2006年11月に石立鉄男兄貴が他界され、2009年8月、僕の青春そのものと言って、断じて言い過ぎでは無い、本当に大好きだった大原麗子さんが逝かれた。
62歳の彼女は世田谷の自宅で一人寂しく人生を終えた。29歳から難病と闘い、多くの映画、テレビドラマに出演していた。タイトルにもしたけど、「雑居時代」は僕の青春時代の原点であり、1話から最終話までのセリフがしっかり頭に入っている。今の時代なら「オタク」なのだろうが、そんな簡単な3文字で片付けられてはあの時代の僕に対して失礼だ。本当に好きだった。
友達がアイドルの写真を自慢し合っている横で僕は、母が読んでいた「主婦の友」から切り抜いた彼女の着物写真を大事に透明の下敷き(ファイル)に入れて、なんて素敵な女性なんだと一人ニヤニヤしていたのだと思う。あの顔、あの声、全てが・・・。
僕の青春、雑居時代の十一と夏代、色々な事を教えてくれてありがとうございます。心からお二人のご冥福をお祈り致します。 さようなら夏代さん。合掌