平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

青天を衝け 第14回「栄一と運命の主君」~渋沢栄一でございます!  徳川の御命は尽きてございます!

2021年05月18日 | 大河ドラマ・時代劇
「渋沢栄一でございます!
 徳川の御命は尽きてございます!」

 慶喜(草彅剛)に意見を建白する栄一(吉沢亮)と喜作(高良健吾)。
 その具体的な建白内容は──
 国を思う草莽の志士たちを結集し、一橋家が一大勢力になって、国を治める!
 逆らう者は徹底的にやっつける!
 というものだった。

 この建白について、慶喜は平岡円四郎(堤真一)にぽつりと言う。
「ありふれた意見だな」

 確かに、当時の志士たちは慶喜を担いで国を変えようとしていたから、ありふれた意見だろう。
 その頃は、薩摩が大きな発言力を持っていたから周回遅れとも言える。

 しかし、栄一たちの熱い思いは慶喜の心に火をつけたようだ。
 公家に取り入り朝議参与の中で力を持ち、将軍を蔑ろにする島津久光(池田成志)を一喝!
 朝議(国政)を自分が主導していくことを宣言した。
 理念を持たず、権力のみに固執する小者の久光に国政を任せるわけには行かないのだ。

 そんな慶喜が考えているのは、国をひとつにまとめ、日本国として諸外国と談判していくこと。
 しかし現状は、久光ら朝議参与と幕府の老中が対立し、国がひとつにまとまっていない。
 慶喜はその両者の間で板挟みになっている。
 そんな中、自分が主導権をとって、国をまとめていく決意!
「快なり!」「快なり!」
 まあ、これは最終的に挫折してしまうのだが。

 栄一に関しては、直談判する行動力とスポンジのような吸収力を慶喜は評価したのだろう。
 今までの攘夷派の志士といえば、テロや開国派の生首を送りつけたりして慶喜に決起を促した。
 しかし、栄一たちは直談判。
 そして、初めて円四郎に会った時と同じものを感じた。

 さて、一橋家の家臣になった栄一は何を見、何を考え、成長していくのだろう?


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