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『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

焦げ付くのは餃子だけではなかった。「餃子の王将」が闇企業と不適切取引260億円!

2016-03-30 19:52:16 | 日記

中国語をベースにした「王将用語」で客の注文をさばく、「餃子の王将」。平成25年に4代目社長がまさかの射殺され真相を究明するために設置された第三者委員会委員長・大仲土和弁護士)は調査の結果、「現在の幹部や取引先について、反社会的勢力との関係は確認されなかった」と結論付けました。しかし、『関係確認されず。』で反社会的勢力と無関係とは言っていません。さらに「当社が反社会的勢力との関係がないということは十分ご理解いただけたものと存じます」と自画自賛コメントです。こんな闇企業との関係を断ち切れないヤクザまがいの怪しい企業が上場していて良いのでしようか?株価は今日から急落していますが、健全な株主は逃げ出すでしょう。

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こうした“揉め事”が多い理由として、府警は4代目社長大東隆行氏自らがトラブル処理に当たっていたことが大きいと見ている。“揉め事”自体は古くからあるが、それまでは京都市の不動産関係会社社長・上杉昌也氏が関係者への根回しや、トラブル処理を一手に引き受けてきた。※「(のドンといわれた)上杉佐一郎・解放同盟元委員長(故人)の異母弟。運動に携わったことはないのですが、佐一郎氏が25歳も年下で、目端の利く昌也氏を可愛がったこともあり、佐一郎氏の各界への影響力を利用して大きくなった。政界、芸能界などにも人脈があります」(会社経営者の知人)。佐一郎氏とともに美空ひばりとも深い親交があったとされる。

上杉氏はもともと、京都市に拠点を置く系団体の中心人物(故人)の実弟で、政財界から闇社会まで幅広い人脈を誇っていた。同じ福岡県出身の創業者加藤朝雄氏とは古くから親交があったが、関係が深まったのは89年に大阪市の「王将」戎橋店で起きた火災からであった。 

同店調理場から出火して6階建てビルが全焼、従業員1人と最上階に住んでいたビルオーナーの華僑夫妻の計3人が死亡した。その夫妻の遺族への補償交渉が華僑仲間や暴力団の横やりで難航する中で、「王将」側代理人として仲介に入ったのが上杉氏だった。

交渉は97年、「王将」側がビル焼失による損害補償金や夫妻への慰謝料など計約1億5500万円を支払った上、ビル跡地を約8億5800万円で買い取ることで遺族と和解した。が、U氏に支払った謝礼金約1億円を跡地買収経費に混ぜて申告したため、国税局から99年、「悪質な所得隠し」として追徴課税処分を受けてしまった。それ以来、「王将」の裏工作を司る“影の懐刀”として暗躍し、加藤朝雄氏の死後、3代目社長に就いた長男・加藤潔氏の失脚まで続いた。

潔氏は朝雄氏から経営哲学を徹底的に仕込まれたが、そこは苦労知らずの御曹司。バブル経済末期、父親の遺訓に背いて本業以外の不動産投資などに資金をつぎ込み、有利子負債が約 470億円まで膨らんで破綻寸前に追い込まれた。

直接の引き金は、福岡県のゴルフ場運営会社への約90億円もの過剰融資。バブル崩壊でゴルフ場経営に赤信号が灯っていたのに融資を強行、半分近くを焦げつかせた。その運営会社代表がU氏で、食い物にされている実態に危機感を抱いた外部株主が疑惑を公表し、3代目加藤潔氏に“詰め腹”を切らせたのだ。

4代目社長となった大東氏はU氏や闇社会との関係を断ち、思い切った資産売却と徹底した合理化策で、就任2年で黒字化に成功。売上高も14年3月期に 762億円と過去最高記録を更新するなど、見事にV字回復を果たした。2017年の創業50周年に向けて売上高1000億円、店舗数 800の目標を掲げ、動き出した矢先の悲劇だった。

 

 

 

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