『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

「超高層ビルの呪い」が中国経済を破たんさせ、世界恐慌を引き起こす?

2016-03-29 09:05:05 | 日記

高層ビルが建設されると、そのタイミングで経済不況が訪れる「摩天楼の呪い」という歴史的なジンクスがあるそうです。元リクルート藤原和博氏の「坂の上の坂」ではありませんが、目標達成後気を抜いたとたん破たんが来る。長生き時代では定年時にも言えそうです。藤原氏といえば先日表題に惹かれ「中くらいの幸せはお金で買える」という本を読んでみましたが、内容が自己主張ばかりで、ちよっとがっかりしました。最近は最後まで満足できる良本に出合う機会がめっきり減りました。さて、今回完成した「上海中心大厦(上海タワー)」は128階建てで、天に昇る竜をイメージさせる外観です。斬新な外観で、中国の興隆をイメージし50年後まで他を圧倒する存在かもしれませんが、その前に大不況が襲い掛かるでしょう。

以下コピー

 

上海で世界第2の高さを誇る高層ビル「上海中心大厦(上海タワー)」が15日に完工したと新華社電が伝えた。高さ632メートル、128階建てで、天に昇る竜をイメージさせる外観だ。

 すぐ隣に地元資本の金茂大厦(421メートル)と、森ビルが建設した「上海環球金融中心(SWFC)」(492メートル)がそびえ、上海の国際金融センターを代表する摩天楼3兄弟になる。

 アラブ首長国連邦(UAE)のドバイにあるブルジュ・ハリファの828メートルに次ぐ高さ。地元では6月に開園する「上海ディズニーランド」と並ぶ騒ぎだ。

 だが、喜んでばかりもいられない。高層ビルが建設されると、そのタイミングで経済不況が訪れる「摩天楼の呪い」という歴史的なジンクスが待っている。ニューヨークで1931年完工のエンパイアステートビル(443メートル)は29年からの世界恐慌、マレーシアで98年に完成したペトロナス・ツインタワー(452メートル)は、97年からのアジア通貨危機に重なった。

 売れ残った高層住宅の鬼城(ゴーストタウン)が各地で広がり、鋼材や石炭は在庫の山、銀行は不良債権に苦しむ。習近平指導部は国有企業の統廃合など、経済構造改革や個人消費の拡大策で乗り切る計画だ。

 中国は摩天楼のジンクスを破れるのか。ヤマ場はこれからだ。(河崎真澄)

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