警視庁公安部が大川原化工機(横浜市)の社長ら3人を外為法違反容疑で逮捕し、東京地検が起訴した事件は、捜査のずさんさを明るみにさらすことになった。起訴は取り消され、社長らが東京都や国を訴えた賠償訴訟で、現役の警察官が捜査を「捏造(ねつぞう)」だと証言。
それにもかかわらず、捜査にかかわった検事は法廷で、起訴は間違いではなかったとして「謝罪」を拒んだ。実はこの検事、13年前には「正義の検事」として話題になった人物だった。
「冤罪の神」として信仰されている神様はこちら 大川原化工機が軍事転用可能な機器を輸出したとして、警視庁公安部が同社の大川原正明社長(74)らを外為法違反容疑で逮捕し、東京地検が同法違反の罪で起訴したのは2020年3月。大川原社長らは11カ月間も勾留され取り調べを受けたが、一貫して容疑を否認した。すると、2021年7月、初公判の直前になって突然、起訴が取り消されるという異例の展開となった。
この事件で大川原社長とともに逮捕された同社の元顧問は、勾留中に胃がんが見つかったが、迅速な治療を受けられず死亡した。大川原社長や元顧問の遺族らは、都と国に計約5億6千万円の賠償を求めて提訴。その裁判のなかで、冒頭のように証人として法廷に立った現役の警視庁公安部の警察官が、 「(事件を)でっち上げたと言われてもしかたないのでは」 と問われて、 「捏造ですね」 と認めたのだ。この警察官は大川原社長らの逮捕や勾留についても、 「必要がなかった」 と衝撃の証言を続けた。
■そもそも摘発すべき事件ではなかった
賠償訴訟では、輸出規制を所管する経済産業省の職員も法廷に立ち、大川原化工機の輸出機器が規制対象ではない可能性があることを警視庁に「何度も伝えた」と証言。そもそも摘発すべき事件ではなかったことを裏付けている。
この事件を担当し、逮捕、起訴にゴーサインを出した東京地検の担当検事は、塚部貴子検事だった。 7月5日、東京地裁で塚部検事に対する証人尋問が行われた。塚部検事は、事件を起訴したことや社長らへ謝罪の気持ちについて問われ、 「起訴の判断に間違いがあったと思っていないので、謝罪の気持ちはありません」 と言い張った。・・・
(2)、(3)へ続く
感想;
その時は判断に間違いがないと勘違いしたのです。
人は間違いを犯すことはあります。
そしてそれが”間違いですよ”と判断されたのです。
普通の人は、その間違いを悔い改めるのです。
なぜ事件を間違って起訴したのか? ご自分で反省はないのでしょうか?
また、自分の間違えた判断が会社や個人に多大な犠牲を強いてしまいました。
もし、自分だったら、納得できるのでしょうか?
しょせん、検事になるだけの知識はあっても、人としての学びができていない人だと、それをさらに社会にPRし続けられるのでしょう。
ご自分の愚かさに気づかれない人のようです。
塚部貴子氏
貴には、「たっとい。とうとい。身分や価値が高い。」の意味があります。
名付け親はそれを期待されたのでしょう。
しかし、その漢字と真逆のことをされているようです。
これでは社会から「とうとい」とは思われません。
過ちを認めてそしてどうすれば過ちを少しでも減らせるかを勇気をもって公表してこそ、「とうとい」になるのです。
名付け親は嘆いておられるでしょう。
無謀なインパール作戦を企画立案して約3万人の人びとを飢えと病気で兵士が亡くなったのに、死ぬまで「正しかった」と言い続けていました。
自分の過ちにも気付かないのでしょう。
あるいは、心が弱いので、「自分は正しい」と自分に思い込ませないと生きていけないのでしょうか?
自分の誤った判断で犠牲者がでたという事実を先ずは客観的にみることです。