べると、どんな便が出るのか、わかるようになる。趣味でフルマラソンを走っているので、レースに合わせて快便にしています」
彼女の野望は、おたがいのウンコについて包み隠さず語りあえる「ウン友」の輪を広げることだ。(保科龍朗)
感想;
胃がんで胃を2/3切除しました。
そのためか、便秘と下痢を繰り返しました。
繰り返しているうちに痔にもなってしまいました。
同じように胃を切った人が、ヨーグルトによって便通を保っているとの記事を読み、やってみました。
思いのほか1個/1日のヨーグルトがちょうどよい便通になりました。
もう一つ困ったことがありました。
朝ご飯を食べると30分後に強い便意を催すことが多くなりました。
この便意は我慢することがとてもきつく、途中の駅で降りてトイレに行こうとすると、トイレで行列しています。
待っている時間を考えたら、後20分ほど我慢して会社に着けます。
便意は波があります。その波を乗り越えると数分収まります。
陣痛のようです。
あるとき、座っていると便意を我慢しやすいことに気付きました。
そこで、強い便意の時は、指でお尻の穴を押さえてみました。
あら不思議、便意が少し我慢しやすくなりました。
通勤中の便意はとても辛いです。
出てしまうのではないかと思ったことが何度もありました。
そこで、朝食をバナナ1本に変えました。
そうすると強い便意が来ることがなくなりました。
それから、朝はバナナ1本にして、お昼にヨーグルト1個。
これが日常になりました。
製薬企業に勤めていましたが、「薬より毎日の食事が大切。どうしてもだめな時に薬」を実感しました。
そこで、以下のことに気を付けるようにしました。
1)食べるものに配慮する
2)食べる時間を規則正しく
野菜ジュースを毎日飲むようにしたら、本態性高血圧だと言われていたのが、血圧まで下がりました。
下が90、上が130超えだったので、塩分を控え、何とかそれを下回るようにしていました。
降圧剤も一時飲みましたが、これから何十年も飲むのが嫌なので徹底的に塩分を控えたら、何とかクリアーしました。
胃を切ってから食べるものに配慮として、野菜ジュースを飲むようにしました。
今は下は70~80、上が110~120に収まるようになりました。
やはり食べ物がとても大切だとまた実感しました。
便通の乱れが気になりますか?<グラフィック・岡山進矢>
あなたは、しょっちゅう便秘だったり下痢だったりして、「なんてこった!」と舌打ちしていませんか? かくいう私は、夜ごとのアルコールがたたって基本的におなかはユルユル。便秘の苦しみは陣痛と同じぐらい未知の感覚なんですが、危機一髪の修羅場には幾度となく突き落とされ、人に言えない暗黒の歴史もあるのです。
■電車が生き地獄と化す
ドラッグストアで買い物をするとき、その女性(57)は大人用の紙おむつの棚の前で立ちどまると、こう思う。
「今度、遠出する予定があるから買っとかなくちゃ」
それが必要なのは彼女自身。はいていないとトイレのない電車に乗れないからだ。
下腹を急降下する便意が起きても、はいていれば被害を最小限にくい止められる。そう自己暗示をかければパニックに陥らずに済むという。
「会社勤めをしていた40代のころ、上司がとても怒りっぽい人でした。毎朝、びくつきながら通勤電車に乗っていたら、かならず腹痛と便意を催すようになって、脂汗をたらしながら耐えていました」
退職した後も、紙おむつの「お守り」が手放せなくなったのは、その後遺症なのだ。
東海地方にあるメーカーの貿易部門で働く女性(54)は、通勤電車は、なにがあろうとトイレ付き車両に乗り、そこで差し迫った「大きな用事」を済ませるのが日課だという。
苦痛なのは毎朝、会社にたどり着くまでに、その用事が繰り返し切羽つまることだ。自宅で2回、乗車駅と降車駅でそれぞれ1回、会社まで歩く途中にも1回、腹痛が起きてトイレに駆けこんでいる。
「原因は仕事の重圧。私がミスを犯すと社内全体のスケジュールを狂わせてしまうので。でも、会社は辞められないから、しつこい下痢とは気長につき合うつもりです」
