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米朝首脳会談“決裂”食い違う米朝、金正恩氏は国内に「進展」喧伝

2019-03-02 05:26:00 | 日記

北朝鮮は国内向けに、トランプ氏と握手して笑顔で会話する金氏の写真を掲載し、会談の“成功”を印象付けた。国営メディアで両首脳が「難関を手を取り合って克服すれば、関係を画期的に発展させられるとの確信を表明した」と報じた。金氏の平壌出発以来、会談の意義を強調し続けており、いまさら不調だったでは飢えている国民は納得しません。トランプ大統領にはしごを外され、国内外での不満分子爆発に備えなければなりません。早速、金正男氏の息子ハンソル氏の安全確保のため活動しているとされる組織が1日、ウェブサイトに声明を掲載、金正恩政権打倒を目指し、「臨時政府」の樹立を宣言。など慌ただしい動きです。核施設を全て米国に知らせ、万一交渉決裂し戦争状態に突入すれば、あっという間に施設を米軍から攻撃されるのであれば今までの苦労は水泡です。もはや短期の合意は無理と考えるのが自然で、解決できるのは、問題を抱えている両氏ではなく別々の代表かもしれません。

以下抜粋コピー

「北朝鮮は非核化する前に制裁の解除を求めていました。大統領が協議の席を立ったのは喜ばしいことです」(ペロシ下院議長)

 野党・民主党のペロシ下院議長は、「2回も直接会わないと金正恩キム・ジョンウン)氏と認識に差があることがわからなかったのでしょうか」と皮肉を交えながらも、トランプ大統領の判断を支持しました。

 また、ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、「このような結果も交渉の過程では必要だが、もし事前の事務レベルの協議がしっかりなされていれば、もっと良い結果だっただろう」との専門家の見方を紹介しました。

 一方、ワシントンポスト紙は、「ハノイでの首脳会談は、トランプ氏を不動産王に押し上げたカリスマ性や勝負師としての才能が外交問題の領域では通用しないということを印象付けた」と、トランプ氏の外交手腕に疑問符をつけました。

 また、ニューヨークタイムズ紙も社説で、「首脳会談が失敗だったということをごまかすことはできない。非核化は双方が協議を重ね、一歩ずつ前進しないと達成できない」などと論じています。

❷一方金氏は米朝会談が失敗したからとふて腐れているわけにもいかず、1日午後、ベトナム最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長らと会談。式典で笑顔は見せたが、固い表情はほぼ崩さなかった。制裁解除という想定した成果を手に入れ損なった今、経済発展に向けて両国の協力関係をアピールするという当初の狙いは色あせるほかない。

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