幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

精神科病院でのコロナ感染率、市中より3〜4倍高く NPO試算 ”高齢者や弱者がコロナで亡くなることを期待している?”

2021-03-29 03:40:00 | 社会
https://news.goo.ne.jp/article/kobe/nation/kobe-20210328019.html 2021/03/28 19:58神戸新聞

 全国の精神科病院で新型コロナウイルスに感染した患者の割合は、市中感染の3〜4倍に上ることが認定NPO法人大阪精神医療人権センターの有我譲慶理事の調査で分かった。

 有我さんは、全国の精神科病院が公表したコロナ感染者数と報道された感染者数を集約。3月10日時点で、全国75の精神科病院で感染者が出ており、陽性患者2872人、陽性職員ら819人、計3691人だった。公表していない病院もあるため、実際はこの数字を大きく上回りそうだ。

 患者と職員を合わせ200人以上が感染したのは東加古川病院を含む3カ所。3月10日時点で全国の感染割合を比べると、精神科病院は約3・9倍、死亡も3・6倍に達しているという。昨年から調査を継続しており、最近は3〜4倍で推移。有我さんは「公的な病院が、転院者の受け皿になるなど支援が必要」と指摘する。(中部 剛)

感想
「福祉の町 ベーテル ヒトラーから障害者を守った牧師父子の物語」橋本孝著 "希望を持つ”

コロナで高齢者が多く亡くなっています。
高齢者が亡くなると、次のメリットがあると政府は思ってコロナ対策をさぼっているのではないかと勘繰りたくなってしまいます。
・年金支給額が減る
・高齢者の医療費削減できる
・介護施設の入居者死去により空きが増える

コロナは弱者を直撃しています。
若い人や女性の自殺者が増えています。
精神病院に入院している人も多く亡くなっているということです。

アビガンやイベルメクチンに政府は消極的です。
アビガンは統計的に効果があると出ているのにやり方にケチを付けて承認していません。
イベルメクチンでは世界から効果が示唆されているのに消極的です。

「112日間のママ」清水健著 ”過酷な人生からの問いかけに、共に生きる”

2021-03-29 03:05:28 | 本の紹介
本の画像

・ママでいられたのは、112日。だが「温もり」は忘れない、忘れるはずなんてない。

・主治医からのメール
「もし、出産を諦めて、乳がんの治療に専念したとしても、残念ですが、余命は大きく変わらなかったと思います。だから、奈緒さんは、子供を授かり、清水さんとの息子さんを産むことができて、お母さんになれて、息子さんを残せたことが『奇跡』で、その喜びを経験できて幸せだったと
思います」

・ところが奈緒は、「トリプルネガティブ」だった。5つのサブタイプの中で、最も悪性度が高く進行の早いタイプで、乳がん全体の割合で言うと、わずか約2割。薬物療法の効果が期待しにくいともされている。

・「あれがほしい」とか、「これを買って」とかを一切、口にしなかった妻だ。その妻が、初めて、はっきりと僕に目で語りかけていた。
「産みたい」

・治療方針も定まった。
手術⇒抗がん剤⇒「出産」⇒CT・MRI⇒抗がん剤タキサン⇒放射線治療

・「トリプルネガティブの乳がんで転移があるということは、そういうことじゃないんだよ。もって3か月、そう思ってほしい」

・僕は毎晩、大阪病院に泊まった。一緒の病室に泊まるのは、奈緒が入院して以来、ずっと続けている習慣だ。僕は病院から会社に出社し、入れ違いに、僕の親が息子を病室に連れてくる。そして、僕が仕事が終わると、会社から病院に直行し、親とバトンタッチし、家族3人の時間を過ごす。夜9時過ぎに息子をいったん自宅に連れ帰り、親に預ける。僕はそのまま病院にとって返し、奈緒と病室で一緒に過ごす。奈緒の存在を感じながら、僕はソファで横になった。その繰り返しが1か月以上続いた。

・「休ませてもらえませんか」
チーフプロデューサーの坂さんと何度、話し合ったことだろう。
でも僕は番組を続けた。奈緒が、僕がテレビ画面に映るのを楽しみにしてくれていたから。奈緒のお母さんによると、「ten」の時間になると、奈緒はテレビをつけてと、頼んだという。どんなに辛くても、奈緒は、画面の中の僕を目で追った。
奈緒が僕を支えてくれていた。そうじゃなかったら、僕はとうの昔に折れていた。

