福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

神仏分離はそもそも神道理論上からも出来てない

2018-09-14 | 霊魂論
1、 折口信夫は、霊魂は結合して発育する、これを「ムスブ」というと説明しています。「『ムスブ』というのは『霊魂を物質の中に入れると、 物質が生命を得て大きくなつていくと共にその霊魂も育つ て行く。・・』(折口信夫の霊魂論覚書・小川直之)」といっています。この考えからすると江戸以前に神仏を一体としてお祀りしてきた(むすんできた)のは神仏のお力をそれだけ強大にしてきたことになります。それを分ければそ . . . 本文を読む
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9月30日護国寺桂昌殿でリン・リンポチェ師による『縁起讃・修習次第』事前勉強会が開催予定です。

2018-09-14 | おすすめ情報
2018年9月30日(日)護国寺桂昌殿でリン・リンポチェ師による『縁起讃・修習次第(中篇)』事前勉強会が開催予定です。 これは11月14日からダライ・ラマ法王 来日され『縁起讃・修習次第(中篇)・聖観自在菩薩の許可灌頂』を行われるにあたっての事前準備ということです。 . . . 本文を読む
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福聚講、今日の言葉

2018-09-14 | 法話
シュバイッツアー「生への畏敬」1923年 ・我々の間にも無宗教を標榜する人は多い、そしてこれらの人々が無宗教になった理由についてはしっかりした宇宙観を持たないことや、精神的怠惰が原因の事もあれば、既成の宗教的宇宙観に安住できなくなったためという場合もある。生への畏敬の宇宙観ならびに人生観はこれら無宗教の人々に本当の意味で思考の裏付けのある宇宙観や人生観はどうしても宗教的にならざるを得ないことを教 . . . 本文を読む
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神道には国を治めるに必要な仁義の教えがないのは中国に劣るのではないか

2018-09-14 | 法話
慈雲尊者「問決」より 問、神道には国を治めるに必要な仁義の教えがないのは中国に劣るのではないか。答、仁を説くのは逆に国が乱れて仕方ないからで我が国は自然に国は治まってきたから仁のおしえは不要であった。 問、道の道たる、治国平天下の功なり。古今みなこれを儒に譲る。日本の神道この仁義の目あることを聞かず。云何。 答、これ至要なり。‥史記・秦の世家に、「穆公(ぼくこう戦国時代、 秦を大国に押し上げた . . . 本文を読む
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