幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「新しいカウンセリングの技法 カウンセリングのプロセスと具体的な進め方」諸富祥彦著  ”自分の心の中にカウンセラーを住まわせる”

2023-07-09 15:44:44 | 本の紹介
・あらゆるカウンセリングに共通する基本技法、それは、一言で言えば、
リレーション(こころとこころのつながり、気持ちと気持ちのつながり)を作っていく
言い換えるなら
「私は、この人と気持ちがつながっているなぁ」
「この人には、安心して話ができるなぁ」
「この人とは、気持ちが一つになって、同じこころの世界を味わえているなぁ」
「この人は、私の気持ちを、こころのひだまで、ていねいにわかってくるようとしているなぁ」

・リレーションを作るには-カウンセリングの基礎的な三つの技法
①「うなずき・あいづち」
②「伝え返し」(リフレクション)
③「こころのつぶやき」(感情の自己開示)

・カウンセリング
①治療・解決的なカウンセリング
②予防的カウンセリング
③成長支援的カウンセリング

・傾聴における三つの基本姿勢
①余計なことを言わない
②解決しようとするな。わかろうとせよ
③善悪を問わない。価値評価をしない

・傾聴で、「ただ、わかってもらえる」と、人は、自分の「こころの声」を聴いていく

・カウンセリングの基本形-三つの段階を踏む
①関係形成期(ラポール形成/心と心のつながりをつくる段階)
②事故探索期(自分を深く見つめる段階)
③行動計画期(アクション・ステップ/これからどうすればいいか、実際の行動を計画する段階)

・6種類のカウンセリング・プロセス
1)まず見立てを行う
2)カウンセリングの六つの種類
 ①自分を見つめるカウンセリング(自己探索的/内省的カウンセリング)
 ②つらさをしのぐカウンセリング
 ③現実を受け入れ(あきらめ)ていくカウンセリング
 ④目標達成志向のカウンセリング(人生の目標や願望の実現、問題の解決、症状や痛みの除去/緩和など、クライアントが掲げた目的の達成を直接目指すカウンセリング)
 ⑤つなぐカウンセリング
 ⑥コンサルテーション(作戦会議、たとえばカウンセラーのクラス担任の教師が、問題を抱えている生徒にどう抱えばいいか具体的な方法を話し合う)

・面接の前に-カウンセリングの「五つの枠」を整えておく
1)「時間の枠」
2)「空間の枠」
3)「ルールの枠」
4)「料金の枠」
5)「こころの枠」
①カウンセラーの安定感-「こころの揺れ幅」が小さいこと。低く安定した重心を保つこと
 ②カウンセラーのとらわれのなさ-「自由なこことの動き」を保証する

・インテーク面接
1)インテーク面接とは
①クライアントの問題はどのような問題で、病態水準はどのようであるのかを見定め、
②その相談機関で受け入れ可能であるかどうか、
③ほかの相談機関や医療機関に紹介(リファー)するのなら、どのような相談機関や医療機関がよいか、
④どのような方針のカウンセリングが必要か、
⑤誰が担当するのがいいか、 を決めていくための面接です。
2)「一人職場」では、インテークは90~120分くらいは必要
3)インテーク担当はベテランが受け持つほうが良い
4)受け持っているクライアントが多い場合、どうするか
5)30分早く来てもらい、申込用紙に記入してもらう
6)主訴について
7)家族構成
8)見立てと今後の方針
9)インフォームド・コンセント

・カウンセラーが、自分自身の内側に響かせながら、伝え返しをしていく(クライアント中心療法、フォーカシング)

・「あなたの内側にある」「何か」といった言葉を使って、クライアントの意識が内側に向くように誘う(フォーカシング)
・内側に響かせてみるように促す(リソネイトしてもらう/フォーカシング)

・「深い傾聴」(クライエント中心療法/フォーカシング)

・インターラクティヴ・リスニング&フォーカシング(二重の共感の時)

・「より深いこころのつぶやき技法」(フォーカシング/ハコミセラピー)

・クライアントの「夢」を聴く(ユング心理学/プロセスワーク/夢フォーカシング)

・クライアントに自分の「動作」に意識を向けてもらう(プロセルワーク/ゲシャルト療法)

・エンプティ・チェア(プロセルワーク/ゲシャルト療法)

・転移-逆転移(精神分析)

