幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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「薬に頼らず家庭で治せる発達障害とのつき合い方」ロバート・メリロ著 ”左脳と右脳のバランスを高める”

2022-05-03 03:11:18 | 本の紹介
・ブレインバランスプログラムはこれらのすべての症状を、反対側の脳に影響することなく、働きが鈍い側の脳を刺激することで修復します。

・私が本書の初版を2009年に出版したときには、約千人ちょっとの子供たちがこのプログラムを成功裏に体験しました。現在ではその数は2万人を超えています。

・「脳」は変えることができる/ブレインバランス、ここが違う
1)問題には解決方がある
2)投薬は解決法ではない
3)ポジティブをさらに強くするな
4)1つの問題、1つの解決策

・ホーム ブレインバランスプログラムは、
 ・子供の左、もしくは右の脳の機能の欠乏の度合いを評価する。
 ・子供の脳の電気信号の低下している部位、もしくは亢進している部位を特定する。
 ・子供の症状を悪化させている可能性がある栄養不足を探す。
 ・生化学的に問題を解決するための食事指導をする。
 ・ポジティブな変化を導くための、家族ライフスタイルと家族環境を検討する。
 ・家庭内のストレスを緩和させるための行動戦略を実施する。

・期待できる効果は、
 ・たとえ高学年であっても学業成績が向上する。
 ・良くない行動をすることが減少する。
 ・異常または極度の行動癖を除去する。
 ・コミュニケーションおよび社交スキルの顕著な改善が見られる。
 まずはこのプログラムを始める前に、子供の脳がどのように発育するのか、そしてディスコネクションが起こるには脳内でどんなことが起こっているのか、基本的な理解を深める必要があります。

・アルバート・アインシュタインの学習障害
 ・彼は7歳になるまでしゃべることができず、学業の方も大学卒業までとてもひどいものだったようです。
 ・彼は20歳で大学院入学が不合格になったときに、スイス特許局のクラークとして働き始めました。それからおよそ6年後、初めの相対性理論、10年後にはノーベル賞を受賞することになる原案を発表しました。
 ・ある科学者は、アインシュタインの脳のある特別な違いを発見したのです。
 ・彼の天才的な頭脳は特殊な脳の使い方に起因するものだということができるでしょう。
 ・アインシュタインは音楽に情熱的であり、ピアノとバイオリンを頻繁に演奏していました。難しい数学問題に行き詰ったときには、椅子に座りなおして音楽を奏でながら、数学の方程式が頭の中に現れるまでその数学問題を思い浮かべるのだそうです。これらを繰り返しおこなうことが、アインシュタインの左および右半球の脳細胞間の電気的なコネクションを強くしただけでなく、新しいコネクションを発達させる原因になっていたのでしょう。
 ・同じことがあなたのお子さんにも起こるのです。ブレインバランスプログラムは身体活動と精神活動とを組み合わせた感覚刺激によって、左右の脳半球を再接続し、増強し、そして新しいコネクションを育てるのです。

・3つの脳の発育の柱と呼んでいる部分。
1) 感覚運動エクササイズ
2) 神経学業エクササイズ
3) バイオ栄養活動

・ブレインバランスの10原則
https://note.com/dr_kano/n/n82aca55848c9

1.小児神経行動および神経学術障害は,違った組み合わせの症状ではあるけれども実は1つの問題である.
2.根底にある問題は,左半球もしくは右半球の機能的な不具合による,脳の未同期である.
3.問題と機能障害は正しく識別されなければならない.
4.唯一の問題の解決法は,症状を治療するのではなく,バランスの崩れを治すことにある.
5.脳の機能的な問題は,すべて個々に対処されなければならない.
6.成功はヘミスフェリックベースプログラムによって導かれる.
7.同時統合が脳を同期させる.
8.脳と身体は同時に成長しなければならない.
9.問題の本質は遺伝子ではなく,故に永久的に修正が可能である.
10.子供の個々の成功は両親の重要な役割に委ねられている.

・ブレインバランス実践事例
 ・サバンナ 学習障害から優等生へ
 ・ローリー 彼女の重篤な問題(自閉症、片頭痛、湿疹)は終わりを告げた
 ・ローラー アスペルガーはもはや過去の出来事
 ・ブライアン まるで新しい小さな人格のように(トイレのトレーニングもできていない)
 ・エヴァ 「すべてが違っている」から典型的な幸せな子供へ
 ・パトリック 強迫症などもう過去の話
 ・ナンシー 失読症問題(本が読めない)が消えた
 ・デイビス 特別学級から英才教育へ
 ・アルビン 悪化する機能不全が消えた

感想
大きな成果をあげているようです。
自閉症のさまざまな異常行動はかなり抑えることができているようです。
人によって効果も違うようですが。

ネットで検索しましたが、日本ではまだこれを行っているところはないようです。
似たことを吉澤公二先生(この本の訳者)が脳ベースインテグレーション療法(BBIT)としてされているようです。

蔭山メソッド
蔭山メソッドは同じことを繰り返し行うことで脳の機能が向上すると言われている学習方法です。

音読効果
音読は脳の機能を高めるということで導入している学校もあるそうです。

これらは、脳を活性化させる方法です。

発達障害スペクトラムは、左右どちらかの脳の機能が低下して、そのアンバランスで起きているとの考えがブレインバランスプログラムで、その低下しているところを見つけ、そしてそれを高めるトレーニングを栄養補給することで、脳の機能を高めるというものです。
実際に具体的な成果がでているようです。

トリプトファンはセロトニンの前駆体で、精神安定や睡眠に関係しています。
トリプトファンを多く含んでいる食品を摂ることでメンタルが安定するそうです。
米国ではトリプトファンをサプリメントとして摂取しています。

また音楽を聴いたり、いろいろな体験したりすることが脳の機能を高める効果があるようです。
痴呆防止には手足を動かす、散歩して景色を眺めるなども脳に働きかけ効果があるといわれています。

認知症予防に役立つ趣味とは? 60代両親におすすめの趣味と勧め方

趣味で楽しみ、痴呆防止になると一石二鳥です。

青梅慶友病院よみうりランド慶友病院を新しく設立するときに、青梅慶友病院のある師長さんが異動することになりました。
そのとき、その師長さん大好きな入所者二人が強く、「自分も師長さんと一緒に行く」と主張されたそうです。
かなり高齢だったので、「まあ、この先は長くないから」と認めたそうです。
なんと、師長さんを同じく大好きで移るのを我慢した人は師長さんがいなくなるとすぐに亡くなり、師長さんと一緒に移った人はその後もお元気だったと大塚宣夫会長がエッセイに書かれていました。
恋は大きな生きるエネルギーになるようです。