海賊戦隊ゴーカイジャー 第４１話「なくしたくないもの」 アイム様、感動のエピソード！

　「逃げのびた人々がファミーユ星の誇りを持ち続けられるよう象徴として生き続けていたいのです」

　アイム（小池唯）が海賊になった理由が明らかになった。
　というわけで第41話はアイムの話。
　自分の星を滅ぼし、両親を奪った皇帝親衛隊のザツリグを倒して仇を討つ。

　そこにあったのは仲間との絆。
　圧倒的な強さを持つザツリグに対し、仲間を巻き込みたくないアイムはひとりで戦うことを決意する。
　しかし、そこへ仲間たちが。
　「アイム、顔をあげて前を見ろ。俺たちがいるだろうが」
　アイムの戦いに自分たちも協力するという仲間たちの顔。
　するとアイムは泣きながら「……皆さん、私に力を貸して下さい。ザツリグを倒すために」
　これにマーベラスが「その言葉を待ってたぜ」と答える。
　ジョーも「皇帝親衛隊など知ったことか」
　鎧は「あんなやつ、大したことありませんよ」
　ルカはうなずく。
　博士は「僕に任せておいて」
　するとルカがツッ込む。「あんたがそれを言う？」

　燃える展開、萌える展開である。

　そしてザツリグとの決戦。
　戦いの中でマーベラスたちはアイムとの過去を回想する。
　「正直何も出来ないお姫様だった。銃を持たせりゃ反動でひっくり返る」
　「剣を持たせりゃ重さで振り回される。およそ戦いには向いていなかった」
　「家事をやらせたらメチャクチャだし」
　「マイペースでタイミングが合わないし」
　「だが、アイムには俺たちにないものがあった。四人の時はケンカになることが多かったが、アイムが来てからは何かいい感じになった」
　「わかります！　わかりますよ！」

　燃える展開、萌える展開である。

　そして、＜アイムと鎧＞＜アイムとルカ＞＜アイムと博士＞＜アイムとジョー＞＜アイムとマーベラス＞のコラボの複合技での戦い。
　ついに、ピンクチャージ（←こんなことも出来るんだ！）でザツリグを倒す！

　アイム様ファンの僕としては最高のエピソード！
　あざといけれど、本来ドラマが持っていたパワーが＜戦隊物＞にはある。

　サブタイトルにもあった「なくしたいないもの」とは何だろう？
　鎧に「マーベラスさんがなくしくたないものってわかりました。それって、アイムさんの…」と言われて、あわてて鎧の口をふさぐマーベラス。
　ご覧になった方なら答えは簡単ですね。
　なくしたくないものとは、＜アイムの笑顔＞。

　「海賊戦隊ゴーカイジャー」（日曜・テレビ朝日 7:30）はラストに向かってグングン盛り上がっている！