・「シンクロニシティ(共時性)」「コンステレーション(布置)」という視点からクライアントの語るストーリーを見ていく(ユング心理学/プロセスワーク)

・中期における注意点
1)「カウンセリングを週に2回に増やしてほしい」、もしくは「月に1回に減らしてほしい」など、面接頻度の変更を求められた場合、どうするか
2)「本当にこんなこと続けていて意味があるでしょうか」とクライアントがたずねてきた場合、どうするか

・認知行動療法
後期の課題達成のために役に立つのは、何といっても、行動療法、認知行動療法でしょう。これらの療法は、「内面世界」を扱うのはあまり得意でないけれども、外界(現実世界)での具体的な課題達成のための技術を豊富に持っています。

・(カウンセリングの)終結の目安
①「主訴」が解消した(例;不登校だった子どもが学校に行けるようになった)
②「主訴」は解消していないけれど、本人から見ても、カウンセラーから見ても「なんとか自分でやっていける」ような感じになった(例;相変わらず学校には行けていないが、前は「こんな自分は生きていく価値もない」と自分を責めて、抑うつ状態になっていたが、今は毎日安定した気持ちで充実した時間を過ごしている)
③精神状況(例;他の人のことが気になって仕方がない)や身体症状(例;めまいがする。胸のあたりに突き刺されるような痛みがある)が消失した。
④目標行動がとれるようになった(例;人前で震えず話せるようになった。異性とリラックスして話ができるようになった)。

・終結について、こんな考え方もあります。
カウンセリング
を受け続けていると、クライアントは自分のなかに「うちなる治療者像(うちなるカウンセラー像)を持つようになるので、実在するカウンセラーと会う必要はなくなるのだ、と。

・カウンセリングの
体系と学び方
A カウンセラーの自己(こころ)⇒教育分析やワークショップなどでの体験学習
B カウンセリングの理論と哲学⇒講義・読書
C カウンセリング技法のトレーニング
D カウンセリングの実践⇒事例検討+スーパービジョン 

感想
 誰かに話をする。それだけでも自分の考えていることをまとめることになります。
話していると自分で解決方法に気付いたり、ヒントが浮かんだりします。
そしてダイヤローグでの気付きもあります。

 内なる心にカウンセラーを住まわせると、そのカウンセラーとの対話ができます。
自己距離化にもなるかもしれません。
自分のことを冷静に、客観的に見てみるのです。

 クリスチャンは、自分の心にイエス・キリストを住まわせて、大切な時に必ず尋ねることをしている方もおられます。
祈りの行為もその一つだと思います。
そうすると聖句の言葉が浮かび、そして選択する道が示されるかもしれません。

 セルフカウンセリングは自己管理であり、自分により良い選択肢をするお手伝いをしてくれるのではないでしょうか。

 本は精読しなくても、何か一つでも役立つことがあればそれだけでも本を読む、本から学ぶ価値があるように思います。



「はじめてのカウンセリング入門下 ほんものの傾聴を学ぶ」諸富祥彦著 ”傾聴がスタートでありベース”

2023-07-09 02:04:02 | 本の紹介
・カウンセリングの主要な三つのアプローチ
1)「過去から解放されるアプローチ:(精神分析)
2)「練習するアプローチ」(認知行動論)
3)気付きと学びのアプローチ」(人間性心理学、トランスパーソナル心理学による自己成長論)

・プロのカウンセラーになる道は、非常に険しい道です。多くのカウンセラーは、経済的に恵まれていません。
「薄給でもいいから、どうしてもカウンセラーになりたい」
「私は、カウンセラー以外の道では生きていけない」
それぐらいの思い入れがないと、なかなかしんどい道のりです。

・無条件の積極的関心(受容)
カウンセラーの価値観や好みによって取捨選択せず、クライアントのこころのどの側面をも「ああ、こんな気持ちがおありなんですね・・・」と、ただそのまま受けとめていくことです。
 「あなたは今のままですばらしいですよ」と肯定することではありません。カウンセリングでは原則的に、相手をほめることも、叱ることもしません。『そうですね』と相手に同意したり、賛成したりしません。〇もつけず、×もつけず、『ただ、そのまま、受けとめていく』のです。・・・
 ここで大切なことは、『無条件の積極的関心』における『無条件』という言葉は、『選ばない』ということ・・・。

