カワハギ用の竹竿ですが、塗りの工程は一旦これで終了です。
冒頭の写真で黒い部分にはこれから重ね塗りをして研ぎ出しをやろうと思っています。この部分は継ぎの作業をする時に一旦しっかりと固めておく必要があり、まずは黒の絹糸を巻いてその上から黒の新うるしを何度も塗っています。
最終的には研ぎ出しで山立てをするため表面を平らにならす必要があり、今回はガイドラップのコーティングに使うエポキシを塗ってみました。通常のガイドラップ等であればスレッドの糸目を消すために少なくとも2回、多い時は3回エポキシを塗るのですが、今回は予め新うるしが絹糸に十分浸み込んでいたためでしょう、エポキシは1回で十分平坦に仕上がりました。
それからこの竹竿を並べている台ですが、家に転がっていた竹を真半分に割り、竿を乗せる部分に小さく切り込みを入れています。
これは以前読んだ和竿の本に出てきたものを真似させて頂きました。胴塗りの時にはいつもどちらかの端面に棒を入れて立てた状態で乾燥させているのですが、これからこの黒い部分に重ね塗りをする時にはこの台が重宝すると思います。
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