英教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」は27日、「世界大学ランキング日本版2019」を発表した。総合順位1位は京都大、2位は東京大、3位は東北大で、国立大が上位に並んだ。公立大のトップは国際教養大(10位)、私立大のトップは国際基督教大(11位)だった。
今年は3回目のランキング。総合順位の上位20校は昨年と同じ顔ぶれで、国立大15校、私立大4校、公立大1校だった。「教育充実度」や「国際性」の評価が高い国際教養大や国際基督教大が順位を上げた一方、東京工業大(7位)、早稲田大(13位)、慶応義塾大(14位)などが順位を下げた。
THEが実施する世界ランキングの指標は研究力が30%を占め、日本の大学が評価されにくい。日本版のランキングはベネッセと連携し、学生1人当たりの教員比率のほか、学生や高校教員、企業の人事担当者らの評価、外国人学生の比率などを評価した。