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韓国、検察トップが職務停止 法相が命令に『職務排除執行停止訴訟審問11/30』

2020-11-28 08:00:00 | 日記
ユン・ソンニョル(尹錫悦)検察総長が、チュ・ミエ(秋美愛)法務部長官に対して起こした職務排除執行停止訴訟の審問期日が30日に開かれる。
ソウル行政裁判所行政4部は30日午前11時、尹総長が秋長官を相手取り出した執務執行停止処分に対する執行停止申立事件を審問期日に開くことにした。
ソウル行政裁判所が執行停止申請を受け入れれば、1審本案判決まで職務執行停止処分の効力が停止し、職務を継続して遂行できるようになる。 泥沼化した法相と検察トップとの対立ですが、11/30ソウル行政裁判所が執行停止申請を受け入れるかどうかが、当面のポイントになりそうです。
以下抜粋コピー
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権で、法相と検察トップが泥沼の対立に陥っている。法相が検察総長に職務停止を命じ、総長側は法的対応をとると反発した。「法の番人」同士の争いは保守と革新の政治対立に結びついており、2022年3月の次期大統領選挙にも影響を与えそうだ。
秋美愛(チュ・ミエ)法相は24日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長の職務を停止し、懲戒を請求すると表明した。捜査中の事件に絡むメディア関係者との不正接触や、秋氏が指示した監察の妨害など6つの容疑を挙げ「総長としての職務遂行はこれ以上許されない」と述べた。

検察改革に反発する尹錫悦検察総長
尹氏側はすかさず「違法で不当な処分に最後まで法的に対応する」と反発し、法廷闘争にもつれこむ可能性が高まった。法相と検察はかねて、文大統領の肝煎りである検察改革を巡り激しい対立を繰り広げている。
秋法相は2019年12月、親族のスキャンダルで起訴された曺国(チョ・グク)前法相の後を継いだ。尹総長の側近を一斉に左遷したほか、「抜かずの宝刀」とされる個別事件への指揮権発動に手を付けた。最近は尹氏の親族に関する事件などへの捜査を指揮し、尹氏が「総長は法相の部下ではない」と抵抗した。
組織防衛に動く検察側も政権を狙った捜査の手を止めていない。文政権が月城原発1号機(慶尚北道)の廃炉を決めた過程で不正が疑われるとして捜査に着手し、文氏側
近の与党議員らが猛反発している。文政権は、検察に代わって上級公務員を捜査する「高位公職者犯罪捜査処」の設立を急いでおり、検察は焦りを色濃くしている。
革新系与党の「共に民主党」は秋法相を援護射撃する。李洛淵(イ・ナギョン)代表は25日「法務省が明らかにした尹総長の行為は衝撃的だ」と述べ、国会でも調査に乗り出す考えを示した。保守系最大野党の「国民の力」は総長の職務停止を「法相の暴挙」として、混乱を巡る文大統領の責任をただす構えだ。
一連の対立劇は次期大統領選を控え意外な展開を招いている。「ポスト文」の適任者を尋ねる各種世論調査で、保守系候補として尹氏の人気が急上昇し、一部調査では李洛淵氏ら革新系有力者を抑えてトップに立った。対立に明け暮れ、政策で国民に選択肢を示せずにいる韓国の政治への批判現象とみられている。
❷秋氏が指示した監察の妨害など6つの容疑
△マスコミ社主への不適切接触、△チョ・グク元法務部長官事件など主要事件の裁判部不法査察、△チャンネルA、ハン・ミョンスク(韓明淑)元国務総理事件の監察・捜査妨害、監察情報の流出、△検察総長への対面監察調査の妨害、△検察総長の政治的中立の損傷など、懲戒の疑いがあるとして、検事懲戒法を根拠に懲戒を請求し、職務を排除した。
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