平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

森友事件、伊藤詩織さん事件~闇に葬られて来た「ブラックボックス」が開きつつある

2025年02月02日 | 事件・出来事
 伊藤詩織さんが自らの性被害を訴えたドキュメンタリー映画『ブラック・ボックス・ダイアリーズ』。
 この作品がアメリカ・アカデミー賞の長編ドキュメンタリー映画部門でノミネートされた。

 伊藤詩織さんの事件。
・性被害に遭った伊藤さんが元TBS記者を告発。
・警視庁は準強姦罪として伊藤氏の被害届を受理。
 元記者を逮捕することになったが、なぜか途中で逮捕は中止に。
・記者は書類送検されたが、2016年東京地検は嫌疑不十分として不起訴処分にした。
 という事件だ。

 伊藤詩織さんはこの逮捕見送りには安倍官邸の意向が働いたと主張している。
 なぜなら元記者は、安倍晋三氏の本を書くなど、安倍氏と親交のあるアベ友だったからだ。
 東京地検の不起訴処分も怪しい。
 なぜなら伊藤さんがホテルに連れ込まれる「監視カメラの映像」や「タクシー運転手の証言」などの証拠があるからだ。
 実際、民事訴訟では伊藤詩織さんが勝利している。

 ドキュメンタリー映画『ブラック・ボックス・ダイアリー』には
 監視カメラの映像をホテルの許可なく無断使用したなどの問題があるようだが、
 これを機会に事件が再度注目され、「安倍官邸の関与の有無」「警察の対応の妥当性」などが検証されてほしい。

 中居正広氏の性加害疑惑、フジテレビの関与疑惑が話題になっている現在だからこそ意味がある。
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 安倍晋三氏絡みの「ブラックボックス」に関しては、もうひとつ画期的な出来事が起こった。

 森友事件。
 文書改ざんに至った経緯の文書の開示を求めた裁判で、大阪高裁は、国側に開示するように命じたのだ。
 国側の「不開示」の主張を認めた一審の判決を180度くつがえした画期的な判決だ。
 訴訟を起こしたのは、文書改ざんを命じられて自ら命を断たれた近畿財務局職員・赤木俊夫さんの妻・雅子さん。
 もし国が控訴しなければ、改ざんに至った経緯の文書が開示され、森友事件の全貌が見えて来る。
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 最近、少し風通しがよくなって来たようですね。
 今まで暗闇に葬り去られて来た「ブラックボックス」が開くようになって来た。
 こうなった背景には──
・安倍晋三氏の死去
・自民党の力が弱くなったこと
 なども原因としてあるのだろう。

 既存の大きな権威も揺らいでいて、ジャーニーズ、吉本興業、フジテレビ……。

 失われた30年といわれる日本社会。
 今こそすべての膿を出して、新しく生まれ変わる時だと思う。
 
コメント (2)
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