https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASK8G31QDK8GUOHB001.html (朝日新聞)
新潟県の加茂暁星高校の野球部でマネジャーをしていた女子生徒(16)が練習直後に倒れ、今月5日に死亡した。家族によると、生徒は倒れた時に心室細動を発症していた。自動体外式除細動器(AED)を使えば、救える可能性がある症状だ。AEDの設置が広がっても突然死が後を絶たない背景には、AEDの性能についての理解が深まっていないことや、卒倒などの場面に遭遇すると、落ち着いて使いこなせない実態がある。
■認知度低い「死戦期呼吸」
「AEDを使ってほしかった。助かったかもしれないと思うと、つらくて悔しい」。生徒の父親(42)は朝日新聞の取材に苦しい胸の内を語った。明るくて面倒見のいい性格。部活が大好きだったという。
生徒は7月21日午後、練習があった野球場から学校まで約3・5キロを走った後に倒れた。野球部の監督は「呼吸はある」と判断し、AEDを使わずに救急車の到着を待った。
しかし、その呼吸は、「死戦期呼吸」というものだった可能性がある。心停止の状態になっても、下あごだけが動いたり、しゃくり上げるようなしぐさをしたりして、呼吸をしているように見えることがある。生徒が搬送された新潟市内の病院の医師は「心室細動が起きていた」と生徒の家族に説明したという。
AEDは、心臓がけいれんしたような状態(心室細動)になり、血液を送り出せなくなっている状態を、電気ショックを与えて正常なリズムに戻すための機器だ。校内のAEDは、生徒が倒れた玄関に近い事務室の前など計3カ所あった。加茂署によると、病院に運ばれた生徒は今月5日、低酸素脳症で死亡した。
日本救急医学会の指導医の太田祥一医師は「死戦期呼吸と普通の呼吸とを見分けるのは、一般市民には難しい」と指摘する。死戦期呼吸の認知度が低いことも、AEDでの素早い処置に思いが至らない要因の一つとみる。
感想;
野球部の監督は、救急蘇生法の講習会を受講されていたのでしょうか?
また、学校はそのような講習会を先生や、クラブの指導者に受講を義務付けていたのでしょうか?
野球部監督の判断ミスだけでなく、学校の責任者がどうだったかまで含めて反省し、二度と同じ悲しみを繰り返さないようにして欲しいものです。
救急車を呼ぶまでに5分、救急車は平均6~8分。
そうすると10数分経過しています。
助かっても脳に重大なダメージが起きています。
何度も何度も繰り返し講習会を受けることが、このような悲劇を少しでも減らすことにつながるのでしょう。
消防署では初級(3時間)と上級(1日)の救急蘇生の講習会を無料で開催しています。
私も何度か受講したことがあります。
消防署は”普及員”コース(2日間)もやっており受けました。
赤十字も3日間コースをやっていたので受講したことがあります。
会社でも初級講習会を開催したので、忘れないために受けました。
私の実技を見ていた消防職員の方が「前にやっておられましたね」と言われました。
やはり身に付けた技術は残るようです。
上級や普及員、保健所のコースを休暇で受講していました。
家内が「何でそんなに何度も受けるの?」と尋ねたので、「万が一、家族が倒れた時に救うため」と返しました。
そうしたら、家内から「あなたほとんど家にいないのでは」と厳しい一言が返ってきました。
呼吸の確認、心臓マッサージ、AED。
生徒も受講していると、呼吸と心臓を分担してできます。
そしてAEDの準備をすれば、助かっていた可能性はかなりあったのではないでしょうか。
学校の責任者が事前の対策をしてこなかったのなら、それを反省し二度と繰り返さないことだと思います。
新潟県の加茂暁星高校の野球部でマネジャーをしていた女子生徒(16)が練習直後に倒れ、今月5日に死亡した。家族によると、生徒は倒れた時に心室細動を発症していた。自動体外式除細動器(AED)を使えば、救える可能性がある症状だ。AEDの設置が広がっても突然死が後を絶たない背景には、AEDの性能についての理解が深まっていないことや、卒倒などの場面に遭遇すると、落ち着いて使いこなせない実態がある。
■認知度低い「死戦期呼吸」
「AEDを使ってほしかった。助かったかもしれないと思うと、つらくて悔しい」。生徒の父親(42)は朝日新聞の取材に苦しい胸の内を語った。明るくて面倒見のいい性格。部活が大好きだったという。
生徒は7月21日午後、練習があった野球場から学校まで約3・5キロを走った後に倒れた。野球部の監督は「呼吸はある」と判断し、AEDを使わずに救急車の到着を待った。
しかし、その呼吸は、「死戦期呼吸」というものだった可能性がある。心停止の状態になっても、下あごだけが動いたり、しゃくり上げるようなしぐさをしたりして、呼吸をしているように見えることがある。生徒が搬送された新潟市内の病院の医師は「心室細動が起きていた」と生徒の家族に説明したという。
AEDは、心臓がけいれんしたような状態(心室細動)になり、血液を送り出せなくなっている状態を、電気ショックを与えて正常なリズムに戻すための機器だ。校内のAEDは、生徒が倒れた玄関に近い事務室の前など計3カ所あった。加茂署によると、病院に運ばれた生徒は今月5日、低酸素脳症で死亡した。
日本救急医学会の指導医の太田祥一医師は「死戦期呼吸と普通の呼吸とを見分けるのは、一般市民には難しい」と指摘する。死戦期呼吸の認知度が低いことも、AEDでの素早い処置に思いが至らない要因の一つとみる。
感想;
野球部の監督は、救急蘇生法の講習会を受講されていたのでしょうか?
また、学校はそのような講習会を先生や、クラブの指導者に受講を義務付けていたのでしょうか?
野球部監督の判断ミスだけでなく、学校の責任者がどうだったかまで含めて反省し、二度と同じ悲しみを繰り返さないようにして欲しいものです。
救急車を呼ぶまでに5分、救急車は平均6~8分。
そうすると10数分経過しています。
助かっても脳に重大なダメージが起きています。
何度も何度も繰り返し講習会を受けることが、このような悲劇を少しでも減らすことにつながるのでしょう。
消防署では初級(3時間)と上級(1日)の救急蘇生の講習会を無料で開催しています。
私も何度か受講したことがあります。
消防署は”普及員”コース(2日間)もやっており受けました。
赤十字も3日間コースをやっていたので受講したことがあります。
会社でも初級講習会を開催したので、忘れないために受けました。
私の実技を見ていた消防職員の方が「前にやっておられましたね」と言われました。
やはり身に付けた技術は残るようです。
上級や普及員、保健所のコースを休暇で受講していました。
家内が「何でそんなに何度も受けるの?」と尋ねたので、「万が一、家族が倒れた時に救うため」と返しました。
そうしたら、家内から「あなたほとんど家にいないのでは」と厳しい一言が返ってきました。
呼吸の確認、心臓マッサージ、AED。
生徒も受講していると、呼吸と心臓を分担してできます。
そしてAEDの準備をすれば、助かっていた可能性はかなりあったのではないでしょうか。
学校の責任者が事前の対策をしてこなかったのなら、それを反省し二度と繰り返さないことだと思います。