65歳以上の高齢者がいる、世帯で年収160万円以下で暮らす層が27.4%、893.5万人5年前に比べ214.5万人増と急増中です。政治的に子育て世代を犠牲にして高齢者優遇のはずが、高齢者の貧困層が急増していた。特にひどいのが、65歳以上男女の単独世帯です。半数近くが年収160万円以下の貧困世帯なのです。年収160万円以下の高齢世帯が介護老人福祉施設に入所する場合、月額利用料金は月約12万円が一般。収入のほとんどが利用料金で消え入所出来ない。入所を諦めても65歳~90歳まで大病にかからず平均的な生活をするためには3000万円の預金が必要です。こちらも低所得者では預金している人は皆無。まして、『ローン返済・病気・妻の介護・子供のパラサイト』などがあれば、いっぺんに老後破綻です。現状では1956年生まれの人迄が逃げ切り最終世代。払い込み保険料=3360万円=生涯受け取り年金額(年収600万円40年間厚生年金に加入していた場合・受給期間65歳から80歳)=3360万円 しかも、下流老人になるリスクは現在保険料を払い続けている現役世代の方が高い。逃げ切れない世代にとっては払い損です。長寿になり、前提条件が狂い、ここまで、世代間格差(しかも、優遇されていたはずの老人の1/4人が貧困世帯)が起こってしまえば、もはやガラガラポンですね。そうでもしなければ、長生きすることが、最大のリスクという笑えないジョークになります。
食費 | 60,869円 |
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住居費 | 16,158円 |
水道光熱費 | 21,042円 |
家具・家事用品 | 9,788円 |
被服等 | 6,940円 |
保健医療費 | 14,635円 |
交通・通信費 | 26,825円 |
教育・教養娯楽費 | 25,968円 |
交際費 | 28,749円 |
その他支出 | 28,511円 |
合計 | 239,485円 |
※「家計調査年報」 平成26年より抜粋 老後に必要な一般的な費用 要は月の収支が常にプラスになっていれば安心。