幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「やる気が出ない日は何もしなくていい」IMALUが奄美で学んだ長寿の秘訣 ”無理せず、天候と心模様に従いながら”

2023-07-03 02:12:24 | 社会

2022年8月、東京と奄美大島の二拠点生活をスタートしたタレントのIMALUさん。コロナ禍でリモートワークが進み、サラリーマンであっても勤務地に縛られずに住みたい場所に住むことが夢ではなくなってきた昨今。実際に都会から拠点を移したIMALUさんの離島ライフを、ご本人に綴っていただきます。(以下、IMALUさんによる寄稿です。毎月1回更新予定) 

自然と自炊の機会が増えた奄美生活
 奄美に来てから外食する頻度がかなり減り、料理を沢山するようになりました。元々私はあまり料理に興味がなく、始めたのもコロナ禍になり外食ができないから仕方なく……という感じでした。奄美は電車がなく、タクシーは中心街まで行かないと捕まえるのが難しいので、外に飲みに行くとなると車で向かい、帰りは代行をお願いするのが当たり前です。  代行を頼むのが難しいエリアもたまにあり、そういう時はお店の方に了承を得て車を置き、タクシーで家に帰り次の日に車を取りに行くなんてこともあります。東京にいる時のようにアプリでタクシーを呼び、帰りはサクッと帰るなんてことができないので、外食するのには少しハードルが高いのです。
  そんな理由から自然と外食の頻度が減りました。結果、料理をせざるを得ない状況になり、スーパーに行く機会も増え、最初は奄美ならではの食材や商品を見るのがとても新鮮でした。まず野菜や果物は、福岡や熊本などの九州産のものがメイン。季節によっては、奄美産のドラゴンフルーツやタンカンなどもよく見かけます。お刺身や海鮮ものは地元産。伊勢海老がスーパーで普通に売っていたのを初めて見た時はビックリしました……。
  お醤油は甘口醤油が必ずあり、お肉は鹿児島産の豚肉や黒豚などもよく売っています。沖縄も近いので、スーパーによっては沖縄の商品も売っていたり、乾麺は福岡の「うまかっちゃん」というのが必ず売っています。私は奄美に来てから「うまかっちゃん」を初めて知ったのですが、知人にお土産で買ってきてなんて言われたこともありました。

新居に初めて水が通って感動!

 以前ご報告していた通り、奄美の家は増築しており、現在ではほぼ完成に近づきました! これからは増築した場所がメインの住居となり、今まで住んでいた場所は友人などが来た際泊まれる場所になる予定です。そんな新しい家と共に、最近我が家に水が初めて通りました。人に言うとよくビックリされるのですが、今まで住んでいた家は私のパートナーがDIYで作った家で、水は家の後ろにある山から引き、サンゴでろ過したものを使っていました。蛇口から出る水は雨が降ると濁り、シャワーの水圧は弱く、お湯がでないなんてことも多々あり……(笑)。
  私の住んでいる場所は元々水が通っておらず、水を通すには、家まで引く工事が必要だったのです。今回の増築を機に、水道工事もスタート。工事費もきっと高くなるだろうな~と予想はしていたものの、見積もりをしてもらうと、想像以上に優しくないお値段でした……。田舎に住むと家賃や生活費はあまりかからないが、水が引かれてない場所まで行くと、こういった所にお金がかかるようです……。
  とはいえ水は生活に必ず必要なので、頑張って働いて稼いでいくしか選択肢はありません(笑)。水の工事は1週間ほどであっという間に終わり、初めてキッチンやシャワーからちゃんとした水がでてきた時は、感動しました。キッチンのシンクの水が濁ってない! シャワーもちゃんとお湯が出て、水圧もしっかりある! 東京では当たり前なことも、奄美ではありがたく感じます(笑)。 
 そんなお水の工事中。 梅雨真っ最中だった奄美はどんよ~りと曇り、なんだかスッキリしない日がありました。この日は終わらせたい仕事と家の掃除をしようと心に決めていたのですが、何もやる気がなく、お昼頃まで体も頭もまったく機能しない日だったので、とりあえず愛犬バルーの散歩に外に出てみようと思い、車を走らせ私の好きなビーチに行きました。
  スノーケリングツアーなどをしているお店のお兄さんたちも、天気が悪くこの日は仕事がなかったようで、海の家にみんなで座っていました。挨拶に行くと、手招きされ、バルーと近づいて行くと、テーブルにはたくさんのスモモが……! 座って世間話をしていると、奥から別のお兄さんが鍋を持ってやってきて、中には“とびんにゃ”という奄美の貝が入っていました。  “とびんにゃ”は5cmほどの小さな貝で、奄美の居酒屋さんやお家のご飯でもよく目にします。お酒にもぴったり合う、私も大好きなおつまみです。鍋に入った“とびんにゃ”は海水に1週間入れて砂出しをし、茹でたばかりのものでした。ただただ通りかかった私に「スモモと、とびんにゃ持っていき~」と、袋に沢山詰め始めてくれました。
 「え! いいんですか!? 今日全くやる気出ない日だったから、外出てきてよかったわ~」と私が言うと、“とびんにゃ”を詰め終えたお兄さんが「やる気ない時は何もやんなくていいのよ~。何もしないで、早い時間からお酒飲めばいいのよ~」と言ってくれて、何だかホッと安心しました。南国の人が長寿になる理由、なんだか分かる気がします。「東京で欲しいものがあったら言ってくださいね!」と伝えても「いいよいいよ」と笑いながら一人じゃ食べ切れないほどのスモモと、“とびんにゃ”を渡してくれました。