・共感的理解
 実践的には、クライアントがまさに言わんとしている、その『感じ』の『エッセンス』を感じ取り、『あなたが今、おっしゃっていることは・・・ということでしょうか』と、クライアントが感じているまさにその同じ次元にふみとどまりながら、クライアント自身の内側に身を置きつつ、ていねいに、ていねいに、『クライアントが言わんとしていることを、確かめつう、確かめつつ、ともに歩んでいくような姿勢』を保ちつづけることです。

・一致
 ①自分のこころを空にして、クライアントのこころのひだをていねいに聴いていくと同時に
 ②クライアントの視点に立って、そのこころのなかに深く沈潜していくとき、同時に自分自身のこころの深いところで発せられてくるさまざまなこころの声や動きにていねいに意識を向けて、耳をすませていく、という二つのことを同時進行で進めていきます。
 このような姿勢を「一致」と言います。一言で言うならば、「カウンセラーが、クライアントの話に虚心に耳を傾けながらも、同時に、自分自身の内側にも深く、かつ、ていねいに触れながら、クライアントとともに進んでいく姿勢」のことです。

・カウンセラーは、
①自分のこころを空にして、クライアントのこころのひだをていねいに聴いていくと同時に、
②クライアントの視点に立って、そのこころのなかに深く沈潜していくとき、同時に自分自身のこころの深いところで発せられてくるさまざまなこころの声や動きにていないに意識を向けて、耳を澄ませていく、という二つのことを同時進行で進めていきます。・・・
 フォーカシングのつながりで言えば、「カウンセラー自身が自らにフォーカシングしながら、クライアントを傾聴していく姿勢」と言ってもいいでしょう。

・1961年にロジャーズが日本に来日した際、ある方が公開の場で「受容と共感的理解、一致・・・あなたが言っているこの三つのうちどれがもっとも重要なものですか」とストレートに質問しました。多くの人が「どれも大切だ」と言うに決まっている、と予測したのに反して、ロジャーズはキッパリと「一番大切なもの、それは、一致だ」と即答したそうです。

・うまくいくカウンセリングと失敗するカウンセリングでは、その最初の数回のうちにははっきりとした違いが出て来ます。その違いとは、カウンセラーの技術のレベルでも、クライアントの自己理解の程度ではありません。実は、重要なのはクライアントの「話の内容」ではなく「話し方」、すなわち、クライアントが「自己の内側にていねいにふれながら話すような話し方をしているかどうか」であること、そしてこのことがカウンセリングの成否に決定的に大きな影響を及ぼしている、ということがわかったのです。
 これは、衝撃的な研究結果です! この結果をもとに、ジェンドリンらは、「自分の内側にていねいにふれながら語る」こと、すなわち「内面的な自己探索をともなう語り」にこそ、カウンセリングの核心があると考えて、そこに焦点を当て始めたのです。

・元来フォーカシングは、一つの技法というより、「人が自分自身の内側と向きあう姿勢」のことです。

・フォーカシングの五つのスキル
①「認める」
②「間(距離)をとる」
③「思いやりをもって、問いかける。そして何かが出てくるのを待つ」
④(フェルトセンスをそのまま)受け取る
⑤内側に響かせる しっくりくるかどうか確かめるようにして内側に響かせる

・ロゴセラピーの主たる対象は、実存的空虚、すなわち、「このままずっと生きていってどなるのだろう」「私の人生に意味なんてあるんのだろうか」といった悩みを抱えている人々です。

・誰かが、あなたを待っている。何かが、あなたを待っている。

・『夜と霧』のなかで、もっとも強く印象に残っているのは、次のシーンです。
  収容所生活で生きる希望を失い、「もう人生には何も期待できない」と自殺を決意しかけて二人の囚人が、フランクルに相談しました。この二人にそれぞれフランクルは次のように問いかけたといいます。
「たしかにあなた方は、人生にもう何も期待できない、と思っているかもしれません。人生の最後の日がいつ訪れるかもしれないのですから。無理もない話です。ナチスのガス室に送られるくらいなら、いっそ、自ら自分のいのちを断つほうがまだマシだ。そんなふうに思われても、不思議ではありません。
 けれどその一方で、人生のほうは、あなた方に対する期待を棄てていないはずです。《あなたを必要とする何か》がどこかにあり、《あなたを必要としている誰か》がどこかにいるはずです。そしてその《何か》や《誰か》はあなたに発見されるのをまっているのです」。

