いのちとて つゆをたのむに かたければ ものわびしらに なくのべのむし
命とて 露をたのむに かたければ ものわびしらに 鳴く野辺の虫
在原滋春
露が命をつなぐ糧であるとしても、その露もすぐにはかなく消えてしまうからであろうか。物寂し気に鳴く野辺の虫であることよ。
当時、虫は露を吸って命の糧とすると考えられていたとのこと。隠し題は「つゆをたのむに かたければ」と詠み込まれた「にがたけ」です。
いのちとて つゆをたのむに かたければ ものわびしらに なくのべのむし
命とて 露をたのむに かたければ ものわびしらに 鳴く野辺の虫
在原滋春
露が命をつなぐ糧であるとしても、その露もすぐにはかなく消えてしまうからであろうか。物寂し気に鳴く野辺の虫であることよ。
当時、虫は露を吸って命の糧とすると考えられていたとのこと。隠し題は「つゆをたのむに かたければ」と詠み込まれた「にがたけ」です。