奄美のご近所さんたちを招いてしたいこと
 お兄さんたちのお陰でちょっと元気が出て、家で作業をしていると、夕方頃外から車のクラクションが聞こえました。外に出てみると、いつもお世話になっている奄美のキャリアウーマン。90歳になったタエ姉でした。タエ姉は淡々と、「これ買ってきたからあげる」と揚げたての大きな唐揚げを3つ渡しにきてくれました。またの頂き物にビックリ! 今日の夕飯はほぼほぼ頂き物で完成です……! 何も言ってないのに、気持ちが沈んでた自分を島の人に助けてもらえた気がしたとてもいい1日でした。  梅雨シーズンも終わり、まもなく本格的な夏がスタートします。近々東京から友人が奄美に遊びに来てくれるし、今年は私の大好きな夏フェスも沢山復活しているのでワクワクしています。奄美でもお祭りが復活するそうなので、奄美の色んなイベントにも顔を出したいと思っています……! 
  ただ、まずは新居ができたので、奄美のご近所さんやいつもお世話になっている方々を誘い、BBQパーティーをするプランをしています。自分がホストになり島の皆さんをおもてなしするのはなんだかドキドキしますが、いつもお世話になってばかりなので少しでもお礼の一つになればと思っています。
  自分でも信じられませんが、奄美に引っ越して、あっという間に1年が過ぎようとしています……。少しずつですがお友達もできてきたし、振り返ると飛行機にも沢山乗りました(笑)。都会で仕事をしながら、自然に囲まれる時間も作る。それを実現させるには移動時間と周りの協力が必要です。「田舎への移住は若い時にしかできない!」というある先輩のアドバイスは本当にそうだなと実感しています。奄美の新しい家も少しずつ家具やインテリアを増やしていっています。一個一個考えるのは大変ですが、少しずつ完成しているので、またここの連載でもお気に入りのものなどをご紹介できたら嬉しいです。

感想
 奄美での生活で様々なことを体験されているようです。
パートナーとの生活で、自分だけだと体験しなかった生活に誘われてそれを味わっておられるようです。
 時には流れに身を任せてみるのも良いのかもしれません。
 何より、奄美で生活することで収入が得られることも大きいのではないでしょうか。

 やる気が起きない時は、無理をしない。
しない自分が許せないような気持になるからでしょうか。
でも無理しても効率は上がりません。
 締め切りに追われるのも良しとすることでしょうね。

「はじめてのカウンセリング入門上 カウンセリングとは何か」諸富祥彦著 ”セルフカウンセリングで自己成長する”

