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【小池VS都議会】答弁につまる小池百合子都知事に「笑ってんじゃないよ!」激しいヤジも ”傍聴席から一言”

2016-12-09 08:42:18 | 社会
【小池VS都議会】答弁につまる小池百合子都知事に「笑ってんじゃないよ!」激しいヤジも…傍聴席から救いの声 ついに解禁、自民都議団との全面対決
産経新聞
 東京都議会は7日、各党の代表質問を行った。最大会派の自民党は事前に質問内容を伝えない異例の対応を取り、議場でのやじも解禁。小池百合子知事(64)との対決姿勢を鮮明にした。小池氏は答弁に手間取り、多くの質問に答えきれず一時降壇。自民都議団は「説明になっていない!」「答弁漏れだ!」などの激しいやじを浴びせた。
 破竹の勢いだった新知事が、壇上で答弁に詰まる事態が発生した。苦笑いする小池氏に、都議会自民党の高木啓幹事長が「笑ってんじゃないよ!」と容赦なくやじを浴びせた。
 今回自民は、やじの解禁に加え、質問内容を事前に通告し答弁調整を行うことをさせなかった。「なれ合いや根回しをやめたい」との小池氏の主張をそのままお返しした“逆襲策”だ。
 質問に立った崎山知尚議員は「28問のうち19問に答えておらず、内容も不十分だ」と指摘。小池氏を「地方自治を知らない人」と批判した。
 また、2020年東京五輪・パラリンピックの会場見直しを巡り、小池氏が物をかすめ取る身内を意味する「大きな黒い頭のネズミがいっぱいいると分かった」と発言したことに関して、「恥ずべき発言。誰のことか明確にお答えください」と追及。小池氏が「ご想像にお任せします」と笑顔でかわそうとすると、議場は再びやじに包まれた。
 激しいやじから小池氏を救ったのは議会の傍聴者。一般傍聴席からの「自民党は有明(アリーナ)の利権が欲しいんだろ!」の一言で、それまで騒がしかった自民都議団の一帯が静まった。
 小池人気の根強さを見せつけられた自民だが、8日の一般質問でも答弁調整はしない方針。小池氏も自民に次ぐ会派の公明党を「生活者目線の提言をいただき、議会を活性化する一翼を担ってもらいたい」と持ち上げるなど、自民との対決姿勢を強めていた。

感想
『一般傍聴席からの「自民党は有明(アリーナ)の利権が欲しいんだろ!」の一言で、それまで騒がしかった自民都議団の一帯が静まった。』

まさに図星だったのでしょう。
都民の税金を少しでも有意義に使いたいと、それを小池都知事は目指してるように思います。
一方、森会長や自民党都議団は「有明アリーナ」建設がよっぽど美味しいのでしょう。
新国立競技場でも建設費が膨らむ一方でした。

政治家のお給料からは政治家の財産が絶対無理と思われる人が多くいます。
利権とか政治資金の流用があるのでしょう。
甘利元大臣の口利きもその一つですが、うやむやにされてしまいました。
小渕元大臣の件も秘書が責任を被ることでうやむやにされてしまいました。
それを許している地元の人々がそれで良いと思っている人が多いから再選されて、「禊は終わった」となっているように思います。




ATM不正引き出し、群がる暴力団 対立組織の組員結託 "出し子になる背景に貧困が”

2016-12-09 08:30:44 | 社会
http://digital.asahi.com/articles/ASJD7525QJD7UTIL02H.html?rm=302 稲垣千駿 2016年12月8日

