分福の説(幸福三説第二)
福を惜むといふことの重んずべきと同樣に、福を分つといふことも亦甚だ重んずべきことである。惜福は自己一身にかゝることで、聊か消極的の傾があるが、分福は他人の身上みのうへにもかゝることで、おのづから積極的の觀がある。正しく論じたらば、惜福が必らずしも消極的ならず、分福が必らずしも積極的では有るまいが、自然おのづと惜福と分福とは相對的に消極積極の觀をなして居る。惜福は既に前 . . . 本文を読む
昨日、とりあえず自分が把握できた講演会の概要を書いておきましたが、内容よりも講演会のロジや出席者について感慨深いものがありました。
まずロジを僧衣を着された僧侶の方々がやっておられて数百人の俗人が客分の聴衆として事務方の僧侶のかたに受付、会場整理等のお世話になっているのに驚きました。本来僧侶は法を説く立場で俗人はそれを尊び僧侶の方々を上座に据え雑用は俗人が行うべきものです。末世になるとこれがあべこ . . . 本文を読む