たちねとや いひややらまし しらくもの とふこともなく やどにゐるらむ
立ちねとや いひややらまし 白雲の とふこともなく 宿にゐるらむ
白雲に、飛び立って行けと言ってやろうか。どうしてこちらの思いを聞きもしないで私たちの家にとどまっているのだろう。
第四句「とふ」が「問ふ」と「飛ふ」の掛詞になっています。
詞書が一つ前の 220 と共通ですので、こちらも野辺にいて、遠い山辺の家を見やっている場面の詠歌ですね。
たちねとや いひややらまし しらくもの とふこともなく やどにゐるらむ
立ちねとや いひややらまし 白雲の とふこともなく 宿にゐるらむ
白雲に、飛び立って行けと言ってやろうか。どうしてこちらの思いを聞きもしないで私たちの家にとどまっているのだろう。
第四句「とふ」が「問ふ」と「飛ふ」の掛詞になっています。
詞書が一つ前の 220 と共通ですので、こちらも野辺にいて、遠い山辺の家を見やっている場面の詠歌ですね。