福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

「我も法(事物の構成要素)もともに空であるということ(我法俱空)」

2018-09-10 | 法話
(「覚りと空」竹村牧男)「主体として考えられている「我」も、事物の構成要素として想定されている「法」もともに一切はなんら本体を持つものではなく、空・無自性でゆえに仮のもの、幻のようなものでしかない、」というのが大乗仏教の根本的な立場である。 一体なぜそのようにとなえられたのであろうか、私は、それは大乗仏教徒の禅定の内なる覚体験に根差してのことだったとみている。観佛体験と言ってもよいであろう。大乗仏 . . . 本文を読む
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恩を返さないと横死すること

2018-09-10 | 頂いた現実の霊験
華厳経では恩を返さないと横死するといいます。 「まさに恩を知りて恩を報ずべし。其れ衆生あって報恩を知らざる者は多く横死に遭ひ地獄に生ず」(大方廣佛華嚴經如來隨好光明功徳品第三十五 「諸天子。汝等應當知恩報恩。諸天子。其有衆生。不知報恩。多遭横死。生於地獄。」) ゲーテの格言に「 忘恩は常に一種の弱点である。有能な人で忘恩だったというのを、私はまだ見たことがない。」というのがあるそうですが、これ . . . 本文を読む
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親孝行企業とそうでない企業

2018-09-10 | 法話
親孝行と親不孝 古色蒼然たる「親孝行」を経営理念に堂々と打ち出している企業は大躍進しています。 外食チェーンの「ばんどう太郎」の経営理念は「親孝行」。ここは設立30年で85億円の売り上げ従業員2,200名と大躍進しています。 週刊ダイヤモンドでは「親孝行を義務付けると会社が好業績になる」として以下のようにこの坂東太郎を取材しています 「同社の初任給に関する指導は徹底されている。初任給を使って両親に . . . 本文を読む
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緑青のこびりついた仏器

2018-09-10 | 法話
最近毎日仏具をみがいてピカピカになっています。実は数か月ほどサボって仏器磨きをしていなかったため仏具には緑青がこびりついていました。修法するときに気になっていたのですがやっと数日前から毎日磨けています。仏器は修法するときは毎日磨くのが本来の在り方です。求聞持行のときも太龍寺の行者小屋で後夜行のあと数十個の仏器を毎日磨きました。ピカピカの仏器で修法するのは行者の最低限の務めでした。また毎日磨いていれ . . . 本文を読む
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