神戸・中３自殺 「事務処理が煩雑になる」市教委が聴取メモ隠蔽を指示 ”教育委員/校長が教育者不適格、その前に人として大切なことを忘れている”

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180603-00000007-kobenext-l28 神戸新聞6/3(日)
　２０１６年１０月に起きた神戸市垂水区の市立中学３年の女子生徒＝当時（１４）＝の自殺を巡り、直後に仲の良かった生徒から聞き取ったメモが残っていたのに学校側が遺族に「存在しない」と伝えていた問題で、市教育委員会は３日、市教委の首席指導主事が当時の校長に隠蔽を指示したとする調査結果を公表した。指示の理由については、メモの存在を明かすことで「市教委の事務負担が増えることなどを懸念したとみられる」と説明した。　長田淳教育長は会見で「極めて不適正な対応。教育行政に対する信頼を失墜させた」と陳謝した。今後、当時の上司も含めて懲戒処分を検討するという。

　調査は外部の弁護士２人が当時の教職員や市教委の担当者ら２２人に聞き取り、報告書をまとめた。報告書によると、メモは自殺の５日後、教職員が女子生徒の友人６人から聞き取って作成。女子生徒が言われていた悪口や生徒間の関係が記され、「いじめ」という記述もある。校内の教職員で共有され、学校に派遣されていた市教委職員にも渡されたとみられるという。

　その後、市教委はいじめの有無などを調査する第三者委員会を設置。一方、遺族は１７年１月、学校がまとめた調査報告書を開示請求し、その報告書に聞き取りの内容が盛り込まれていないとして、２月に質問書を市教委に提出した。

　首席指導主事は、メモの存在を明かせば遺族から再度の情報開示請求が出されることが考えられ、事務処理が煩雑になる▽聞き取りの内容は第三者委に伝わっている－として当時の校長にメモの隠蔽を指示。校長も「遺族感情を揺さぶりたくない」などと考え、遺族に「記録として残していない」と回答したという。

　また、遺族の申し立てに基づいた神戸地裁による文書の保全手続きでも、校長は首席指導主事の指示を受けメモを提出しなかった。市教委はこの日の会見で「２人以外に経緯を知る教職員はいなかった」として組織的な関与は否定した。

　調査結果公表を受け、女子生徒の母親は「なぜ娘が亡くなったのか知りたいという親の思いが軽々しく扱われ、がくぜんとする。不信感ばかりが募る」と憤った。（井上　駿）

感想；
教育委員、校長として大切なことを忘れているのでしょう。
教育者という仮面を被った非教育者のようです。
日大の内田元監督と同じです。

その人が教育者としていることが問題のように思います。
内田元監督も、監督、常任理事を辞めても人事部長として影の力をこれからも発揮されるのでしょう。

人事を握っていると、安倍首相が官僚の人事権を握っているように、忖度する人が続くでしょう。
国有財産を8億円もディスカウトし、決裁文書を改竄しても、罪に問われないと、これからも続くでしょう。
また、公になっていないことをやっていた人はほっとしているのではないでしょうか。

愚政治を生みだすのは愚民だと福澤諭吉が「学問のすすめ」で書かれています。
そのためには国民が賢くならないといけない。