広島への原爆投下から69年、核兵器廃絶はもちろん、原発再稼働もいらない。停められないものを人間は動かしてはならない。ひん曲がった憲法解釈の怖さとその可能性を含め、冷静になって考える時間が僕たちには必要です。
ハノハノアットさんからタイ国レポートが届きました。クーデターが治まり、既に安全が確保されているようですね。世界の人達が平和な日々環境下でマラソンが出来ることを祈ります。
ハノハノアットさんレポート、スタートです
皆様、お疲れ様です。アットこと阿藤です。
暑い北海道から、さらに猛暑のタイで、ハーフマラソンを走ってきました。
今回の目的は、タイ政府が、「混乱は終結し、タイの観光は、正常に戻ってます」というメッセージを国内外にアピールする「Thailand Best Friends Forever Mega Fam Trip」という研修旅行に参加することでした。
47カ国、900名以上のメディア・旅行会社関係者が、タイに集合し、数日間にわたり、バンコクとその近郊を視察し情報発信するもので、私の参加したグループは、パタヤマラソンに参加するメニューが、入っていたのですね。
バンコクでは、この日に合わせ、繁華街中心部に巨大ステージを作って、1万個以上の風船を飛ばしたり、Miss.Thailandを初めとしたパレードが練り歩く「Thailand Happiness Street Festival」に参加したりしました。屋台も出没し、とにかく派手なお祭りでした。
バンコクの夜空に無数の風船を飛ばします。
Miss.Thailandには、地元メディアが群がってました。
で、訪タイ3日目からパタヤに入ったのですが、パタヤはバンコクから南東に車で2時間くらいの街で、想像以上に綺麗なビーチリゾートだな~という印象ですね。
ビーチ以外にも、果樹園やタイの伝統舞踊が楽しめたり、象に乗ったりエサをあげたりできるエンターテイメント施設があり、長期滞在できるリゾートホテルもあり、ファミリーでも楽しめますよ。
スパートラ観光果樹園
新鮮な果物が、試食できます。ドリアンって、とても重いです。
ノンヌット・トロピカルガーデン
象に乗ったり、エサをあげたりできます。ダーツやサッカーをする象もいます。
Tシャツの絵は、象が観客の前で書き上げた本物の絵です。
それでは、パタヤマラソンについてですが、スタートは、パタヤビーチのど真ん中で、すぐ横が椰子の木と白砂のビーチ、リゾートホテルに囲まれています。
今回、日本からの参加グループ(日本選抜?)は、「フルマラソン(ゼッケン10000台)」3名、「ハーフ(20000台)」3名、「クォーター(30000台)」4名の計10名。
フルマラソン(参加者約700名)がAM3:45、ハーフ(参加者約1600名)がAM5:30、クォーター(参加者約3000名)がAM6:00のスタートです。
私が参加したハーフもスタート時は、真っ暗でしたが、もちろんライトが煌々とついてますので、全然大丈夫です。気温は、体感で25℃くらいでしょうか?陽が出たら、暑いだろうなあという予感はします。
午前5時くらいですが、真っ暗です。
私のコンディションは、連日の視察疲れと前日ほぼゼロ睡眠でイマイチだったので、あまり無理せずキロ5分くらいのファンランで行くことにしました。
スタートは、前から4~5列目くらいで、地元のタイ人が大部分と欧米人ですね。日本人らしき人は、あまり見かけませんでした。地元タイ人は、気合が入ってます。なにせ、賞金レース、フルで優勝すれば25,000バーツ(約85,000円)ハーフで15,000バーツ(約50,000円)、そんなに小さな金額ではありません。各カテゴリー5位まで賞金がでます。
そして、ハーフ5:30の号砲で、少し白み始めた空の下、スタートです。
タイ人は、最初から飛ばしますね・・・どう見ても、1-2キロくらいしか、もたない全力疾走で、左右から抜いていきます。
案の定、2キロ過ぎくらいから、歩き始める人がいました(笑)。スタート後しばらくすると、片道3車線ある大通りを走り始めます。スクムウィット通りと言って、バンコクまで続く幹線道路です。札幌で言えば石狩街道を彷彿とさせますね。
給水は、ほぼ2キロ置きにあって、タイ人ボランティアが、一生懸命コップに水とスポーツドリンクを入れています。
嬉しかったのは、プラスチックのコップに、ドリンクと氷が入っているのですね~。猛暑のマラソンには助かります。
そして、ボランティアの片付けが早く、ランナーのマナーも良く、ほとんど道路にプラコップが散乱していません。プラスチックのコップは、踏みたくないですよね。
ビーチ沿いとの事で、フラットなコースかと思ってましたが、意外と適度なアップダウンがあります。
注意点は、距離表示が1Km毎でなく、不均等に出てくるところですか。
そして、残り3-4キロくらいから、パタヤの繁華街に入ります。ススキノをスケールアップして南国風にオープンにした感じですね。ここで思わぬ応援です、朝まで飲み倒していた欧米人が、ビール片手にやんやの声援、そして、ハイタッチ。あちらでは、「頑張れ!」が、「グッジョッブ!!」なのですね。
何だか良くわからないですが、ちょっとテンション上がりました。
繁華街からビーチ沿いの道に出ると、波の音と風に揺れる椰子の木、レースのエンディングには、絶好のシチュエーションです。
午前7時くらいですが、水着姿の観光客も声援を送ってくれます。リゾートマラソンの醍醐味ですね。そして、会場アナウンスに名前を呼ばれながら、拍手の中、両手を上げて、フィニッシュ。タイムは、1:41、ゆったりと楽しく走れました!
フィニッシュ後は、結構豪華な完走メダルをもらい、冷たいドリンク、スイカ、リンゴ、パンケーキなどを頂きました。
ゴールのすぐそばでは、タイマッサージのサービスもあり、たくさんのランナーが寝そべって至福の表情、心温まるホスピタリティです。
ハーフ参加の皆さんがゴールし、3:45にスタートしたフル参加のゴールを待ちます。フルは、6時間制限、9時を過ぎた頃には、軽く35℃を超える猛暑になってきました。
研修参加者のラストランナー、スカイツアーの米沢さん(後列右から2番目)が、足を攣りながら制限時間5分前にゴール。
時事通信社の山崎さん(後列左から2番目)は、初めてのフルマラソンに挑戦、汗で重くなったシャツをゴミ箱に捨て、上半身裸でゴール、見事に完走。
クォーター最速の海外ステイサポートの斉藤さん(一番左)。
一緒にハーフを走ったプーケットマラソン親善大使 今井ミカさん(一番右)、サブスリーランナーです。ほとんどの写真を今井さんがご提供してくれました!ありがとうございます。
ランニングマガジン「クリール」編集長の樋口さんは、なんと重い一眼レフを首から下げて、写真を取りながら、フルを4時間ちょっとでフィニッシュ。私もクリールの取材を受けましたよ。
国内レースとは、ちょっと趣の違ったタイでの海外マラソン、参加者も運営側も沿道の応援の方も、とっても明るく華やかでした。真剣に走るランナーとランニングを楽しむランナーが、うまくミックスされた楽しい大会だったと思います。
駆け足だったバンコク、パタヤ、4泊6日、タイはホスピタリティたっぷりの親日国です。皆さんもいかがでしょうか。できたら来年も参加したいと思います。その際は、しっかりコンディション整えていきます!!
最後に、研修中、多大なご尽力を頂きましたタイ国政府観光庁の皆様、いっしょに参加されました旅行会社・メディアの皆様、誠にありがとうございました。そして、監督、ヤッコさんを始め、チームメイトの皆さん、いつも暖かいご支援ありがとうございます。