をしめども とどまらなくに はるがすみ かえるみちにし たちむとおもへば
惜しめども とどまらなくに 春霞 帰る道にし たちむと思へば
在原元方
惜しんでも季節のうつろいはとどまらないものなのになあ。春霞が立って、春はもう帰る道へと旅立ってしまったことを思えば。
「たち」は、春霞が「立つ」と、春が「発つ」との掛詞。季節には帰り道があって、そこを通って去っていくという発想。春という良い季節が終わってしまうことを惜しむ気持ち。
をしめども とどまらなくに はるがすみ かえるみちにし たちむとおもへば
惜しめども とどまらなくに 春霞 帰る道にし たちむと思へば
在原元方
惜しんでも季節のうつろいはとどまらないものなのになあ。春霞が立って、春はもう帰る道へと旅立ってしまったことを思えば。
「たち」は、春霞が「立つ」と、春が「発つ」との掛詞。季節には帰り道があって、そこを通って去っていくという発想。春という良い季節が終わってしまうことを惜しむ気持ち。