平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

BKB! BKB! バイク川崎バイクさんって面白い!~めちゃイケ! 期末テストSP

2013年05月22日 | 監督・俳優・歌手・芸人
『めちゃイケ! AKB48期末テスト』で一躍注目された川栄李奈さん。
 しかし、注目されたのは川栄さんだけではない。
 先日放送された番外編『超もったいないSP』に登場したお笑い芸人・バイク川崎バイクさん。
 面白いなーー、この人。
 すごく新しいし。

 ネタのコンセプトは<何でも略すとBKBになる>。
 少しわかりづらいが、わかりづらいからこそ、理解するとハマる。
 たとえば、こんな感じ。

 今回のめちゃイケ!のテストについてバイク川崎バイクさんはこうコメントする。
「今日のテストの解答はバカな答えばかり」(<バカな、答え、ばかり>が略すとBKBになる)
 そして、観客といっしょに「BKB! BKB! BKB!」とコールする。
 これ、文字に起こしても面白さが伝わらないのですが、実際に見てみると面白い。

 この面白さを知ってもらうためにもっと書きます。
 AKB48の北原里栄さんを評して
「べっぴん、きたりえも、べっぴん」→「BKB! BKB! BKB!」
 大島優子さんの体型を評して
「ボン・キュッ・ボン」→「BKB! BKB! BKB!」
 キンタロー。さんを評して
「バカで、顔がデカくて、ブス」→「BKB! BKB! BKB!」

 この面白さが少しはわかってもらえたでしょうか?
 敢えて解説すると
①北原里栄・大島優子・キンタロー。といった世の中の現象を「BKB」という言葉の中に集約してしまう面白さ!
②「BKB! BKB! BKB!」と観客といっしょにコールする一体感!

 この観客と一体になる方法として、バイク川崎バイクさんはもうひとつネタを用意している。
「バイクだけに~」と川崎さんがフルと、観客は「ブンブン」と手でバイクのアクセルをふかすマネをするのだ。
 ここで観客に面白い現象が生じる。
 つまり、「ブンブン」を出来る人と出来ない人が出てくる。
 今回の番組でも、川崎さんを知っているNMB48の山本彩さんは「ブンブン」をリアクション出来る。
 一方、川崎さんを知らない人は「ブンブン」をやるタイミングがわからず、出来ない。
「ブンブン」を出来る人は優越感に浸れ、出来な人は取り残されたようで悔しくなり、自分も「ブンブン」をやりたくなる。
 実際、番組でもAKBの島崎遙香さんが出来なくて、タイミングを教えてもらっていた。

 面白いギャグの仕掛けですね。
 観客をネタで笑わせるだけでなく、「BKB! BKB! BKB!」とコールさせて一体化し、「ブンブン」を出来る人と出来ない人とで差別化を図る。
 この差別化については、<ぱるる>と聞いて島崎遙香だとわかる人、わからない人が出てくる感じに似ている。
 今やお笑いは、ネタを聞いて笑っているだけではダメなのである。
 観客が参加して一体化し、さらに参加するために努力を必要とする。
 そんな疲れるお笑いはご免だといういう人もいるだろうが、バイク川崎バイクさんは、今後のお笑いを左右するまったく新しい形の笑い。
 今後、関西圏で熱狂的に支持されて終わるのか、今回の『めちゃイケ』出演を機に全国区になるのか実に興味深い。
 
 いずれにしてもバイク川崎バイクさん、要注目です!


コメント (4)
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