平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

ファイザーとIOC、五輪選手にワクチン供与で合意~さあ、選手たちはどう考える?

2021年05月07日 | 事件・出来事
『米製薬大手ファイザーと独ビオンテックは6日、日本を含む東京五輪・パラリンピックの選手団向けに新型コロナウイルスのワクチンを供与することで国際オリンピック委員会(IOC)と合意したと発表した』(日経新聞)

 IOCが五輪出場選手と監督・スタッフなどのワクチンを提供するのか。
 なるほど~、これがオリンピック推進派の切り札だったのか?
 
 こういうことが出来るIOCってやはり力があるんだなあ。
 当然、このワクチンの費用はIOCが払うんだよね。
 日本や東京都が支払うとしたら、ちょっと違う気がする。
 
 こうなると問われて来るのが、選手の気持ちだ。

「世界ではワクチン未接種の人がたくさんいて、連日何万もの人が亡くなっているのに、
 自分たちだけが優先されていいのか?」

 選手たちは迷うだろうなあ。
「自分たちは選ばれた存在」
「自分のパフォーマンスで人々に勇気と元気を与えたい」
「だから優先接種は許される」
 こう考える選手はあまりいないだろう。
 別に人々に元気と勇気を与えるのはオリンピック選手だけじゃないしね。

 今まで東京五輪開催について沈黙して来たアスリートたち。
 今度は自分の判断が求められることになった。
 さて、内外含めてアスリートたちはどのような言葉を発するのか?
 聞いてみたい選手の言葉を。

 あとは選手・スタッフはワクチン接種を受けられたとして、
 大会運営関係者やボランティアはどうなるのかね?
 彼らも優先接種が受けられるとしたら、国内で反発が起こりそう。

 いずれにしてもオリンピックファーストだね。
 オリンピックがすべてに優先する。
 その裏に見え隠れするカネと利権。
 IOCもオリンピック憲章と照らし合わせて、選手の優先接種が正しいのかどうか、考えてみる必要があると思うよ。
 おそらくこれをやったら、オリンピックの価値がどんどん下がっていく。


※関連記事
 ファイザー、東京五輪選手団にワクチン供与 IOCと合意(日経新聞)

コメント (4)
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