不正引き出し事件の構図

 全国の現金自動出入機(ATM)から計約18億6千万円が一斉に引き出された事件で、警察当局はこれまでに引き出し役(出し子)ら130人近くを窃盗容疑などで逮捕した。うち十数人は五つの指定暴力団の傘下組織に所属する組員だった。別の指定暴力団系組員の関与も浮上している。捜査関係者への取材でわかった。
 警察当局は組上層部に金が流れたとみており、今後、特殊詐欺などとともに暴力団の新たな資金源となる可能性がある。
 事件では5月15日朝、東京、愛知、大阪、福岡など17都府県で、3時間弱のうちに、南アフリカの銀行から流出したデビットカードなどの情報約3千件をもとに偽造されたカードで1万8千回以上引き出された。
 捜査関係者らによると、逮捕者の大半は出し子で、組員の中には指示役もいた。山口組、神戸山口組、稲川会、道仁会、合田一家いずれかの傘下組織の構成員で、他に工藤会系組員についても関与した疑いがあるとして、福岡県警が11月に関係先を家宅捜索した。
 新潟県では対立状態にある山口組系と神戸山口組系の組員が、同じグループの指示役と出し子となっていた。新潟、高知両県では特殊詐欺グループの捜査の過程で引き出しの手引書や偽造カードを発見。福岡、佐賀両県で逮捕された出し子は、覚醒剤所持容疑でも逮捕された。暴力団排除の機運が高まり、覚醒剤や賭博など旧来の収入源が細るなか、警察幹部は「組員らが個人のつながりで共存しようと考えたのだろう」とみる。
 昨年12月にはエルサルバドルの銀行が発行するカード情報を悪用し、1都6県のATMから計約1億円が引き出された。この事件でも、流出した情報を磁気テープに記録し、別のカードに貼り付けた磁気カードが使われていた。
 金融庁などによると、国内には海外発行のカードが使えるATMが約7万2千台あり、偽造しづらいICカードにも磁気カードにも対応しているのが特徴という。この利便性が不正引き出しに悪用された可能性がある。18億6千万円のうち約14億円が引き出されたセブン銀行は「安全面ではICカードしか使えなくするのが理想だが、利便性の観点から今のところ考えていない」としている。
■「捕まらない」誘われ
 「現金を引き出す仕事がある。報酬は、引き出した額の3%だ」
 4月中旬、新潟県長岡市内のキャバクラ。店の経営者で当時指定暴力団山口組系の組員だった田中純也被告(36)=窃盗罪などで起訴=が、店長と従業員2人を前にこう切り出した。店長らは、自分の幼なじみや知人で神戸山口組系組幹部の男らを誘い、田中被告も知人らを勧誘。即席の「出し子(引き出し役)」グループができた。
 裁判の冒頭陳述や捜査関係者らへの取材などから、出し子が集う様子が明らかになりつつある。
 一斉引き出しがあった5月15日早朝、田中被告は出し子を複数のグループに分け、自宅や駐車場などに呼び出してカードを配った。カードは両面とも白色で、裏面には黒の磁気テープ。表面には16桁の番号がふられていた。田中被告は、若い番号のカードから使うこと、1枚あたり10回程度引き出すこと――などと指示した。
 警察への取材で、引き出しには全国で少なくとも300人以上が関与したことが判明。多くは「捕まらないから」と誘われ、数万円の報酬で請け負っていた。
 神奈川県平塚市の無職の男(22)=窃盗罪で実刑判決=は、知人から「絶対に捕まることはない」と誘われた。不正だと気づいていたが金が欲しかった。計730万円を引き出し、報酬は約70万円だったとされる。福岡市の飲食店経営の男(37)は、暴力団関係者の男に「報酬は2万円」と持ちかけられた。捜査に「生活費に困っていたので話に乗った」と供述したという。
■「出し子」、1時間で430万円引き出し
 この事件で出し子となり、9月に執行猶予付きの有罪判決を受けた福岡県の男性(25)が朝日新聞の取材に一部始終を語った。
     ◇
 5月14日夕方、高校時代の友人から電話で誘われた。「ATMでカネを下ろすバイトがあるんやけど、やらん? 報酬は2万~3万円くらいじゃないか」
 定職には就いていたが、10万円ほど借金を抱え、遊ぶ金もほしかった。「暴力団が関わっている」とも聞かされたが、深く考えずに引き受けた。
 翌15日未明、福岡市・中洲のカフェで男2人と会った。1人はプロレスラーのような体格、もう1人は細身で長袖から伸びた手に入れ墨が見えた。「自分たちも頼まれた仕事なんです」と話す男たちの指示は具体的だった。「カードを入れたら言語選択で『日本語』、次に『キャッシング』を選ぶ」「暗証番号を入れて10万円引き出す」「出金は1枚20回まで」
 午前5時。福岡中央郵便局をめざす車内で、連番の数字が書かれた白いカードと茶封筒を10枚ずつ渡された。現金を引き出したら、使ったカードと同じ番号が書かれた封筒に入れ、指示役に渡すよう言われた。
 しかし、郵便局、ローソン、ミニストップを回っても、なぜか現金を下ろせない。その合間、指示役に電話があった。「セブン―イレブンで下ろせるみたい」
 ATMの操作方法も最初の説明から一部変わった。「暗証番号は1111」。そう告げられた。
 福岡市博多区と東区のセブン―イレブンに行き、3枚のカードで数十回にわたって出金し、1時間強で計430万円を引き出した。ATMで同じ白無地のカードを持った男とすれ違うこともあった。その後、カフェで会った指示役の1人にカードと封筒を渡した。だが報酬はもらえなかった。
 1週間ほど後、事件をテレビのニュースで知った。このままいてもどうせ捕まる――。悩んだ末、6月中旬に警察に自首した。
 起訴され、法廷に立った男性に裁判官が問うた。
 「途中でやめたいと言えなかったのか」
 男性は答えた。「断れる雰囲気じゃなかった。変な話に乗ってはいけないと思った」(稲垣千駿)
■都府県別の被害状況

  (警察当局への取材による)
東京都 5億8千万円
茨城県 4千万円
栃木県 30万円
群馬県 3200万円
埼玉県 2億900万円
千葉県 2億円
神奈川県 4億3千万円
新潟県 8800万円
山梨県 2700万円
長野県 1千万円
静岡県 2600万円
愛知県 2千万円
大阪府 400万円
兵庫県 2300万円
福岡県 1億5千万円
佐賀県 200万円
長崎県 700万円

感想
出し子をやる人は、お金に困っている人が多いようです。
そこには貧困が背景にあるようです。

厚生労働省の「国民生活基礎調査」や経済協力開発機構(OECD)の調査で、標準的世帯の年間の可処分所得の半分未満で暮らす人の割合を示す「相対的貧困率」が、2012年で約16%になったことをあげながら、安倍首相に対し「6人に1人が貧困という実態。日本は世界有数の貧困大国だという認識はあるか」と聞いた。

千葉大医学生の強姦事件もそうですが、自分の人生を台無しにしてしまう行為になります。

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世の中には、騙してお金を得ることをやる人々がいます。それは彼氏かもしれないということです。

貧困率が高い現状を改善しないと、このような犯罪は減らないと思うのですが。