・不思議な「帽子の国」
若者も老人も、男性も女性も、誰もが帽子をかぶっていたのです。
帽子には、ある秘密があった。
それをかぶると、誰もが帽子が暗示する考えや行動に従ってしまうのです。
人びとは何の疑問もなく、暗示された生き方を繰り返していたのだ。
「親切には必ず裏がある」など
・私たちの周囲には、様々な考え方に取り憑かれたように生きている人がいます。
「暗示の帽子」が指示する生き方をどれほど繰り返しても、あなたが本当に求める人生と現実を手に入れることは叶いません。
・生まれ育ちの中で、誰もが「暗示の帽子」をかぶり、いつの間にか自分になっていたのが私たち。それは「最初の自分」であり真我とはほど遠い偽りの自分-「偽我」です。
・人生最強の力
「自分を知る力」が、私たちにとってどれほど大切なものなのか。
自分を知る力とは、人間を知る力、そして、人間を知る力とは、世界を知る力にほかなりません。
自分を知り、人間を知ることによって、私たちは、自分の中に複雑で予測不可能な世界を生きる最大の手立てを手にすることになるのです。
・過去にみたものしか見ることができない。
私たちは、世界をあるがままに自由に見ることができると思っています。
でも、実際は、過去に見たもの、見た経験のあるものしか満つことができないということなのです。
・3つの「ち」
①「血」 両親や家族から流れ込んでくる考えや生き方、価値観です。
②「地」 地域や業界から流れ込んでくる考えや生き方、慣習や前提です。
③「知」 時代から流れ込んでくる考えや生き方、知識や常識、価値観です。
何を吸い込んで、どのように自分の心がつくられてきたのか、無自覚のうちに流れ込んできた3つの「ち」を知ることが、本当の自分を取り戻す最初の一歩になるはずです。
そして、かつて選べなかったものをもう一度、新たに選び直す。
・わが国では、虹は7色と言われていますが、どの国でも7色というわけではありません。米国と英国は6色、フランスとドイツは5色、ロシアと東南アジア諸国は4色です。
・「魂の学」では、インプット、アウトプットの心の働きを「受発色」という言葉で捉えます。
色(現実)
↑ ↓
発(発信;考え・行為する) ← 受(受信;感じ・受けとめる)
・心のブラックボックスを解読する鍵
① 快系か苦系か
② 暴流系か衰退系か
・煩悩地図 受発色の4つのタイプ
快↑
快・衰退 快・暴流
衰 ← → 暴流
苦・衰退 苦・暴流
苦↓
・否定的気分の3兄弟
「でも」「だって」「どうせ」
・『新・祈りの道』
「『不安』は頭の中にあり、『不安』という現実はない。
あるのは生きる現場。・・・・・・
ただ心を尽くして生きるだけ。
今日のいのちは今日のもの」
・暗示の帽子
なぜ、そのことにそんなにこだわるのか。
なぜ、いつまでもその気持ち(怨み、嫉妬、欲望など)を抱え続けるのか。
なぜ わざわざ行き止まりの道を選ぶのか。
なぜ 同じ失敗を何度も繰り返すのか。
なぜ うまくいかない方法をとり続けるのか。
なぜ すでに目の前にある考えに気づけないのか。
なぜ 少しの我慢ができないのか。
なぜ 自分から自滅的行動をとるのか。
なぜ 自分から壊してしまうのか。
・人生を俯瞰する3つのまなざしが必要です。
①人生はどうつくられてきたのか、
②今をどこへ向かうのか。
③人生はどこへ向かうのか。
感想;
臨済宗の言葉”人惑”を思い浮かべました。
自分の考えだと思っているのは、実は親や先生、社会から刷り込まれた考えだということです。
米国の社会学者ワッソが”人惑”の英訳として”社会的催眠”と説明しています。
この本では「暗示の帽子」として、こうしなければいけないなど、自分の行動を縛っているのです。
そのためには自分を知ることから始まるのです。
その考えは本当なの?
それは自分がやりたいことなの?
煩悩地図から自分の考え方を知ります。
自分を客観視する、自分の考えや行動を俯瞰する方法を学びます。
それをグループワークで報告して、アドバイスをもらいます。
今の不幸は実は自分の考え方や行動の結果なのだと知ります。
多くの人がそれに気づいて、幸せを具現化されています。
信じるに値する宗教を信じたいです。
GLAは生きる術を学ぶ考え方を身につける集まりとも言えるようです。
GLAは偶然、京都駅の南口を出て、どこかカフェないかなと思って歩いていたら、「あなたが生まれてきた理由(わけ)」の本に目が行き、そこに入って、高橋佳子さんの本と出合ったのです。
そして何冊か読みました。
ロゴセラピーでは精神⇔心&身体。
GLAでは精神が魂として。