北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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舗装道路発祥の地

2017-08-27 16:04:25 | 札幌





1月に紹介した、東京の日本橋にある「道路元標」。
日本の道路起点を示す場所です。





札幌にも同じような碑があります。





場所は、「赤れんが庁舎」の前。
ここが、北海道内の道路の拠点となったということです。





そして、「赤れんが庁舎」の前にはこんな表示板が。





ここは、1924年(大正13年)に 札幌で初めて道路が舗装された場所。
舗装といってもアスファルトやコンクリートではなく、ブナ材をレンガの大きさに加工した木製のブロックが用いられ、防腐処理を施し, 延長117メートル・幅14.5メートルに敷き詰められました。








そしてこれが、現在の道路。
歩行者専用道路でレンガ敷きですが、この下には、かつての木製ブロックが残されているそうです。
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予想

2017-08-26 18:37:16 | 函館



一昨日の記事でチラッと触れた「箱館高田屋嘉兵衛資料館」。





その前に、こんな掲示がありました。
そう、今年の春、道南地方から、「日本遺産」が二つ誕生したのです。

一つは、申請の段階で紹介した江差町。
詳細はこちら
そしてもう一つが、函館市と松前町の共同申請による「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間 ~北前船寄港地・船主集落~」です。

そこで、ちょっと大胆予想。
両自治体のうち、函館市においては、日本遺産を構成する文化財として、こちらのとおり五箇所が挙げられていますが、この文化財に関する問題、今年の「はこだて検定」の狙い目かも。
(例:「次のうち、日本遺産を構成する文化財に含まれないものはどれか?」という問題)

日本遺産の認定はこの二件が北海道初なので、何らかの問題は出題される可能性が高い気がしています。
私もまた上級を受験するので、これについてはしっかりと押さえておかねば。

他に考えられる問題としては、日本遺産二件の正式名称に関する問題(初級なら択一、上級なら記述もあり)とか、北前船については函館・松前を含む11市町の共同申請なので、これに含まれていない自治体を問う問題というのも・・・、考えられなくはないけど、この二つなら前者の方が自然かな。
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夜の光

2017-08-25 21:03:18 | 函館



津軽海峡に面した「大森浜」と呼ばれる場所の夜の景色。

写真の光は、函館周辺で毎年6~12月に行われる真イカ漁の漁船に設置されている集魚灯の光である「漁火(いさりび)」。
函館の夜の名物的光景となっており、函館から渡島半島をぐるっと回って森町に至る国道278号のうち、津軽海峡に面している区間は、「漁火通り」という通称で親しまれています。


(漁火が見られるエリアはこちら


今年の道南地方はイカの記録的不漁になっているけれど、漁のシーズンはまだ続きます。


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これが由来?

2017-08-24 20:40:45 | 函館



西部地区にある「箱館高田屋嘉兵衛資料館」
外壁の文字は、高田屋嘉兵衛の屋号である「山高」の表記なのだが、これに関して、先日、ちょっと面白い質問をされた。


「もしかして、『山高帽』の名前の由来ってこれなの?」


いや、いくらなんでもそれは違うんじゃない?
「山高帽」ってのは、確かイギリスの帽子だったと思うけど、もしかしてひょっとして、どこか奥深い所で繋がっていたりして・・・ということで一応念のため調べてみたが、答えとしては、どうやらそんなことはないみたい。

そもそも「山高帽」とは、イギリス発祥の「山の高い」帽子のことで、後に伯爵となるトーマス・コーク卿のために、1850年にイギリスで初めて作られたもの。
製造を依頼された業者「ウィリアム・ボーラー」に因んで「ボーラ―ハット」と呼ばれたこともあるが、帽子の形状がボウル(Bowl)を連想させるということからも、「ボーラー」が定着して広まったとされている。
日本では江戸時代末期(慶応期)から定期的にヨーロッパから帽子が輸入され始め、1890年(明治23年)には、財界人によって帽子製造会社が設立され、日本でも山高帽の製造が始まったとされている。

というわけで、高田屋嘉兵衛と「山高帽」とは何の関係もないようだが、こういう素朴な疑問をぶつけられて、それについて調べてみるというのもよい勉強になって面白いと思うので、これからも、質問されたことは、仮に明らかに的外れだと思えるようなことであっても、調べて確かなものにしていくということを習慣づけていければと思います。


【私信】
Yさんへ。答えは「関係なし」だけど、このような疑問に思い至るだけの着眼点は素晴らしいものがあると思いました。
今後とも宜しくお願い致します。互いに学習し合いながらやっていきましょう。
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警報のあり方

2017-08-23 21:10:31 | 日々のもろもろ
明日の道南地方は午後から大雨の予報。
特に函館周辺は降り出しからの雨量が100ミリ近くなるとの予報もあるので、何事もないことを祈ってます。

だからってわけじゃないけど、今日はちょっと気象に関する話題。








これは、約二十年前に録画した番組の放送中に流れた気象警報のテロップ。
当時は何気なく見ていたと思うのだけど、このテロップは、今見ると違和感を覚える。
どういうことかと言うと、「全域」と言うのはそのとおり地域全体ということなんだけど、渡島地方と檜山地方は、確かに三方を海に囲まれているけれど、実は海に面していない町だってあるわけで、そういう町も含めて「全域に波浪警報」というのは、本州でいえば、「長野県に波浪警報」(他にも埼玉県や群馬県、奈良県など)というのと同じくらいおかしな話しだと、今は思う。

そういう意見があったのかどうかはわからないけど、予報の精度が向上している現在はこんな感じではなく、市町村単位で警報や注意報を発令するのが当たり前になった。
例えばこちらをご覧ください。海に面していない自治体は、海に関する警報注意報の欄に斜線が引いてあるでしょ。
細かいことを気にしない人にとっては別に何とも思わないようなことなのかもしれないけれど、こういう発令の仕方が当たり前になった今、写真のような発令の仕方を見ると、大いに違和感を覚えてしまうのでありました。
全国ニュースの天気予報なら、多少ざっくりというか一括りにしちゃうのはやむを得ない部分もあるけれど、地方限定の予報だったら、今のように細かく発令する方がいいと(少なくとも私は)思います。
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