2023-07-03 01:00:00 | 本の紹介
・カウンセリング
 ①個人および集団を対象として「自己成長の支援学」
 ②「悩み苦しみを通しての自己成長学」
 ③「援助的人間関係学」

・広義のカウンセリング
 ①成長支援のカウンセリング
 ②予防的カウンセリング
 ③解決・治療的カウンセリング

・「カウンセリングとは、相談に来た方が人生のさまざまな問題に直面し、苦しみさまよい続けるプロセスを通して、みずからの心の声に耳を傾け、多くの気づきと学びを得て成長をとげていくプロセス」とすれば当然
「カウンセリング学習の中心も、クライアントが自己探索をおこない自己成長をとげていく、その体験の『器』としての『カウンセラー自身のこころ』を深く掘り下げていくことにある」

・カウンセリングにおける唯一の商売道具は、カウンセラー自身の「こころ」です。どれだけ自分のこころを深く生きてきたか、とりわけ、嫉妬深さや相手を許せない気持ち、自分や人を非難する気持ちなどの否定的なこころの働きを、どれほど深く、自覚的に生きてきたかがそこでは問われます。
 したがって、カウンセリング学習では、「自己と向き合う」こと、自分のこころの声を深く聴いていくことが、学習の基盤となります。
 カウンセリング学習の基盤は、自己についての気づきと学びであり、みずからのたましいの成長にほかなりません。
 これは、一種の「修行」と言えるでしょう。

・カウンセラーを目指すための三つの条件
①本気で生きる
②自分を深く見つめる
③クライアントの傍らにとどまり続ける

・カウンセリングを学ぶと、人生が変わる!

・悩みを相談したくなるときの、五つのパターン
①話を聴いてもらいたい
②同意として力づけてほしい
③アドバイスがほしい
④叱ってほしい
⑤悩みを相談したいと思ったことがない
 素直に申し上げて、「人生でほとんど悩んだことがない」人が、カウンセラーを目指すのは、あまりに無理があると思います。・・・このタイプの方が、カウンセリングを学ぶ意味がないかというと、そうとも言えません。

・カウンセリングはすべての人に開かれた学問であり実践技能です。
そしてそのエッセンスは
 ①「自分自身のこころの声に耳を傾けること。自分をより深く生きること」
 ②「他の人の気持ちを、その人のものの見方、感じ方にそって先入観なしに理解すること。他の人をていねいに理解しながら、自分の気持ちも大切にできるような人間関係をつくること」
 この二点にあります。

・カウンセリングのエッセンスは、「自分の深く見つめ、自らのこころの声を聴く」(自己探索)⇒「自分で決める」(自己決定)

・ひとは、ほかの人にていねいに話を聴いてもらい、こころの声に耳を傾けてもらっているうちに、なぜかふと、自分自身でも自分の内側に耳を傾け始める。自分の内側からおのずと発せられてくるこころの声に、いつの間にか、自分で耳を傾けるようになっていく。

・自己決定の結果は、本人責任
 しかし、自己決定に至るプロセスをどうサポートしたかは、カウンセラーの責任

・占星術の感性に親しむことで、人はたとえば、そんなふうに、自分の人生を「過去からの影響」という視点とは、異なる視点で眺め始めることができるのです。・・・そんな視点を持つことが、私たちが自分の過去の呪縛から解き放ち、新たな一歩を歩み出していくのを後押ししてくれるのです。

・カール・ロジャーズ
「私が自分自身を受け入れて、自分自身にやさしく耳を傾けることができるとき、そして自分自身になることができるとき、私はよりよく生きることができるようです。・・・言い換えると、私が自分に、あるがままの自分でいさせてあげることができるとき、そのとき、私は、よりよく生きることができるのです」

・心理療法は、基本的には、神経症、統合失調症、パーソナリティ障害、うつ病といった診断名がつく「こころの病」を抱えた人を対象にします。・・・しかし、カウンセリングの対象は、・・・「人生の問題や悩み」全般にわたります。