聞くだけで下腹がざわめいてしまう彼女たちの告白は、心因性の慢性下痢のしぶとさを物語っている。ストレスがかかり過ぎると、ふだん快便の人でも、「決壊」の恐怖が前ぶれもなく襲ってくる。
「深夜まで残業の日々が続いたとき、出勤途中の満員電車のなかで突然、便意を我慢できなくなり、漏らしてしまったことが過去に2度ある。まさに生き地獄のような体験だった」(57歳男性)
逆に出したいのに出せない便秘も、重症になると、その苦痛はすさまじい。
山梨の男性(73)は「幼いころから、便がたまるとおなかは張るのに、排泄(はいせつ)の欲求を感じません」と打ち明ける。
「一日中、下腹に力を入れて、常に踏んばり続けていないと、1週間ぐらい何も出ません。学生時代、踏んばるのが面倒で放置していたら、硬い便で肛門(こうもん)がふさがってしまい、便所に1時間以上こもって、鉛筆でかき出したことがあります。将来、認知症になったら、腸が破裂して死ぬのではないかと恐れています」
東京の主婦(62)は10年に1度の周期で、とんでもない便秘になり、七転八倒の苦しみを味わうという。「最近、全然、大の方でトイレに行っていないと気づくと、やがて、おなかが猛烈に苦しくなって身動きできなくなる。下剤も効かず、トイレに3~4時間こもって気ばっていると、頭の血管が切れるのではないかと不安がよぎります」
ダイエット法には、口から入った食べ物をすべて記録して摂取カロリーをコントロールする「レコーディング・ダイエット」がある。
同時に、体から出た便の大きさ、形、色、硬さを記録する「ウンコ日誌」をつけると便通もコントロールできる、と東京の主婦(56)は勧めている。「どんな物を、どんなタイミングで食べると、どんな便が出るのか、わかるようになる。趣味でフルマラソンを走っているので、レースに合わせて快便にしています」
彼女の野望は、おたがいのウンコについて包み隠さず語りあえる「ウン友」の輪を広げることだ。(保科龍朗)
感想;
胃がんで胃を2/3切除しました。
そのためか、便秘と下痢を繰り返しました。
繰り返しているうちに痔にもなってしまいました。
同じように胃を切った人が、ヨーグルトによって便通を保っているとの記事を読み、やってみました。
思いのほか1個/1日のヨーグルトがちょうどよい便通になりました。
もう一つ困ったことがありました。
朝ご飯を食べると30分後に強い便意を催すことが多くなりました。
この便意は我慢することがとてもきつく、途中の駅で降りてトイレに行こうとすると、トイレで行列しています。
待っている時間を考えたら、後20分ほど我慢して会社に着けます。
便意は波があります。その波を乗り越えると数分収まります。
陣痛のようです。
あるとき、座っていると便意を我慢しやすいことに気付きました。
そこで、強い便意の時は、指でお尻の穴を押さえてみました。
あら不思議、便意が少し我慢しやすくなりました。
通勤中の便意はとても辛いです。
出てしまうのではないかと思ったことが何度もありました。
そこで、朝食をバナナ1本に変えました。
そうすると強い便意が来ることがなくなりました。
それから、朝はバナナ1本にして、お昼にヨーグルト1個。
これが日常になりました。
製薬企業に勤めていましたが、「薬より毎日の食事が大切。どうしてもだめな時に薬」を実感しました。
そこで、以下のことに気を付けるようにしました。
1)食べるものに配慮する
2)食べる時間を規則正しく
野菜ジュースを毎日飲むようにしたら、本態性高血圧だと言われていたのが、血圧まで下がりました。
下が90、上が130超えだったので、塩分を控え、何とかそれを下回るようにしていました。
降圧剤も一時飲みましたが、これから何十年も飲むのが嫌なので徹底的に塩分を控えたら、何とかクリアーしました。
胃を切ってから食べるものに配慮として、野菜ジュースを飲むようにしました。
今は下は70~80、上が110~120に収まるようになりました。
やはり食べ物がとても大切だとまた実感しました。