漢検一級 かけだしリピーターの四方山話

漢検のリピート受検はお休みしていますが、日本語を愛し、奥深い言葉の世界をさまよっています。

貫之集 407

2024-05-27 04:32:27 | 貫之集

夏祓へ

かはやしろ しのにおりはへ ほすころも いかにほせばか なぬかひざらむ

川社 しのに織りはへ ほす衣 いかにほせばか 七日ひざらむ

 

夏祓へ

川社にしっとりと織って干す衣が七日も乾かないのは、どのように干したからなのだろうか。

 

 デジタル大辞泉によれば、川社とは「昔、6月大祓えなどに、川のほとりにつくった仮屋。榊・篠竹・神饌を置く棚を設け、神楽を奏して神を祭る。」とあります。その川社に干した衣は、なぜか七日たっても乾かない、という歌ですが、良く意味がわかりませんでした ^^;;
 この歌は新古今和歌集(巻第十九「神祇歌」 第1915番)に入集しています。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。