Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

投げ竿の握り(2)

2009年04月28日 | ロッドビルド

投げ竿の握りの続きです。

まず、ラバーグリップをカットします。左端は新聞紙の巻き始めが隠れるところから、右端はBRCの途中まで被さるようにしています。

BRCを接着してしまうとラバーグリップが入らなくなりますので、先にラバーグリップをブランクに通し、その後でBRCを接着します。



ラバーグリップを元に戻し、ラバーグリップの位置を決めるとこんな感じです。



これで下から熱を加える訳ですが、台所に持って行っても邪魔にされるだけなので、コーティングに使うアルコールランプを使います。

炎から10cmほど離して、ゆっくり回しながら端の方から炙っていくと、ラバーが徐々に縮んできます。


慎重に・・・



慎重に・・・







やがて出来あがったのがこちら。



ブランクの径からなだらかにテーパーが付いて、BRCの膨らみに自然に繋がっているのがお分かり頂けるでしょうか?

別の角度からもう1枚。



という訳で、やってみると何だかあっけなく出来上がりました。このグリップテープは、失敗してもまた簡単に剥がしてやり直すことが出来ますし、そういう意味では至極気楽に作業することが出来ました。勿論、握った時のホールド感は抜群ですし、これは今後色々なところに応用出来そうです

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