・奈緒は、一度も自分の病状を尋ねなかった。
奈緒のほうが怖かったはずだ。不安だったはずだ。でもそれを全く出さない。それどころか、息子に、僕に、とびきりの笑顔を見せる。
大阪病院の担当医・木村医師が弔辞に書いてくださった言葉がある。
「副作用の強い治療中も、まわりに心配をかけないように、愛らしい笑顔で穏やかに過ごされた奈緒さんの御姿と、ご一緒に全力で闘うご主人様の姿勢は、私たち医療従事者の心を打つものでした。私たちに病状を一度もといただすこともなく、ただただご主人である清水さんについていかれ、そして、お子さんを愛される姿は忘れることができないものです。恐らくすべてをご理解されていたことと思います。でも奈緒さんはご主人様を信じていらっしゃった」

・でも、奈緒は抗がん剤を打ちたかった。それが唯一の生きる術だとわかっていたから。

・「奈緒、ホスピスに行こうか」とは言えなかった。
本人がどれだけわかっていようが、息子を産んで、ママになってまだ3か月も経っていないのだ。
そこでたどりついたのが、神戸のポートアイランドにある、小児がん専門治療施設「チャイルド・ケモ・ハウス」だった。
「チャイルド・ケモ。ハウス」の楠医師に頭を下げて、事情を話した。先生もわかってくれて、その時に備え、容態の確認も含め何回か家にも往診に来てくれた。

・医療用麻薬とステロイドだ。もうこれしか痛みに効かなかった。医療用麻薬とステロイドで意識障害が早く進む危険性がある。
苦しませず、怖がらせず、痛がらせず。
愛する妻に、愛する息子のママに、今の僕にできることはそれしかないと思っていた。
奈緒をこれ以上苦しませたくない。
奈緒の苦しみを見ていたくない。
「先生、お願いします」

・相談していたハイヒール・リンゴさんは、「テレビに出ている人間が、番組を休むということはどういうことかわかっているよね。一度、休んだら戻れない可能性。あんたは、キャスターとして、本当にそれでもいいんやな?」と、何度も心配し問い続けてくれていた。最後に、電話で「休むと決めました」と伝えた日、リンゴさんは局の近くの喫茶店に来て、「ten」の終わる時間まで待っていてくれた。僕の話を聞いたリンゴさんは泣きながら、「わかった、今からシミケンの家行くわ」と言って、家まで来てくれた。
リンゴさんは奈緒に、「シミケンが仕事休むのは、逃げたわけじゃないからね。決してあんたたちは不幸じゃない。あんたたちは幸せなんだから。こんなかわいい子供がいて」と言って玄関を閉めた。

・それでも僕が話をお聞きし、一緒に涙を流すことで、少しでも前を向いていただけるならば・・・。
それが今の僕にできること。やらなくてはならないこと。妻からの宿題だと思っている。

・僕はもう一度、チャンスをもらった(復帰)。
それには全身全霊で応えなければ。と思う。
きっと奈緒がいてもそう言うだろう。

・もし、闘病している方が近くにいらっしゃるならば、僕は、
「一緒にないてあげてください」
いや、
「一緒に泣いてもいいんですよ」と伝えたい。

・今、振り返って思います。
「寄り添う」、この言葉の本当の意味とは何なのか。
悩み、苦しみ、悲しみ、不安、喜び、本人が一番辛い。じゃあまわりは何ができるのか。「一緒」に悩み、苦しみ、悲しみ、喜び、笑い、泣く・・・。そして、「一緒」に未来を信じ、共に「今」を生きる。

感想
寄り添う。
ロゴセラピーではバイザイン、傍らにいる。
一緒に悲しみ、一緒に存在する。

シミケンさんの心の中には、今も奈緒さんが寄り添っておられるのだと思います。

清水健アナ 毎日亡き妻の写真に話しかけ、その笑顔に幸せを感じる
https://news.yahoo.co.jp/articles/892d6e59df652c005c687d009cf4b1c6ba809cfc