大師の現世利益を悟りへの手段として重んじられたことがうかがえる一文がありました。大師が撰せられた「大唐神都青竜寺故三朝の国師灌頂の阿闍梨恵果和尚の碑」です。
「・・・(恵果和上は)榮貴を示して榮貴を導き(榮貴を求めるものには榮貴を与えて導き),有疾を現じて有疾を待つ(病気の者は病気を治して導く)應病投藥,悲迷を悲しんで指南。」
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Q,廃仏毀釈の行われた原因は?
A,『日本人の歴史(滝川政次郎)』に以下のように書いてあります。
「・・廃仏毀釈は明治政府の犯した最大の罪悪であって日本社会における人心の頽廃、道義心の欠如はここに淵源を発している。仏教と絶縁した神道は原始信仰に戻らざるを得ないが、ドクトリンを持たない原始信仰は民俗学の対象とはなっても文明人の信仰とはなりえない。故に神仏の分離即ち信仰の喪失となって日本人はその人格の . . . 本文を読む
エマソン論文集より「魂が万物を取り巻いている。・・・魂は時間と空間を破棄する。・・霊は時間を小手先であしらう。・・我々の現身が生まれ出た年から起算する年齢とは別の青年期や老年期があることをわれわれは屡感じさせられる。想念の中にはいつも我々が若い姿で接し、我々を若いままにしておいてくれるものもある。・・・魂の啓示を前にすると「時間」は委縮してしまう。(大霊)」 . . . 本文を読む
木喰上人生誕300年を記念して山梨県身延町なかとみ現代工芸美術館では木喰展を平成30年7月14日(土)~10月21日(日)の間開催中。
木喰上人は1718年(享保3年)生まれで今年生誕300年となります。1810年7月6日(文化7年6月5日)93歳で示寂されています。上人は当方にとっても不思議な大変有難いご縁の方です。私の大恩人の生地と木喰上人の生地は同じ甲斐国西八千代郡古関村で、40年以上前木 . . . 本文を読む