・フランクルのエッセンス
「どんなときも、人生には、意味がある。
 なすべきこと、満たすべき意味が与えられている。
 あなたを必要とする《何か》があり、あなたを必要とする《誰か》がいて、あなたに発見され実現されるのを待っている。
 そしてあなたにも、その《何か》や《誰か》のために、できることがある。
 だから、たとえ今がどんなに苦しくても、あなたはすべてを投げ出す必要はない。
 いや、たとえあなたがすべてを投げ出したとしても、人生は、あなたに《イエス》と光を届け続けてくれている・・・」
 フランクルのこのメッセージは、人生に絶望しかけた実に多くの人びとのたましいを鼓舞し救ってきました。

アーノルド・ミンデルが創始したプロセスワーク、ないし、プロセス指向心理学は、「人生を目覚めて生きるための総合的なアート」とでも呼ぶべき方法です。
 これからのカウンセリングの世界で何をいちばん学ぶべきか-私としてはまず、ロジャーズやジェンドリンのフォーカシングをベースにして、「ほんものの傾聴」を身につけてほしいと思っています。そしてその先の段階に進むときに、ぜひ学んでほしいのが、プロセスワークです。

身体症状は夢の反映であり、夢は身体症状の反映である、という夢と身体症状の共時的つながりを意味しています。つまりドリームボディとは、この実体としてのからだではない「見えないからだ」です。そこから現れるわずかな動作や痛みや症状をプロセスワークでは「からだの見る夢」としてサポートしていくのです。・・・
 ミンデルによると、人が、自分の身体症状について語り始めて20秒くらいのあいだに自分でも気づかずにくり返している動作には、何か大切な意味が隠されているといいます。

・プロセスワークの原理はいたってシンプルです。こうしたさまざまなチャンネルで現れてくる何げないしぐさ(動作)、症状、言葉、イメージ、身体感覚などに、静かに、しかし、しっかりとていねいに、かつ、深く意識を向けていくこと、ただそれだけです。そこで貫かれているのは、「今、起こっていることには意味がある」という考えです。

・布置と共時性(シンクロニシティ)
「布置」(コンステレーション)はもともと、占星術の概念で、誕生時の星の配置からその人の運命を占うことを指す考えでした。ユング心理学において「布置」という言葉が使われるとき、カウンセリングのなかで生じてくる個人のこころの変容と、そのとき外的世界で同時に生じてくる出来事とのあいだに、意味のあるつながりを見ていく姿勢を意味しています。

・さまざまな出来事を、「たまたま偶然同時に起きた、けれどどこか、必然的な意味のあるつながりを持つ出来事」として、より全体的にとらえていく考えがベースにあります。
 ユングは、こうした考えを「共時性」と名づけました。

・ユング心理学の最大の特徴は、ただ問題解決や症状の除去を目指すのではなくて、「いったい何ゆえに・・・」「何のために、この出来事が、よりによって、この方に・・・」という視点を持って、クライアントの話を聴いていく点にある、と言っていいように思います。

・河合隼雄先生
「私はカウンセリングで、ただ、クライアントの方のコンストレーション(布置)を見ていく、それだけをやっています」
このことを平たく言うと、「何のためにこの方は・・・」「何ゆえにこんなことがこの人の人生に・・・」という目的論的な視点を持ってクライアントの話を聴いていく、ということでしょう。

・カウンセラーに気持ちを聴いてもらっているちに、クライアントは「自分の気持ちを聴く」ことを学ぶようになっていく、クライアントは「自分自身の内側への傾聴」をするようになっていく。このことが、クライアントの生き方、生きる姿勢、自分自身へのかかわり方の変化を引き起こしていく。カウンセリングの一番のポイント、傾聴することの意味はここにあるのだ、とロジャーズは言うのです。

・カウンセラーにていねいに聴いてもらっているうちに、クライアントが自分の気持ちにもていねいに触れていくことができるようになり、次第に、それまで自分でも気づいていなかった気持ちに気づいていくようになるのが、本当の傾聴なのです。

・クライアントの話し方
①「ストリーテラー(語り部)モード」 (起きた事象を順番に話していく)
②「アナリスト(知的分析家)モード」 「私の問題は〇〇だと思うんです。なぜなら・・・」
③「感情ぶちまけモード」 クライアントがいつも激しく泣いたり怒ったり笑ったり

・よい傾聴のポイント
①「余計なことを言わない」
②「解決しようとするな。分かろうとせよ」
③「不思善悪」(価値判断しない)

