僕が中央区の円山からここ、南区澄川に移り住んで18年、馴染みの店として通い詰めている南区の有名店「江戸っ子」、ハノハノ陸上部HPにもお薦めの給水所として紹介している店である。北山正則氏(マスター)が29年間、のれんを守って来た名店だと自信を持って言える。
こう書くと、えっ閉店?と思われるかも知れませんが、タイトルにある世代交代と言う現実的な波が静かに訪れた。と言うことです。
江戸っ子はマスターを中心に奥さん(ママ)と板前のダイちゃん、パートスタッフが元気に美味しい料理を提供してくれる著名人、有名人が遠方からでも来店する店、その江戸っ子の、「重たいのれん」を板前のダイちゃんが引き継ぐことになった。ダイちゃんを息子さんと思っているお客さんがいるほど、お店の顔になっているが、そのプレッシャーは相当だと思う。
当然、修業時代からその仕事ぶりを見て来た僕はダイちゃんの頑張りや気遣いを知っている。マスターからダイちゃんへの襷(タスキ)は繋がった。この世代交代のタイミングが早いのか遅いのかは別して、この交代劇を目の当たりにした僕は寂しい思いと若き店主への期待の狭間にいた。
平成23年10月22日、マスターが引退!澄川の飲食業界が大きく動いた瞬間だ。マスターからダイちゃんの時代へ。昨日、マスター最後の仕事を見届けようと、沢山のお客様と花束で埋め尽くされた「江戸っ子」です。
昨夜、時計の針がてっぺんを差し、23日になるその瞬間、江戸っ子のダイちゃんは江戸っ子の「大将」を襲名、呼び名統一を常連で決めました。
途中、病に倒れ、厳しいリハビリに耐えて復活したマスターの笑顔を忘れません。
最終日、常連の皆さんが、混雑を気づかって遅い時間から集まり出しました。皆さん、気持ちは同じです。寂しいです。
お世話になったと聞いてます。佐呂間町の(有)江戸っ子さんからも花が届いていました。
マスターから大将へ江戸っ子の歴史は動き出しました。マスター、今日までお疲れ様でした。そして、大将、江戸っ子は任せましたよ!