宝くじ売り場に多くの人が並んでいました。年末ジャンボ宝くじです。
宝くじは46%。競馬/競輪は75%。サッカーくじは50%。ルーレット95%が還付率です。つまり、返却に回すお金の%です。
この数字だけを見ると、宝くじを買うよりも競馬/競輪にお金をかけた方が戻る確率が高いことがわかります。ルーレットはもっと高いです。
実はからくりがあって、宝くじを買う頻度はあまりありません。
ここで仮定します。宝くじは2回/年買う。競馬/競輪は毎月行く。ルーレットは毎週やる。100万円がどうなるかを見てみます。つまり、競馬/競輪やルーレットは行くと、勝負は1回で終わりません。
宝くじ: 100万円×0.46×0.46(0.46の二乗)=21万円
競馬/競輪:100万円×(0.75)12乗=3万円
ルーレット:100万円×(0.95)52乗=6.5万円
つまり、還付率が高くても何度もゲーム(購入)をするとどんどん還付率が下がって行きます。もし、10万円を1回だけ勝負するなら、ルーレットが高いことになります。
Webを見ていたら、宝くじは弱者の税金と述べている記述がありました。つまり、弱者に夢を見させて購入させ、購入者が払ったお金の54%もまきあげているとも言えます。年一回宝くじに10万円払ったら、5.4万円追加の税金を払っているようなものです(還付率は46%、つまり平均すると4.6万円が戻って来ます)。
新しく”カジノ”のを認める法律を検討しています。そこから収益云々が話されていますが、それにより追加の”税金”を払う人が増えます。それにのめり込み、お金を失くしてしまう人もでます。そういった人の社会支援に税金が使われることになります。
これと同じなのが煙草です。煙草には税金がかかっており、税収入があります。一方、煙草による健康被害があります。この健康被害にに費やしている健康保険の費用(税金から)は、煙草からの税収入より多いとの報告もあります。
生活に影響しない範囲で、夢を持つことができるなら良いのかもしれませんが。
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