・「最高の傾聴」とは
①無条件の積極的関心(受容)
②共感的理解
③一致

・カウンセラーは、自分が何を言うかに熱中してはいけません。自分の考えを話すときには、短くさらりと話し、それに対するクライアントの反応に、すぐに意識を向け直すことが大切なのです。

・ほんものの傾聴を学ぼう! 傾聴の5ステップ式トレーニング
1)「こころをこめて、ただひたすら、聴く」
2)「共感的伝え返し」の練習 ショート・バージョン
 ・二人一組の実習
 ・エンパシー・ラボの実習(四人一組)
3)「共感的伝え返し」の練習 ロング・バージョン 15分から始め、次第に30分と時間を長く
4)「話し手が安心して、自分自身の内側に深く入っていける傾聴」の練習
5)「聴き手の内側深くから発せられた言葉が、話し手に大きな気づきをもたらす傾聴」の練習

・カウンセリングの体系と学び方
A カウンセラーの自己(こころ)⇒教育分析やワークショップなどでの体験学習
B カウンセリングの理論と哲学⇒講義・読書
C カウンセリング技法のトレーニング
D カウンセリングの実践⇒事例検討+スーパービジョン

・カウンセリングを学ぶための本
 ・国分康孝『カウンセリングの理論』
 ・河合隼雄『カウンセリングの実際問題』
 ・佐治守夫『カウンセリング入門』
 ・諸富祥彦『カール・ロジャーズ入門』
 ・諸富祥彦『自己成長の心理学-人間性/トランスパーソナル心理学入門』 など

・カウンセリングとの出合は、あなたの人生を変えます。
カウンセリングを学ぶことで、あなた自身が変わっていかなくては、ほんもののカウンセリングを学んだと言えません。

・カウンセラーになるのに必要な資質
①「他者のこころに根気強く耳を傾ける力」
②「自分を深く見つめる力」
③「自分自身、本気で生きること。そして本気でいきることにともなうさまざまな苦しみや傷つきを引き受ける力」

感想
  この本をカウンセリング初めて読む場合と、ある程度学んで読む場合とでは、読む人が得るものも違うように思いました。

 カール・ロジャーズの理解も浅かったように思いました。

 多くの人が人生の悩みや判断に迷うと占い師に占ってもらいます。
前に、易占を学んだことがありますが、占いはカウンセリングと実感しました。
当たる占い師
①観察力が高い
②傾聴力が高い
③コールドリーディングで巧みな質問力が高い
④本人に決定させる
⑤当てるではなく当たる生き方を選択させる
⑥ベースに温かさを持っている。
 諸富先生は、カウンセリングは占い師に負けないようにしたいと言われていました。

 諸富先生は、高校時代に悩み死ぬことも考えたことがあったそうです。
そして勇気を出して国分康孝先生に手紙を出したら、お返事をいただいたとのことです。それがカウンセリングに進む選択をされたようです。
 学びたい先生の下で学ぶ、ステキなことです。


ヒ素検出、三井石油開発が謝罪 周辺への排水は当面継続 ”排出続けたら、広範囲に影響し農作物や動物、人にまで影響する”

2023-07-09 01:41:22 | 社会

 北海道蘭越町で資源調査の掘削中に蒸気が噴出し、周辺の水から高濃度のヒ素が検出された問題で、調査主体の三井石油開発(東京)の原田英典社長が8日、同町で記者会見し、「多大な心配と迷惑をかけ、深くおわびします」と謝罪した。
 噴出現場から約1キロ離れた井戸に注入するためのパイプラインが完成するまで2週間かかり、その間は周辺への排水を続けるという。体調不良を訴える人は4人となった。
 

 北海道の担当者から速やかに敷地外への排水を止めるよう指導を受けたことを明らかにし、原田社長は「そのために全力を尽くしている」と理解を求めた。
  健康被害や農作物への影響は、因果関係を調べ個別に対応するとしている。

感想
 原田英典社長はもし、健康被害を訴えた人がいたら、ヒ素の影響でないとどう説明するのでしょうか?
 また、その人の蓄積ヒ素を測定するのでしょうか?
髪の毛にも残ります。

 北海道の行政も何をしているのでしょう。
指示に従わないなら、業務停止までやって欲しいです。
そうすれば真剣に取り組みます。
なぜ排出をし続けなければならないかの説明も欲しいです。