・神経症/統合失調症
この二つの病について、私が学部生のときに、ある先生から、とてもわかりやすい説明を受けたことがあります。「本人が、自分はおかしい、自分はおかしい、と思っているけれど、周りからみたら、まともなのが神経症。本人は自分がまともだと思っているけど、周りから見たら、幻聴や幻覚があり、気にかかるのが、統合失調症」

・トランスパーソナル心理学とは、古今東西のスピリチュアルな伝統の持つ知恵-キリスト教、イスラム教から、さまざまな秘教、ネイティヴ・アメリカンをはじめとする土着の先住民のスピリチュアルな知恵など-に学びながら、それを現代心理学の枠組みに統合しようとする学問のことです。

・「狭義のカウンセリング」とは
①人生の問題を抱えたクライアントが、
②その問題に取り組むことを通して、みずからの心の声に深く耳を傾け、
③さまざまな気づきと学びを得て自己成長していくプロセスを、
④専門的な学習と訓練を経たカウンセラーが、
⑤一定の時間(面接時間)と空間(カウンセリング・ルーム)という「守られた枠」のなかで支えていく、
⑥援助的な人間関係である。

・「三種類のカウンセリング」
①自分の内面を見つめるカウンセリング
②問題を解決するカウンセリング
③生きづらさをしのぐカウンセリング

・「カウンセリングとは、悩み苦しみを通しての、自己成長の援助である」

・カール・ロジャーズの主な著作
『カウンセリングと心理療法』
『クライアント中心療法』
『ロジャーズが語る自己実現の道』(一冊というならば)
「ある問題に対処できる統合性を獲得するならば、その人は新たな問題にも同様に対処できるであろう」

・私の恩師である國分康孝先生
國分先生ほど「治すカウンセリングから育てるカウンセリングへ」のスローガンのもと、日本における「広義のカウンセリング」の普及に貢献された方はいません。弟子の私が言うのもなんですが、國分先生の最大の業績は、わが国のカウンセリングのイメージを、個人を対象にした治療的カウンセリングから、集団を対象にした予防・開発的カウンセリングへと、一般に広めたことにあるのではないでしょうか。

感想
 國分康孝先生の本を読んだことがあります。とてもわかりやすく参考になったことを覚えています。

 カウンセリングという言葉は知っているつもりでしたら、改めて読むととても参考になりました。
 なにより、いろいろな心理に関係する本を読み、セルフカウンセリングで自分の気持ちを上手くコントロールすることが自分の人生をより良くするということです。
 米国ではカウンセラーを持つことが、弱いのではなく、自分の気持ちを上手くコントロールする方法にできるビジネスマンは活用しているそうです。
 著者はこの本(2010年7月発行)の中で日本でも「10年後には英語教室のようにカウンセリングも駅近くで利用できる」と書かれていますが、そうなっていません。

 カウンセリング、心理療法、生き方などの本はたくさんあります。それから学び活用する、まさにセルフカウンセリングに役立てることができます。
心理や生き方の本を読み、気になった箇所のメモを載せています。

・「三種類のカウンセリング」
①自分の内面を見つめるカウンセリング
②問題を解決するカウンセリング
③生きづらさをしのぐカウンセリング
『夜と霧』の著者ヴィクトール・フランクルが始めた心理療法ロゴセラピーは④人生の生きる意味を考えるカウンセリングかもしれません。
それは哲学や宗教の取り扱う領域かもしれません。

 ちょっと気になったのは、「古今東西のスピリチュアルな伝統の持つ知恵-キリスト教、イスラム教・・・」と宗教を知恵とされていたことです。キリスト教など知恵の側面はありますが、”信じる”もので知恵ではないのではと思いました。もちろん、宗教には多くの知恵があります。仏教はまさに生きる知恵の宝庫です。でも宗教は信じることから始まるのだと思います。
  いや信じたいかどうか。宗教を信じるときは、その宗教が社会からどう評価されているかを知ってから信じる慎重さがこのご時世は必須かと思います。騙して金を巻き上げる宗教を語った団体もあります。またカルト宗教も大学などでサークルなどが名前を変えて学生を誘ってきます。その宗教を信じる場合にもセルフカウンセリング力が役立つかもしれません。