21日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、15時時点では前営業日の17日に比べて629ドル34セント安の3万3197ドル35セントで推移している。米小売り大手の決算や見通しが市場予想を下回り、米景気や企業業績への先行き不透明感が広がった。米長期金利が上昇し、株式の相対的な割高感が意識されたのも相場の重荷となった。ダウ平均の下げ幅は700ドルを超える場面があった。
ホームセンターのホーム・デポは21日朝発表した2022年11月~23年1月期決算で売上高が市場予想を下回り、24年1月期通期が減益になるとの見通しも示した。小売りのウォルマートは24年1月期の1株利益見通しが市場予想に届かなかった。ホーム・デポが6%あまり下げ、ダウ平均を130ドル前後押し下げている。映画・娯楽のウォルト・ディズニーやスポーツ用品のナイキなど消費関連株に売りが広がり、景気敏感株の一角にも下げが波及した。
米長期金利が一時3.96%と昨年11月以来の水準に上昇した(前週末終値は3.82%)。インフレ高止まりで米連邦準備理事会(FRB)の利上げを打ち止めする時期が遠のくとの見方が強まっている。金利上昇に歯止めがかからず、相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株の売りも目立った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し、2%超下げている。
ホームセンターのホーム・デポは21日朝発表した2022年11月~23年1月期決算で売上高が市場予想を下回り、24年1月期通期が減益になるとの見通しも示した。小売りのウォルマートは24年1月期の1株利益見通しが市場予想に届かなかった。ホーム・デポが6%あまり下げ、ダウ平均を130ドル前後押し下げている。映画・娯楽のウォルト・ディズニーやスポーツ用品のナイキなど消費関連株に売りが広がり、景気敏感株の一角にも下げが波及した。
米長期金利が一時3.96%と昨年11月以来の水準に上昇した(前週末終値は3.82%)。インフレ高止まりで米連邦準備理事会(FRB)の利上げを打ち止めする時期が遠のくとの見方が強まっている。金利上昇に歯止めがかからず、相対的な割高感が意識されやすい高PER(株価収益率)のハイテク株の売りも目立った。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続落し、2%超下げている。